東雲

飽き性の人間。ゲームだけは幼少期から好んでいる。 朝散歩や小説の執筆が趣味。

東雲

飽き性の人間。ゲームだけは幼少期から好んでいる。 朝散歩や小説の執筆が趣味。

最近の記事

日記(2024年11月11~17日)

よろこびやかなしみは、よろこびやかなしみ単体で感じ入るのであって、元となった出来事のことは、感じ入っているあいだはすっかり抜け落ちている。ふとそんなことを思う。よろこばしい出来事も、かなしい出来事も、感情が立ち上がった途端に出来事そのものとの距離が遠ざかっていく。立ち上がった感情だけが取り残されていく。時間軸というものが可視であるならば、過去の方向に出来事が流れていくイメージだ。 風はどこから吹くか。わからない。地下鉄駅の階段を昇っているときだった。ホームに進入してくる電車

    • 日記

      ■2024年11月04日 映画『ラストマイル』を観た。某世界最大手の通販サイトをモデルにした爆弾事件がテーマの作品。物流の「ラストマイル」を担う羊急便の社内がてんやわんやするシーンで、白い地図を大きなデスクに広げてペンで書き込んでいく……という描写があった。本当にそんなことをする会社員がいるのだろうか、と思ってしまう。ほかにも、人事データベースから社員データを削除するシーンで、消した痕跡が残らないわけないだろう、と思ってしまう。そんなことばかりが気になってしまった。面白くない

      • 日記

        ■2024年10月28日 雨が降っている。マンションのエントランスから外に出て傘をさす。雨でもまぁ、いいか。という気持ちがある。運動会もないし、遠足もない。こういう雨に左右される予定がない。子供ができたら変わるのだろうか。でも、少なくとも大人の日常において晴雨は大した差ではない。そんな調子の朝、コンビニで買い物を済ませて入口から出ようと(変なことばだ)したら、傘もささずに駆け込んできた女子高生に「すみません」と謝られ、道を空けた。どうしてか歳を取ったと思った。親しみのある「ご

        • 日記

          ■2024年10月21日 文章を書くことを趣味にしているけれど、思えばきちんとした「練習」をしたことがない。だからヘタなのか、と本当に当然のことに今さら気がつく。うまく書けない書けないと苦しんでいるけれど、きちんと「練習」すれば少しはその苦しみも和らぐのだろうか。だが、これは他の趣味の経験から間違いなく分かることなのだけれど、仮にその苦しみが和らいだとしても、他の苦しみを味わうことになる。 「先生、この問題が解けるとどうなるんですか?」「他の問題が見えるようになる」 ■2

          日記

          ■2024年10月14日 冷凍庫の壊れた冷蔵庫を買い直したので、冷凍庫がまともに使えるようになった。アイスを買って小腹が空いたときに食べたり、冷凍ブルーベリーを買って朝ご飯のヨーグルトにトッピングしたりしている。ふと、冷凍野菜なるものがあれば、簡単に野菜のお味噌汁が作れるのでは、と思った。スーパーに行くと、やはり冷凍食材のコーナーに和風野菜ミックスがあった。さっそくだし入りの味噌といっしょに買った。作ってみたけれど、なるほど美味しい。でも美味しいのはだし入りの味噌であって、野

          日記(かつやのとん汁定食(ヒレカツ))

          夕方5時、の少し前。スマフォの歩数計を見ると、5,000歩を少し超えたぐらい。毎日8,000歩を歩く日課のためには、あと3,000歩ほど稼がねばならない。 近所をぐるりと散歩して、大体30分ぐらいだろうか。片道にすれば15分ぐらいの場所に、何があったかと脳内の地図を検索する。 ヒットしたのは「かつや」だった。 今の出で立ちは、黒いスラックスに青のポロシャツ。その上から春秋用のジャケットを羽織る。スマフォはスラックスの右のポケットに、財布(100円引きチケット入り)は左の

          日記(かつやのとん汁定食(ヒレカツ))

          日記

          ■2024年10月07日 物事にはタイミングがある。差し当たっての課題でないと思っていたものが、ある日とつぜん目の前に立ちはだかったりする。そのような時、否が応でも動かざるを得ない。そうして突き動かされながら、ああ、今が「すべき時」なのだと考える。 Chevon(シェボン)というバンドがとてもよい。以前から『愛の轍』を好んで聴いていたのだけれど、『ダンス・デカダンス』にドハマりした。曲がはじまって数秒で惚れたのは久しぶりの感覚かもしれない。 ■2024年10月08日 雨の

          日記

          ■2024年09月30日 お菓子の多い部署にいる。毎日誰かがお土産をなにかしら持ってきているのではないか、と思えるぐらいに多い。ご当地のありがちなお土産から、良いお菓子屋さんの高級そうなお菓子まで、種類はさまざま。毎日ありがたくいただいているし、そのおかげで牛乳とコーヒーの消費量が多くなっている。 ■2024年10月01日 人種だったり性別だったり、生まれながらにして備わったものに由来する差別というのは多い。なくならないのは「生まれながらにして備わっている」がゆえで、つ

          日記

          ■2024/09/23 自分の作品に対する自信がすっかりなくなってしまい、投稿直前になって精神がぐらつく。こっぴどく批判されるんじゃないか、と考えてしまう。けれど、本当に出来が酷いなら文字通り閉口される筈(批判は知得できない筈)だし、同じものを書いているなんて批判されたらそれは常連さんだと言っているようなものだ。 ■2024/09/24 健康診断の結果が返ってくる。尿検査や血液検査の結果も含め、概ね正常値だった。一つだけ基準値を僅かに下回る値があったのだが、医師いわく誤

          最近読んだ本

          ■シナモロールの『エチカ』 スピノザの『エチカ』のシナモロール版。内容は読む前からだいたい察せていたものの通り。シナモロールが可愛いのでそれだけで価値がある。 ■夜を着こなせたなら 短歌集。短歌ってこんなに自由なんだ、と思わされた。単語の途中で七五調の区切り(適切な語彙を知らない)が来てもいいらしい。 ■静かに生きて考える 森博嗣がネットで連載していたエッセィ。いつも通りの調子なので、ファンには読む価値があるようで、ないようで。 ■お金の減らし方 再読。お金の増やし方、

          最近読んだ本

          最近読んだ本

          2024年04月頃から読んだ本について簡単にまとめる。 ■わたしの幸せな結婚 ライトなノベル(ライトノベルではない)って感じ。ときめきを補給できる本。続きも読みたい。 ■人間失格 言わずと知れた名著。僕は嫌な気分になりました。嫌な気分になる、という事実が優れた文学である証左かもしれない。 ■なぜ働いていると本が読めなくなるのか キャッチーなタイトルに惹かれて。想像以上に骨太な内容だが、著者の言いたいことは単純明快。半身で生きよう。 ■菜根譚 岩波の赤。読むのに苦労した

          最近読んだ本

          日記 2024年第15回

          ■人付き合いというバクチ 遊びにしろ食事にしろその他お出かけにしろ、私が声を掛ける側にいると、相手は嫌がっているのではないか、という懸念がついてまわる。だけど、齢をこれだけ重ねると、嫌な人からは自然と距離を置いているのだから、相手だってきっとそうだろう、と思う。昔から「人付き合いというのはバクチ」だと思っていたけれど、最近はそうでもなくなってきた。 ■青空文庫のアプリ 電車でのちょっとした移動中などについスマートフォンを開いて(ガラケー世代の表現ですね)SNSを眺めてしまう

          日記 2024年第15回

          日記 2024年第14回

          ■マスクの袋を両側から破って失敗する 個包装タイプのマスクがある。個包装の更に外側(つまり外装?)の袋に切れ込みが入っているので、そこから裂く。途中まで破ってうまくいかず、反対側の切れ込みからも裂く。真ん中で上手く出逢えるかと思ったがそうはいかず、切り口がガビガビになる。見積もりを誤る人間の愚かしさが詰まった行為だと思う。 ■DDRを毎週末プレイしている メインフィールドはIIDXなのだが、そのIIDXのアップのさらに手前で身体を温めるために2クレプレイしている。Lvは8前

          日記 2024年第14回

          日記 2024年第13回

          ■ドラクエ10に復帰した Ver.7thのパッケージを購入した。とりあえずメインアカウント分のWin版だけ。新しい職業のクエストをやったり、日替わり討伐をやったり。半年ぶりで浦島だけれど、付き合い方を考えれば(つまり熱中しなければ)楽しめるような予感がある。何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのだな、と思う。好きもほどほど、嫌いもほどほどに。 ■チョコクランチのおみやげ どうして、お土産というのは大抵チョコクランチなのだろう。会社で同僚に貰ってふと思う。チョコラングドシャ

          日記 2024年第13回

          日記 2024年第12回

          ■SimCity 2000のBGMを作業用に流している なぜか急にこのゲームのことを思い出した。私がプレイしていたのはPS版で、メモリーカードの容量をいくつも食うゲームだったと思う。近未来感のあるアームの生えたUFOが飛来したり、アルコロジー(?)という大人数が収容できるコロニー的な建物を作れたり。そんなゲームだった筈。 BGMがなんだか独特で、いわゆる「良い曲」という感じではない。心に訴えかけるようなものがない、淡々とした耳触り(この単語が適当か不明)をしている。一曲だけ

          日記 2024年第12回

          日記 2024年第11回

          中途覚醒がなくなったものの、やはり眠気は強い。薬のせいもあるかもしれないし、単純に時間が不足しているせいもあるかもしれない。7h/dayぐらいは眠らないとマトモに動けないのは、どちらかと言えばロングスリーパーだろうか。 朝、近所を散歩していると、クリーニング屋さんのおじさんが、お店の準備をしている様子がガラス越しに見える。 日曜日、今までに入ったことのない路地に入ると、紅茶を出しているお店を見つけた。茶葉や茶器を買うこともできるし、イートインスペースで淹れてもらった紅茶を

          日記 2024年第11回