日記
■2024年09月30日
お菓子の多い部署にいる。毎日誰かがお土産をなにかしら持ってきているのではないか、と思えるぐらいに多い。ご当地のありがちなお土産から、良いお菓子屋さんの高級そうなお菓子まで、種類はさまざま。毎日ありがたくいただいているし、そのおかげで牛乳とコーヒーの消費量が多くなっている。
■2024年10月01日
人種だったり性別だったり、生まれながらにして備わったものに由来する差別というのは多い。なくならないのは「生まれながらにして備わっている」がゆえで、つまり、差別する側はぜったいに差別される側になりえない、という性質があるからなのではないか。と、そんなことを考えた。
■2024年10月02日
昼、デスクでランチをいただいてからオフィスの外をぐるりと一周する。最近の日課だ。近くの公園の入り口にさしかかると、刺すようなぎらつきが目に入る。どうやらほとんど真上にある太陽からの光の木漏れ日が、風に揺られてランダムに動いたらしい。「木漏れ日」という言葉から想像される穏やかさとは反面、現実は厳しい。
■2024年10月03日
夜、小腹が空く。昼にカツ丼を食べ、おやつに焼き芋を食べ、なお腹が空く。なぜか。胃が拡張されたせいかもしれない。コンビニまで行ってお菓子でも買おうかとしたが、そうだ、新しくした冷蔵庫の冷凍室にアイスがあるじゃん、と思い出す。やわもちのミニサイズ4個入りのうちのひとつをいただいた。
■2024年10月04日
鏡を見てドライヤーで髪を乾かす。鏡うつしの状態で手をあれこれ動かすのが苦手なので、前髪に温風を当てるつもりが後ろへ、右から左に流すつもりが逆方向へ、ということが多々ある。きっと、お金持ちは自分で髪の毛なんて乾かさないんだろうな、とドライヤーのたびに思う。でも、髪を美容師以外の他人に触らせるって、けっこう気を許しているサインかもしれない。
■2024年10月05日
唐突に友人からのメッセージが届き、いつものレストランで飲み食いするとのこと。万難排して、というほどでもないけれど、疲労の溜まった身体を連れて向かう。やっぱりというか、こういうのは疲れていても参加したほうがいい。単純に楽しいし、そもそも疲れていないタイミングなんてものは存在しない。と、考えると、あれこれ理由をつけて断られるときは、そも脈がない。男女の話だと思ってもいいし、友人の話だと思ってもいい。
■2024年10月06日
住宅街を歩いていると、東京でも木々がとても多い。夜になると街灯や自販機の灯りに釣られた小さな虫たちがぐるぐると飛んでいる。こういうの、田舎だけの光景だと思っていた。それぐらいフィクションというのは過剰だし、都市なら都市、田舎なら田舎という記号化が甚だしいのだろう。それがフィクションをフィクションたらしめる所以かもしれない。
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