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Yukari ota
2021年3月1日 00:34
村にはさ、昔ねぇ。近所のお婆さんが思い出したように語りだした。もう今はいないけど、グンナンは鋳金やさんで、今の織物部屋の向かいの小屋が工房だったの。 それに 今あなたが住んでる家、小さな別小屋があるでしょ。あそこは額縁工房だったのよ。そうそう 今は別の人が住宅として使ってる建物、あれは駅舎。もう通ってないけどね。そんなに昔の話ではない。つい 20年ほど前は 小さなコミュニティの中で
2021年2月20日 21:35
白樺の樹皮を剥いでゆっくり日陰で乾燥させた後 白樺のテープを作る。この作業が作品完成100とすると80%を占めると私はよく話している。樹皮にはコブや キズがあるので、そこを避けながらテープを作るので 長くて綺麗なテープを確保するのは結構難しい。大きな作品を作るときには テープの長さが足りないので補充しながら製作を進めていく。ポシェットの製作過程を載せてみるとこんな感じ。互い違い
2021年2月12日 07:20
製作をしていると "自分の意味" "幸せ""生きる"・・・色々な疑問が沸いてくる。 手を動かしていると頭の中は割とリラックスして別の事を考えられるからだ。今日はインスタグラムでこんなタグをしてくれた方がいた。コメントを訳すと白樺(ネーベル)工芸品がこんなに増えるなんて思わなかった。数年前まで私は白樺工芸品なんてダサいと思っていた。でも間違ってた。@minfavorit_ykr
2021年2月7日 18:41
今はコロナで閉まっている時間の方が多いけれど SKANSEN スカンセン と呼ばれる野外博物館がストックホルムにある。スウェーデンが時代と共に生活様式や景観が変わっていくなか、工業化以前のスウェーデンの様々な地方の暮らしを見せるために、"アルトゥール・ハゼリウスが1891年10月11日に開業した "という歴史ある観光名所だ。その歴史ある場所にある博物館ショップにはスウェーデン全国から集められた
2021年2月4日 05:34
白樺樹皮工芸は古くから北欧諸国で親しまれている。しかしそれを生産する職人の数は高齢化と共に減りつつある。私は白樺工芸作品をスウェーデンの数ヶ所のショップで取り扱いをしていただいていたり、年に数回だが、手工芸マーケットに出展している。その時によく受ける質問がある。"職人の跡をついだのか?"'"伝統工芸をひろめたいのか?"私は伝統を継いでいるという意識はない。たまたま魅了されたものが北