そぼろのきもち

3人家族。旦那さんのことをこよなく愛する。日々の暮らし。

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最近の記事

気づいたら友人が敵になってた話

昔から 気づいたら味方だと思っていた人を敵に回してた みたいなことがよくあって。 それは多分 言葉が足りない 誤解を解かないまま 気が利かない の3つのせいだと自分でも気づいていて まず 言葉が足りないに関しては 純粋にボキャブラリーが少なくて自分のその時の 気持ちを自分の知っている言葉で言い表しきれない それが理由なのだと思うけど。 この歳になって自分の思ってることが表現しきれない って結構致命的で。 多分頑張ればどうにかなるとかそういう問題でも なくて、

    • 2番目に好きな人と結婚したら幸せになれた話

      夏になるといつも思い出すのは 決まってあの頃の思い出。 君と初めてのデートで行った山の神社 多分行先はどこでも良かったのだろうけど。 暑くて仕方なかったのに 手を繋いでひたすら歩いた 私が目が痛いって言ったら ずっとコンタクトの心配してくれたね 秋になると思い出すのは ちょっと涼しくなった頃に君の自転車でニケツ わざわざ遠い高校まで自転車かっ飛ばして来てくれた サッカー部の部長 その肩書きに惚れてたと言ったら悪いけど 高身長、イケメン、部長。 高校生がいかにも憧

      • ナマケモノみたいに優しい旦那を怒らせた

        旦那と喧嘩をした。 旦那はちょっとやそっとのことじゃ怒らない 温厚な人。 そんな人をいつの間にかわたしは 追い詰めて追い詰めてどこか帰ってこられない 遠くの世界まで送ってしまったようだ。 . どこでこんなに彼を追い詰めたのか 自分でも反省してみたけど分からなかった。 . たぶんそういうところなんだよね 価値観って人それぞれって言うけど 夫婦なんだしこれは分かってよって 押し通してた部分もあった気がする 彼は優しいからそんなことなんて許してくれるし そういうとこ

        • あの時よりも幸せな時ってこれから来る?

          『あの時よりも幸せな時ってこれから来る?』 布団に入ってから私は呟いた 旦那はこう言った 『今が1番幸せでしょ〜これからもっと幸せだよ〜』 嫌気がさすほど楽観的 私のあの過去の何を知ってて この人は言ってるのか? 『そっかぁ。楽しみだね』 よく分からないけどそう言っておいた 翌年子供が産まれた 旦那によく似た男の子 今もスウスウ音をたてて気持ちよさそうに 隣で寝ているんだ その隣には死んだように寝てる似たような顔 梅雨の合間のつかの間の晴れ 窓から吹く風が涼し

          5年間、不妊の末たどる道

          わたしは5年前に結婚してから ずっと不妊でした 年齢も年齢なので、周りは 結婚、出産ラッシュ 『結婚出来たんだからいいじゃないか』 不妊治療をしている時によく目にした言葉です そうなんですよね 結婚したくても結婚出来ない人からしたら まず結婚できたことが喜ぶべきことなんです でも人間はどんどん上を求めてしまう 自分が報われていることを忘れて 報われないところばかり目を向けて 上を求めてしまう 私自身不妊で悩んできたので 不妊の人が妊娠した人の報告に素直に

          5年間、不妊の末たどる道

          私の最後の恋#5

          彼と別れて数ヶ月 ここ数ヶ月はぼーっとしてたら あっという間に過ぎていった ポッカリ空いた心の穴を埋める代わりのものは 特になかったから ポッカリ空いたまましばらく過ごした 、 ようやく色々気持ちも落ち着いて もう一度じぶんと向き合おうと思えた頃 あのカフェに行った いらっしゃいませ! 『パンダ』だ。 ドキっと。うわぁ。と。 ちょっと今日は複雑な気持ちたった。 オーダーを取りに来てくれたのも 『パンダ』だった。 、、、いつもホットジンジャーエール と思

          私の最後の恋#5

          私の最後の恋#4

          その日は仕事を終えると そのあと彼に会った あんなことがあったあとだから 私の心は複雑だ この日彼からこんな言葉を きくことになるなんて思いもしなかった 『別れたい』 え、どうして。 頭は真っ白になる 当時付き合っていた彼とは 3年になる もちろん結婚も考えていた 私も彼もそこそこいい歳だし 考えてくれてると思っていた なんでとしか思えなかった。 はずなのに 心のどこかに『パンダ』がいる 自分が許せなかった 彼が言うには 私との未来が見えない。

          私の最後の恋#4

          私の初恋は木曜日にはじまった

          わたしの初恋は中学校1年生の時 相手は小学校からの同級生 幼かったあの頃は好きなほど嫌いと 言ってしまうそんなお年頃で 告白はできなかった。 それと同時に 好きと言ってしまったら終わってしまう そんなことを幼いながらに 感じていたからかもしれない わたしのお昼休みの日課は ベランダで友達と話すこと もちろんその理由は サッカー部だった彼が毎日 そこから見られるから 彼は身長が高くてかっこよくて 誰からみてもモテる人だった わたしは吹奏楽学部の地味な人間 今後交わ

          私の初恋は木曜日にはじまった

          わたしの最後の恋#3

          わたしは彼のことを 『パンダ』と呼ぶことにした パンダはオーダーをとると奥に 帰っていった はじめて話したドキドキもあったが 思ったよりも冷静な自分がいた なぜ冷静なのか? そもそもわたしはその時 付き合っている恋人がいた だから私にとってこのお店の かっこいい彼は『パンダ』でしかない 恋愛対象として見る気もなかったし ただただ目の保養だった そんな気持ちもあってか 実際にはじめて話せたのに こんなもんか。 というなんとも寂しい感想だった だって話せたからといっ

          わたしの最後の恋#3

          わたしの最後の恋 #2

          『すみません、ホットジンジャーエールひとつ』 、、、 顔をメニュー表からあげると そこには彼がいた 『かしこまりました』 パンダが喋った 『はい、お願いします』 パンダと喋った これがわたしと彼のはじめての 会話になった そこにいた彼は思っていたよりも 若くて当時のわたしと同じかそれよりも 若いかくらいの歳にみえた そして大きな瞳が印象的だった でも、、疲れてるのかな クマがみえた 笑顔でオーダーをとると また奥の方へ行ってしまった 彼から広がるほん

          わたしの最後の恋 #2

          わたしの最後の恋 #1

          疲れた日、ふとカフェに立ち寄る 『いらっしゃいませ』 仕事で疲れているわたしははやく座りたい いつものやつで そんなのは伝わらないくらいの頻度で しか行ったことのないカフェだ でもホットジンジャーエールが美味しいから ここではそれしか頼んだことは無い でもわたしはここに来る理由がある 彼がいるから。 本当は休みに来たのでも ホットジンジャーエールを飲みに来たのでも 座りに来たのでもない 彼がいるから。 話したこともなければ、名前も知らない 気づいた時には

          わたしの最後の恋 #1

          運命はあるのかもしれない

          あるときカフェで一際目を引く 男性がいた 出逢った時から この人と何かある気がする あって欲しい そう思っていた 。

          運命はあるのかもしれない