最近読んだ本
2024年04月頃から読んだ本について簡単にまとめる。
■わたしの幸せな結婚
ライトなノベル(ライトノベルではない)って感じ。ときめきを補給できる本。続きも読みたい。
■人間失格
言わずと知れた名著。僕は嫌な気分になりました。嫌な気分になる、という事実が優れた文学である証左かもしれない。
■なぜ働いていると本が読めなくなるのか
キャッチーなタイトルに惹かれて。想像以上に骨太な内容だが、著者の言いたいことは単純明快。半身で生きよう。
■菜根譚
岩波の赤。読むのに苦労したが、概ね言っていることは通底している。中庸という言葉を何度も思い出した。
■世にもあいまいなことばの秘密
あいまいなことばの例をいくつも挙げている本。著者(川添先生)の本にしては珍しくストライクゾーンから外れた本。平易に書いてあるぶん読みやすくはある。
■愛するということ
こちらも言わずと知れた、フロムの名著。終盤の畳みかけるような論調に引き込まれる。
■推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
ザ・キャッチーなタイトル。意外にも、と言うと失礼かもしれないが、「自分の言葉で自分の気持ちを語ること」という大切なコトが書かれている。この時代、自分の気持ちさえも代弁されがちなので。
■暇と退屈の倫理学
個人的に今回のリストの中でも一押しの本。お歴々の哲学者の議論を土台にしつつ、批判的目線も向けながら繰り広げられる理論に引き込まれる。退屈でいられない我々がどう生きていくべき(倫理)なのかを解く。
■何故エリーズは語らなかったのか?
WWシリーズ……何巻目だっけ。どんなストーリーだったかあまり記憶がないのだけれど、自殺することが究極の恵みで云々……みたいなお話だったと思う。若干マンネリ臭いかも、と感じるWシリーズ/WWシリーズだけれど、そう遠くない未来の予言書のようで、やはり惹き込まれる。
以下、読んでいる途中の本。
■お金の減らし方
再読。お金について考えて、基本的なことに立ち返るきっかけをくれる本。結局、稼いだお金でなにをしたかったんだっけ?
■細雪
谷崎の『陰翳礼讃』が面白かったので。これは……まぁ、どうなんだろう。上は読み終わった。
■世界は善に満ちている
希望の持てるタイトルだけれど、序盤が退屈でどうにも進まない。生徒と教授の対話形式で進んでいくのだけれど、「頭のいい人の考える理想的対話」といった具合であまり読者にフレンドリーかと言うとそうでもない。しかしこういう読むのに抵抗を覚える本こそ、読むべきなのかもしれない。
他にも青空文庫で読んだ/でいる作品もあるが、細かくなりすぎるので省略。
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