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歴史かと ニュータウンを 歩く冬 鳥の声も 当時を偲び
時は幕末、維新の先駆けといわれたグループだ。彼らの足跡をたどれば、この道を通っているとしか思えない。冬の寒いのを我慢して歩いてみることにした。場所はニュータウン、昭和の高度経済成長の時代に丘を切り開いてできた住宅地だ。だがその谷間、小さな川が流れている沿いにある道は違う。古地図にも登場する丘の東西を結ぶ道なのだ。
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歴史のグループは丘の西側から丘の東側に移動している。その時に使ったと思われる道。もちろん今は舗装されていてニュータウンの道と見た目はわからない。だが東西に丘がわかれているところ、双方に住宅があるところに深い谷間があり、そこだけは別世界。意図したかどうかわからないが緑がそのまま残っているところがあった。
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そしてそこに来た瞬間、鳥の鳴き声が聞こえる。鳥は数少ない自然に集まっているようだ。もし鳥の先祖もこの地にいるのなら、そんな歴史の出来事も眺めていたであろう。それを考えるだけで当時を偲べるのだ。
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歴史かと ニュータウンを 歩く冬 鳥の声も 当時を偲び
(れきしかと にゅーたうんを あるくふゆ とりのこえも とうじをしのび)
本日の記事「富田林金剛ニュータウンの隙間道」を参考にしました。
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