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釜石大観音仲見世のリノベーションに取り組んでいます。コワーキングスペースco-ba kamaishi marudaiを運営

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最近の記事

不来方とユートピア

岩手県の盛岡という土地には、古い呼び名がある。 それを不来方(こずかた)という。 この地名には昔話のような由来がある。 昔あるところに羅刹(らせつ)という鬼があらわれ、悪逆の限りをつくすようになった。 人々は困り果て、神社の神様にお祈りしたところ、神様があらわれて羅刹を捕まえた。 そして、二度と来ないよう誓いをたてさせ、その証として岩に手形をつけさせた。 このことから「二度と(鬼が)来ない土地」ということで、不来方という地名になったとさ。 どんどはれ。 …とい

    • 自分に合った道を見つけるには

      妻がキャリアコンサルタントをしているので、いろいろ話を聞くことがある。 最近聞いたのは、地域おこし協力隊で、来年、卒業するK君の相談についてである。 K君は僕もよく知っている人で、活動内容もおおよそ知っている。 地域おこし協力隊には任期があり、多くの場合、3年で卒業となる。 自治体によっては1年とか2年の場合もあるようだが、いずれにしても3年を超えて隊員でいることは出来ないものらしい。 地域おこし協力隊について回る問題として、卒業後どうするかというものがある。 た

      • 幼児性と社会性

        子どもは親の庇護が必要であるが、いつかその庇護はなくなり、自力で生きなければならなくなる。 これは人だけではなく、動物も同じである。 例えば、ツバメの巣を見ればよくわかるだろう。 エサを運んで口に入れてもらっているツバメの子も、人間の子どもも、そのような意味では同じようなものである。 自力で飛び、エサを見つけなければならなくなる瞬間というのは、なかなかの試練ではないかと思う。 人間が学校を卒業して、就職するなどして、自分で収入を得るようになる瞬間も、それに匹敵するほ

        • 一夫多妻で解決できるのか?

          人口減少問題に関して、一部の有名人…彼らを何と言い表していいかわからないが、具体的にはホリエモンこと堀江貴文氏とか、先日の都知事選で2位落選となった、石丸伸二氏などである…が、日本は一夫多妻制にするべきだと言っている。 学歴でいうと、それぞれ東大、京大卒である。 俗っぽい言い方をすると、賢い人たちである。 また、その他にも、もう少し昔に有名な建築家が、そう発言しているのを聞いたことがある。 公式の場ではなく、飲んでいる席だったので、どこまで本気だったのかは不明ではある

          自由によって淘汰される

          ルッキズムのそしりをのがれられないかもしれないが、最近の若い人には美男美女が多いと思う。 僕らの世代は、団塊ジュニアにあたるが、クラスの卒業アルバムなどを見ても、美男美女の発現率は1割にも満たない。 一方、最近、高校の課外授業などで接する高校生を見ると、半数ぐらいはいるように思う。 以下は、この主観のみに基づく、かなり大雑把な推論である。 現状、日本では、容姿が一定以上のレベルに達していないと結婚できず、子孫も残せない社会なのではないか。 子どもの容姿は、当然ながら

          自由によって淘汰される

          詩的な罪

          最近、岩手県民、とりわけ盛岡市民がSNSでさかんに投稿して、問題になっていることがある。 といっても、この問題は、たぶん他地域の人には理解が出来ないのではないだろうか。 それは、ある大手マンションデベロッパーが出した、折り込み広告についてである。 盛岡に新しくできるマンションの広告に、そのマンションの完成予想図が大きく掲載されており、その背景にあるのが、本来は岩手山であるはずなのに、なぜか青森の岩木山なのだ。 ごく端的にいうと、それが許せないという投稿であふれているの

          詩的な罪

          不合理な領域

          YouTubeでブラックバス釣りのプロの動画を見ていた。 知らない人は、ブラックバス釣りにプロがいるのかと思うかもしれないが、それがいるのだ。 ブラックバス釣り大会(トーナメントという)で賞金が出て、それが収入となっているためプロと称される(通称バスプロ)。 ただし、収入の実態はよくわからない。 というのも、そういう人たちはだいたい、釣り具メーカーのテスターやビルダーをやっていたり、最近だとYouTube動画配信をしていたりして、他に収入があるからだ。 なお、テスタ

          不合理な領域

          格差が出来るメカニズム

          大谷翔平の活躍は、日本人の想像をはるかに超えたものであることは、誰もが認めることであろう。 僕は、高校生の時、ホームステイに行ったことがあるのだが、その時一緒に行った同級生が、現地のアメリカ人に対して Japanese baseball is low level(日本の野球はレベルが低い) と言っていた。 文法的に正しいかどうかはわからない。 それはともかく、手のひらを下に向けて、上下に動かすジェスチャーをしつつ、自虐的にそう言っていたのが、なぜか印象に残っている。

          格差が出来るメカニズム

          自由がうつ病の原因

          またしてもコテンラジオからの引用で恐縮だが、資本主義の歴史についてのシリーズで、コテン代表の深井氏がこんなことを言っていた。 資本主義登場以前には、うつ病も統合失調症もなかったと書いた本があったと。 資本主義の特徴は、それ以前の封建制度などと比べて、自由や権利があるところなのだが、それが原因で、うつ病などが増えたという説があるということだ。 その説を受けて、自由がなければアイデンティティの喪失もないし、自由があるために選択が必要になり、いい選択と、悪い選択というものが出

          自由がうつ病の原因

          シジミのみそ汁の身を食べるのはマナー違反?

          今日、X(旧ツイッター)で、Yahooニュースの記事が流れてきた。 一度ならず二度までも、しかも二度目は脳科学者の茂木健一郎氏だ。 すでにかなり拡散されていることが推測される。 シジミのみそ汁 身を食べるのはマナー違反? 注意したい2つのポイント というタイトルである。 「シジミの身を食べるのはマナー違反だったのか!?」と思って釣られたのは、僕だけではないということだろう。 ちなみに読んでみると、シジミの身を食べても食べなくてもマナー違反ではないと書いてある。

          シジミのみそ汁の身を食べるのはマナー違反?

          人生なんて偶然に決まる

          最近、コテンラジオを聞き始めた。 だいぶ前から、妻から存在を聞いていて、面白そうだなと思ったけど、どうやったら聴くことができるのかわからず、かといって積極的に探しにいく気も、なかなか起きなかった。 たぶん初めて名前を知ってから、1年ぐらい経ったと思うが、先日、釜石から鈴鹿への移動中に聞いてみることにした。 なにしろ遠いので、その時間もなるべく有意義に使いたい。 歴史の勉強は、何かの役に立つかもしれないと思ったわけだ(その割には遅かったが)。 その時は、第一次世界大戦

          人生なんて偶然に決まる

          フリーランスをやめてサラリーマンに

          前回の投稿に「スキ」してくれた方のページを見に行くと、興味深い投稿があった。 それは「フリーランスをやめて、正社員になった」という内容だった。 昔は脱サラして自営業をはじめたという話を聞いたが、それと反対なのである。 20代の女性で、2年前にフリーランスになったが、思ったように収入が得られず、やりたい仕事が出来るわけでもないので、行き詰ってしまって就職したということだった。 若い人というと語弊があるかもしれない。 僕が就職したころから、その傾向はあったと思うが、より

          フリーランスをやめてサラリーマンに

          エフェクチュエーションで起業できる

          実はちょっと疑問に思っていた。 起業や新規事業をする時に、事業計画書を求められることだ。 融資を受ける際など、資金調達する際には、出資者に採算が合うことを事前に示す必要がある。 その一つが事業計画書である。 初期投資がいくらで、ランニングコストがいくらで、月々または年間の収入がいくらだから、何年で返済が可能であるか示す必要がある。 収入計画も絵空事であってはいけない。 根拠が必要であり、それを示すとなると、説得力があるのは過去のデータだ。 つきつめると、過去のデ

          エフェクチュエーションで起業できる

          おせっかいAIおばさん

          なんの映画だったか忘れてしまったが、アメリカ映画で、大学の寮のルームメイトをAIが決めるという場面を見たことがある。 ChatGPTが昨年、話題になって以来、AIは我々一般人の生活と無関係でないという実感が生まれつつある。 AIという言葉は、僕が高校生の時ぐらい(30年以上前)から知っていたような気がするが、そのころはまだ、3歳児程度の知能であるとか、チェスの対戦で人間にはかなわないと言われたりしていた。 iPhoneにsiriが搭載されたり、Googleのアレクサが登

          おせっかいAIおばさん

          パワーストーンと駄菓子

          僕の会社は釜石大観音仲見世通りで、コワーキングスペースを経営している。 元はお土産屋だった建物をリノベーションして、コワーキングスペースにしたのだけど、道路に面する部分だけ、空きスペースにして残した。 仲見世通りを、以前のように観光スポットとして復活させることが目的だったので、その部分は商店にしたかったのだ。 ではなぜ、コワーキングにしたかというと、自分でも運営可能だと思ったことと、人が集まるところを作れば、商店も出店しやすくなると思ったからである。 しかし、コワーキ

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          村八分とシェアリングエコノミー

          借りパクする人は驚くほど多い。 借りパクとは、借りたものを返さない(パクる)ことだ。 僕の周りにいる人がたまたまそうなのか、国民的、全人類的にもそうなのかわからないが、まず本を貸すと9割方返ってこない。 借りパクしそうな人には、初めから貸さないのだけど、この人なら大丈夫そうだと思って貸しても、返ってこない場合がほとんどである。 本を人に貸してはいけない。 いらない本ならその限りではないが。 僕は釜石市で、co-ba kamaishi marudaiというコワーキン

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