見出し画像

わたしの最後の恋 #2


『すみません、ホットジンジャーエールひとつ』



、、、


顔をメニュー表からあげると
そこには彼がいた


『かしこまりました』


パンダが喋った



『はい、お願いします』


パンダと喋った


これがわたしと彼のはじめての
会話になった


そこにいた彼は思っていたよりも
若くて当時のわたしと同じかそれよりも
若いかくらいの歳にみえた



そして大きな瞳が印象的だった


でも、、疲れてるのかな

クマがみえた


笑顔でオーダーをとると
また奥の方へ行ってしまった



彼から広がるほんわかとした雰囲気は

まさに動物園のパンダ



今日からわたしは彼のことを

『パンダ』

と呼ぶことにする



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?