春日和 席で待つのは 開演時 神楽の舞も 季節あるかな
急速に春が進んでいる。梅はどんどん咲き誇り、次は桜が咲こうとしているようでつぼみが膨らみ始めている。だが今日外に出たのは、季節の花を愛でるではなかった。チケットを手にしてからの数日間、ずっとこの日を待ちわびていたからだ。まさか本場の神楽が近所のホールで見られる日が来るとは夢にも思わない。
あれはもう何年前だろう、旅先で見た神楽は大きな八つの蛇が勢いよく舞う姿は今でも忘れられない。有名な出雲神話、ウサギが出てくる話の次くらいだろうか?背景も結末も知っているのに、それでも魅了するあの神楽の動きは何だろう。そしてその感動がまたよみがえろうとしているのだ。
開場と同時にホールで指定された席に吸い込まれた。静かに席に座る。開演時間まであと30分だ。10分前に一度立ちあがってトイレを済ませればよいだろう。当然ながら室内のホールそこにいても季節は感じない。だが今から始まる神楽の演目を見ると季節を感じるのでは?そんなことを想像しながら時を待つ。
春日和 席で待つのは 開演時 神楽の舞も 季節あるかな
(はるびより せきでまつのは かいえんじ かぐらのまいも きせつあるかな)
今日の記事「富田林の神楽公演」を参考にしました。
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