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ショートストーリー集「好きなページはありますか。」はじめます!
宮崎本大賞実行委員の小宮山剛(椎葉村図書館「ぶん文Bun」所属)です。
この度「第4回宮崎本大賞」のnote運用担当を拝命しましたので、この記事にてご挨拶申し上げます。そしてこのnoteで始めるショートストーリー集「好きなページはありますか。」の文章創作をこれから頑張っていきますので「スキ」やシェアでの応援をよろしくお願いいたします!
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私が宮崎本大賞の実行委員に加入したのは「第3回」から。2019年3月8日に発表された第1回宮崎本大賞(受賞作は青山美智子さんの『木曜日にはココアを』)のときはひとりの「宮本ファン(みやぼんファン)」だったのですが、今やこうしてnoteの担当を務められることを嬉しく思います。
🌴宮崎本大賞とは?
宮崎本大賞とは、宮崎県内の書店員を中心とした本好きが店舗や業態の垣根を越えて集まり、地域の皆様の本に触れる機会が増えるように、また本に関係する場所に集まっていただくことを目的として設立した賞です。
このように宮崎本大賞は、書店だけでなく図書館なども含めた「本好き」の「本好き」による「本好き」のための集まりです。スキが止まらないんですね。
これまでに、第1回では『木曜日にはココアを』(青山美智子さん)、第2回では『本日のメニューは。』(行成薫さん)、第3回では『ひと』(小野寺史宜さん)と、新たな本好きを増やすための名作たちをおすすめしてきました。
宮崎本大賞がおすすめするのは「文庫本の小説」です。
文庫本っていいですよね。片手で読めるし、持ち運びやすいし、カレーを食べながらでもコロッケを食べながらでも読めます。旅行の時は(実際に読むかどうかはおいといて)文庫本を何冊も持っていきたくなりますよね。文庫本は、何冊あってもいいもんです。
できるだけ多くの方に新しい物語との出会いをおすすめしたい。文庫本という片手におさまる世界の魅力をお伝えしたい。
そんな思いで、今現在も2023年3月8日の「第4回宮崎本大賞」発表に向けて全力準備中です。
🌴あふれだす妄想、生まれ出る構想
第4回宮崎本大賞は、次のようなメンバーで実行委員を務めながら運営しています。
山下俊司 (未来屋書店) ※委員長
大塚亮一 (明林堂書店)
城野達也 (ニューコ・ワン(株)TSUTAYA)
小宮山剛 (椎葉村図書館「ぶん文Bun」)
田中佑輝 (田中書店)
寺田 晃 (津江書店)
星野絵美 (紀伊國屋書店)
![](https://assets.st-note.com/img/1659600613196-QrvVb48pEU.png?width=1200)
宮崎本大賞実行委員は、書店・図書館など業界の垣根を越えた本好きの集まりです。上記の写真のメンバーはその一部(プロフィール画像をすぐ用意できた人々)。その他メンバーも今後登場するかもしれないので、今後ともこのnoteや宮崎本大賞のTwitterにてチェックしていただければと存じます。
さて、そんなメンバーでZoomをつなぎ会話していた、初夏のある日の打ち合わせのこと。あれは宮崎本大賞の広報ブランディングをどうしていこうかと話しあっている時のことでした。
「好きなページはありますか。」という宮崎本大賞のコンセプトコピーを使って何かやりたいよね・・・と話していた時のことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1659687464729-n3vZvKKTlv.jpg?width=1200)
突如、実行委員のひとりである小宮山剛(私)が「これは僕の妄想なんですけど・・・」と喋り出したのです。
その妄想を多少綺麗にまとめると、こんな感じ↓
ある日の教室、高校生の女の子が教室で誰かを待ちわびている。
その女の子が待っているのは同じ高校に通う憧れの先輩で、先輩には一冊の本を貸している。
高校生の男の子は、後輩の女の子に借りた本を返すために教室へ向かっている。その手には一冊の本があって、彼はその中の1ページのことが忘れられずにいる。
彼は彼女に尋ねたくてたまらない。
あのページを彼女はどう読んだのだろう。
教室で彼女は待っている。
彼があのページをどんなふうに読んだのか尋ねるタイミングを思い描きながら、待っている。
教室のドアが開き、はじかれたように二人の目があう。
「好きなページはありますか。」
無言のままに、二人の会話がはじまった。
・・・もしこれが一般の民間企業のミーティングであったら「小宮山君、今日は仕事やめたほうがいいんじゃない?」となっていたかもしれません。
しかしそこは宮崎本大賞実行委員のミーティング。本好きの本好きによる本好きのための宮崎県を生み出す会であります。
「これいくつもシチュエーションが生まれそうだよね」
「宿題!1人3つ『好きなページはありますか。』なシチュエーションを考えよう」
noteで連載してショートストーリーをたくんさん書いちゃおう
そんな声があがり、全員がそれぞれに描く「好きなページはありますか。」なシチュエーションが集まりました。
そしてそれは、一つ一つが素敵な物語。ショートストーリーを印刷したA4のペーパーを並べていると、まだ名もない登場人物たちがそれぞれに動き始めるのがわかりました。
「これは、本好きたちが生み出しちまった一連の物語だ!」
言いだしっぺの小宮山はそんな感動をおぼえました。
そして「この物語は書き上げられなければならぬ」と決意するのです。
🌴はじめます「好きなページはありますか。」ショートストーリー集
こうして生まれたショートストーリー集「好きなページはありますか。」を、これから宮崎本大賞のnoteアカウントで更新していきます。
初回の記事は8月16日にアップされる予定です。
記事はnoteマガジン「好きなページはありますか。」にまとめていきますので、本アカウントのフォローとマガジンの購読登録をよろしくお願いいたします!
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ショートストーリー集「好きなページはありますか。」は、次のようなメンバーで制作しています。
≪企画編集≫
宮崎本大賞実行委員会
≪イラストディレクション≫
河野喬(TEMPAR)
≪イラスト制作≫
星野絵美
≪文章制作≫
小宮山剛(椎葉村図書館「ぶん文Bun」)
もう本当に「本好きが高じていつの間にか書いちゃいました」状態なのです。
そんな宮崎本大賞のnoteをお読みいただいて面白いなと思った方は、noteをフォローしていただき、実行委員が運用しているTwitterもフォローしていただけますと嬉しいです。
そして日々宮崎県内の書店にてお好きな本をお求めいただきながら(下見は図書館でどうぞ)、2023年3月8日発表の「第4回宮崎本大賞」をお楽しみにしていただければ嬉しいです!
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「好きなページはありますか。」
この一言からはじまる、本が好きな人もこれから好きになる人も楽しめる物語。
宮崎本大賞のnoteでご覧ください。