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冬景色 歩いて向かう 西の空 スマホアプリで 不安半減
「歩いて帰ろう」世間はクリスマスだが、今日はゴルフ場での応援バイトだ。ゴルフ場からバスを乗り継げば家に帰られるし、行きはそうした。だが帰りはなぜか歩いて帰ることにしたのだ。理由は給料前で財布にほとんど金がなく、節約というわけである。
「どうやったら近いのかな」スマホ片手に地図アプリから場所を確認した。ゴルフ場は山の上にあるが、山を降りてまっすぐ西方向に歩けば帰られることがわかったのだ。
こうして西方向に山を降りる。そこはアスファルトの下り坂で、行きのバスのルートとは違う。ここには車の往来はあるが、たがが知れている。
気が付けばふもとまで降りていて、小さな集落があった。再びスマホを見る。「近道はこっちか」と歩いていくと田んぼもしくは畑がが広がっているところに出た。冬空の一本道のあぜ道を歩いていく。
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「へえ、こっちのほうが近道なのか」実は近くに国道が通っている道があるが、そこは車の通行量が多い。それにスマホアプリではそのほうではなく、あくまで細い道が近いというのだ。あぜ道を曲がり新たな集落を通過すると、今度は小さな坂を上る。川を渡った。途中少しだけ国道沿いを歩いたが車が多い。歩道があるとはいえ次から次へとエンジン音を出す大型トラックが横を通過する様はあまり気持ちよいものではないのだ。そしてまた国道から細い道を歩く。すると坂道があり、そこには住宅があった。そこからの風景は想像以上に絶景だ。
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「もうすぐだ」そう言いながら歩くこと30分も立たない間に家に戻れた。「事務作業は座り仕事、だから歩くのは運動にもなる。ただで運動できたようなものだ」と上機嫌になった。気持ちもさわやかだ。上機嫌ついでに短歌をひとつ詠んでみる。
冬景色 歩いて向かう 西の空 スマホアプリで 不安半減
(ふゆげしき あるいてむかう にしのそら すまほあぷりで ふあんはんげん)
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今日の記事「河南町のワールドカントリーゴルフクラブから富田林の近鉄川西駅まで歩いてみた」を参考にしました。