私は求める 一時の芳香でなく 共に死んでゆくものでもなく 私に敵対的な視線を送る 対岸の駿山を 決意の吐露 口を閉ざすくらいなら かなぐり捨ててやるわ 曖昧な 思慕なんて
私たちは偶然にも、一人の、或る人間を愛します 私たちの欲は尽きることがなく、手に入ったものを食べ尽くすと、その頃にはもう視線は新たな獲物へ 私たちは、いったい何であるのでしょう 私たちは、、、私なのではないのか 私だけが望むと共に必然的に私に付随している 自己を愛することが、どうして他者を愛することに劣るのでしょうか 私たちの一人として、一度として他者を手に入れたことはないのに。
試されている、今、はた留り、、時流 美は自ずから誘惑する ここに私の最後の波濤がある 対なる高波は滴るような青を秘めて 白い、無垢の性質 記憶の、、、泡 過去よ! これは巡る天体に沿って 潮満ちる、写しの浮世、、、影 だんだんと影堕ちて 妖艶な黒さ、瞳孔を呑んでゆく あなた、あなた、 還る後ろ姿は、絶頂の喜びを過ぎゆく 夕凪の静謐は、彼方への欲情に勝るのだろうか 最高の苦しみと最高の喜びとが手を繋いでーー 共に海底に占める、 大海の表面にのみ憧れるや? 渕へと探らずにはい
外形的に美的な人物 その美を欲望するゆえにその人物の自由などもはやどうでも良くなる また、その人物に配慮しようというのは、その人物の自由が二次的なものに過ぎないということなのだ ならば、醜い方がいいのか? 人間の十分な生には美は欠かせない 美という価値自体と戦う必要があるのだ 自己犠牲をやめることだ 「もはや」という自己軽蔑 軽蔑が許されるものと許されないもの いや!通り過ぎるべきなのだ そうか、映像が私の趣味に反するのは 私と次元の違う全ての人間性を軽蔑し、 その属性と
欲望と現状を解釈することは灼らかさへの方法。 諸相への意向 はぁ!人間の日常につきものの退屈、類視、人並み! 嫉妬は月並み 感激、激衝、飄逸、快楽! 実際の条件を変えることができないのならば、偶然を選択するしかない 0と1は全く異なり、それらと2はもっと異なるそして、2とこれ以外は最も異なっている。 近視の支配心と遠視の支配心 忘れると言う時にやはり見詰めている心 性と意志と快楽 過ぎ去る感覚は、焦点を手前側に作る 過ぎ去る感覚を個別明白に表現する
道具が与えられただけだ、振る舞ってやる義理はない どうして、男は女の悪徳ばかりを真似るのだろう それは、男が女の悪徳ばかりを好むからだ そして、そのことこそ女の素性を悪徳たらしめている 「それでいて、私を肯定できるだろうか。」 「私でないのならば、なんの意味があるのか。お前たちの幸福が、不幸が、私に対していかなる比喩を持つというのか!」 「私が私でありながらあなたでないことにどうして満足できるのか。私が私でありながら、私を愛することが叶わないということをどのようにして飲み
ひもじさに喘ぐ 私に興奮して 秋の風
性犯罪者 男とはそういうものなのだという声が聞こえる 私たちの誇りとは、いったいなんなのだろう。 もはや、支配するのも嫌だ。私たちは支配されるのだから! それでも私たちには自然的な後ろめたさが付きまとうだろう。私たちは、自然本性的に男であるのだから 女の女であるところならお前たちにくれてやる。 だが、そこに落ちている女の美徳は私が攫っていくぞ
さぁ、変身の時だ。私たちの肉体がそう命じている。私の私がそう命じている。 私の内の居た堪れなさが動き出さなければならない 我らは素晴らしい!私でないこと、それはなんという損失だろう! 実存が実在して「いる」。そうだ!ならば私の高貴さこそ何ものにも先駆けて存在を勝ち得ている。 誇りと自由 私の精神の外殻として外観的な美徳を欲する。 本物の誇りとは、その人物の宿痾でもある。
解決によって問いが目の上のたんこぶではなくなるもの それは、問いが私の誇りに関わらない限りでは はぁ、共感を呼び起こすか、偶然を祀り立てるか、、、、 月並みな感覚、こんなものは共感の釣り餌になるだけだ 一般が月並みであるか そんなことは私の関心をひかない。 月並みなものはそれそのものゆえに月並みである それでは、この感情が本質的なものだとすれば 自分にもそうであるように他人にも自浄作用がある 悪口がはけ口になるのならそうしてもらおう
港、車窓、墓標、、、その他諸々 予定調和の予定の部分 信号、鉛、鉛筆、、、その他諸々 予言の事態の部分 稲穂、日常、海、、、その他諸々 予知夢の現実の部分 私たちは感謝する 今日も明日も明後日も 私たちは懺悔する 今日も明日も明後日も 私たちは祈祷する 今日も明日も明後日も 永遠の、部分 私たちは投げ出さずにいられるだろうか 投げ出してきたものから復讐されずにいられるか 退屈さが私たちから空虚を取り返しにくる 生来、空虚とは静けさに挟まれていた 私たちは上手に皮肉をいえる
旧い、旧い。と言うが、本当にそうだろうか。いや、実に現在のものでさえ、最も旧いものであるにとどまるのだ。 月も夜酒も夜桜も、皆、かれる 興醒めの正気にかかれば よって、正道には偶然は巡らない なぜなら有象無象というのは できれば遡りたいといつも思っているからだ 彼らは月を並べて目眩を起こす どれも並々に見えて、錯乱する 要するに彼らは、ツキを愛さない
狂人の客観と主観 狂人の客観 我々が思ってもみないところに目的性を見出すことができる→狂人は常識を超越していながら、常道に反さない。つまり、新たな常道を拓くことができる。 狂人の主観 その人のセンスが確かなものであり、それを見出す術も会得している。(センスがあるだけで、それを適用する感覚を知らなければ或る形の良さを示す美意識で活動することができない。)→狂人はサラッとしている=狂人は過ぎ去る人間である 狂人の主観と客観は、共同して一つの美意識を体現しなければならない。 何故
用心深く信じることだ。周到なまでに。 実は孤独じゃない 世間のではなく、自身の恥部を犯せ こことあそこが嫉妬し合わずに? 私があなたでないことも、 僻んでも君は在る 悲願すらあまりにも 彼岸へはいつまでも 帰還は願わず 荊棘の紐で繋いで めぐる目的が私の目を閉ざす 伝った血筋で盲目の運命を唆す 点と点で世界を騙れ 千を飛ばして一まで、あなたまで 故なきこと 幸福と感謝に唸る、まるで自ら言い聞かせるように。 内容よりも文体が、思想の響きを台無しにしてしまった。 驚愕
こんなことは、尾を強く曳く。尾を曳く、 などか、この世界死に至っては、 私の生の亢進は、、、 死、痙攣するようにして、必然的に? そのような調和だったのか、それとも哀切な、、、 私は私の死を生きる、それは愛するだろうか その愛が私を何に仕立てるか。そもそも、 私が何かであるという欺瞞がまかり通るとは! 死よ、私をそうか! 君しか、君しか私を愛さなかった、 私を、何かであることにさせるのは、何かの私にさせるのは、関係的なあなたに対してのみ!! 私はあなたを愛す、愛さざるを得