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北欧で手工芸と暮らす

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スウェーデンで手工芸に触れながら暮らす。 ある時は村の記憶。ある時は手工芸の話。 幸せってなんだろう。 正解はひとつじゃない。 間違ってもいいじゃない。 多分大丈夫。 …
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2021年1月の記事一覧

スウェーデン家具職人試験

スウェーデン家具職人試験

家にあった しばらく開けていない段ボールを開けてみた。

こちら

にある職人試験の書類や写真ファイルがでてきた。 これはいい機会だから今日はその書類を。

私が提出した職人試験の家具の提案書。

Syskåp --- ミシンキャビネットだ

計画書は2007からの一年間の学習計画、デザインに至った経緯からはじまる

私はミシンを収納でき、さらに机を引き出すとミシン作業ができるようなキャビネットに

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見るのは他人じゃない

見るのは他人じゃない

会社の朝の会議での話し

"誰が仕事をしていない"とか"誰がずるい" だとかそういう話を怒りながら同僚に話して回るのを見かけるけれど それでどうなる?

それを他人に伝えて 同意を求めるよりも、自分に映して考えてみて。もしかしたら自分も同じだったりしないか? 誰かをイラつかせてはいないだろうか? 別にいつもハッピーでいろと言っているわけではない、最低限の機嫌は保って勤務してほしい。 ネガティブな空

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木の皮は道具

木の皮は道具

手工芸作家として主に白樺の樹皮を使った作品を製作している。

白樺は古くから北欧をはじめ 北国の生活の中で様々な材料として使われてきた。

特に樹皮は柔らかく加工がしやすい。また防腐剤のような役割もしてくれるため 食料保存の容器として使われていたし、屋根の材料や船の材料としても使われてきた。

私の住むスウェーデン中部には 白樺林が多く、冬になると薪ストーブのセントラルヒーティングをいまだに使って

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やらない選択

やらない選択

切羽詰まった時、苦しい時、ダメになりそうな時に思い出す事がある。それは

2008年 家具のgesällstycke という職人試験を受けた時のことだ。

試験は 事前に製作計画書を提出。そこには"何を作るのか" " 製作時間の作業工程とそれにかかる時間" "材料の計画と分量" (製作の家具は自由だが、鍵・扉・ひきだし等 指定された技術を組み込む必要がある。)その後、それに添って 試験官から製作の

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はい。やり直して

はい。やり直して

今日はオーダー製作のはなし。

薪を入れる為のカゴを白樺の皮で製作して欲しい。sizeは60×40×60くらいの。

そんなオーダーをつい先日受けた。

実はこんなに大きなカゴ作った事がない。

普段は身に付けられるbagや小物入れ、それにパンようのカゴなど小さなものが多い。

そして持ち手やショルダーの紐に革ひもを使うのが私のオリジナル

だから今回も持ち手には厚めの革ひもを使っていた。↓

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ドイツ兵がきたのよ

ドイツ兵がきたのよ



皆が集まるのは木曜日

もう目が悪かったり、腕が動かなくって織物を織れないお婆さんも中にはいる。

それでも週に一度 ここ織物小屋にやって来る。

人が集まると昔の話に花が咲く。

私はそんな話を聞きながら 想像をふくらます。

たまたま戦争の話になった。

スウェーデンは第二次世界対戦に参加せず中立国だった事は有名な話だ。だから私はてっきり世界が戦争でも、この国は平和に生活していたのだと思っ

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北欧で工芸作家

北欧で工芸作家

初めてのnote。先ず何をそして何から書いたら良いのか考えて 考えた結果先ずは自分の話を書いてみることにする。

今住んでいる国はスウェーデン。 

今年で16年目になる。  

16年。振り返るとあっという間。スウェーデンに来ることになったのも半ば運命だったのではないか。と今思い返すと敷かれたレールを進んで来たかの様に思える。それくらい全てがスムーズで、出会う人全てが今に繋がりがあって。。  

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スウェーデンの民族衣装が欲しい

スウェーデンの民族衣装が欲しい

ある時に

民族衣装が欲しい

そんな一言を呟いたら、織物部屋のお婆さんが

なら自分で作ったら良いじゃない

と物凄く良いこと思い付いたわ!と弾むような声で言うので思わず。

そうするわ。

と答えてしまった。

簡単に作れば?と言うけれども

お婆さんの言う"作れば?"は先ず布を織るところからだったなんて。。

今思えば無謀。

何百もの縦糸を数え 織機の綜絖に通していく。

これだけで数日か

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イニシャルの意味

イニシャルの意味

民族衣装が欲しい

と発言した為に、自分で作ることになったのだが
詳しくはこちらに

民族衣装のシャツに刺繍するイニシャルの意味を初めて知った。

イニシャルなんだから 名前と姓の頭文字だろうと思っていたのだが

Y H D
2020

Y 私の名前の頭文字 Yukari
H 父の名前の頭文字 H
D Dotter (Daughter 娘) D
製作年 2020

なのだそう

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Vävstuga  (ヴェーブストゥーガ)

Vävstuga (ヴェーブストゥーガ)

スウェーデン語でVävstuga (ヴェーブストゥーガ) と読む。
vävは織る stugaは小屋。つまり織物小屋の話。

私の住む村にはまだvävstugaが存在する。
昔はどの共同体にも必ずあったそうで、村に必要なテキスタイルを村のみんなで織っていたそうだ。

最近では手織りをする人が減り vävstuga は縮小され
現在私の村のvävstugaは70-86歳のお婆さん9人で運営されてい

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