笹川 翠

30代。書く仕事をしています。日常のできごとや散歩の記録、好きなもののことを残していきます。漫画や映画、音楽などが大好物。

笹川 翠

30代。書く仕事をしています。日常のできごとや散歩の記録、好きなもののことを残していきます。漫画や映画、音楽などが大好物。

マガジン

  • 某日日記

    毎日日記は書けなくても、月のうち3日だけなら書けるだろうという思いつきで始めた日記です。毎月25日前後に公開しています。

  • 建物さんぽ

    「いい建物を見ながらコーヒーを飲みたい」が口癖の私が巡った建物や散歩の記録です。

最近の記事

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8年使っている手帳:シンプルが最強。

ここ8年ほど、MIDORIのMD Notebook Diaryの手帳を使っている。 先日、来年用のも購入した。 この手帳をずっと使っていて思うのは、「シンプルって最強」だなということ。 マンスリーページ・罫線つきページ・無地ページだけというミニマルな構成で、手帳自体がうるさくなくて、心地いい。 さらに、シンプルだからこそカスタマイズが自由にできる。 この8年、下の子の出産・育児・フリーランスとして開業、となかなかに生活の変化が大きかったのだけど、その変化に合わせて使

    • 毎晩10分間、家族で読書の時間を作ってみる

      「本が読めてない…!」そんな悩みを解消するため、毎日読書の時間を持つことにしました。 積読本を読まなきゃ…という罪悪感 本を読むのは好きだけど、ここ数年、暇な時間があったらスマホを見たり、テレビや動画を見たり。他の娯楽ばかりについ手が伸びて、読書の時間がぐっと減りました。 しかし、読みたい本は増える一方。積読も増える一方…。「読まなくては…」という罪悪感が常に心のどこかにありました。 たまにハマる本ができたら集中して何時間も読むこともあるものの、そうそう毎日たっぷり時

      • 神奈月某日日記/2024

        某日。 見ると元気が出るCMがある。 エビオスの、スーツ姿の仲村トオルさんが踊るやつ。 「弱らないぞ 弱るもんか〜」と歌っていると、負けちゃいられねぇ!という気持ちになる。ゆるく前向きで好き。 調べたら「弱るもん歌」というらしい。かわいいネーミング。 余談だが、ちょっと前まではJTのひといきつくCMに元気をもらっていた。 好きなCMがあると、テレビでふと出会ったときに得した気持ちになっていい。 某日。 子どもたちと公園へ。 子どもが小さくてつきっきりで見てい

        • 長月某日日記/2024

          某日。 自宅の小さな庭に季節の花を植える、というのが今年のささやかなルーティンだったりする。 しかし、次の春に向けて秋植えの球根を買ったのはいいが、こう暑くては植えるどころか雑草すら抜けず、庭は荒れ放題。 今年は猫じゃらしが大豊作だ。 みっともないなぁ。でも熱中症になったら大変だし仕方ないよなあなどと言いながら、今日もまた冷房の効いたリビングからぼんやり庭を見ているだけ。 某日。 図書館で「死んでも床にものを置かない」というようなタイトルの片づけ本を借りる。 人

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        • 某日日記
          27本
        • 建物さんぽ
          10本

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          いつまで君と花火ができるかな

          夫と小学生の息子たちと一緒に花火をしながら、この先いつくらいまで子どもたちと花火ができるだろうかと考える。 中学生くらいになると、もう友達と遊んだりで忙しいだろうし親と一緒に、ということもなくなるんだろう。 この夏の花火は、この夏だけのもの。 わあわあ言いながらはしゃいでいる、花火に照らされた顔を大事に覚えておきたいなと思う。

          いつまで君と花火ができるかな

          気になっていた「初恋の悪魔」をアマプラで見終えて、生まれた巨大な感情に耐えられず、早速2巡目見そうになっている…

          気になっていた「初恋の悪魔」をアマプラで見終えて、生まれた巨大な感情に耐えられず、早速2巡目見そうになっている…

          「これがあれば大丈夫」と思えるヘアアイロンにアップデート

          この夏、ヘアアイロンを買い替えました。 清潔感を大事にしたいここ数年、ショートボブが定番の髪型となっています。 もともと剛毛・癖毛ではあるのですが、今年になって特に毛先がすごい角度ではねるのと、うねるのが気になるようになりました。湿気のせいなのか、歳による髪質変化のせいなのか…!(くやしい) そのため、ヘアアイロンでストレートに伸ばしてセットするのが朝の習慣になりつつありました。しかし、あまり伸びず。きれいに伸ばせても少ししたらうねうねが復活する絶望。 どんなに素敵な

          「これがあれば大丈夫」と思えるヘアアイロンにアップデート

          葉月某日日記/2024

          某日。 毎年恒例、九州への帰省の季節。 下の子が、自分と年の違わないいとこたちが毎年ひとりで飛行機に乗って九州に行くことに興味を持ち、今年は自分も挑戦することにした。(なお、数日後に上の子と私が追いかけて帰省する形)。 当日、空港の搭乗口まで送る。別れ際、「さみしい、いきたくない」と泣くのではと思いきや、「いってきまーす!」とにこにこ堂々手を振りながら行ってしまった。 その頼もしい背中を見送りながら、寂しくなってしまったのはこちらの方だった。 某日。 私と上の子も

          葉月某日日記/2024

          文月某日日記/2024

          某日。 アジカンのTHE FIRST TAKE「遥か彼方」を見る。 デビューから20年経ったバンドが「縺れる足だけど前よりずっとそう、遠くへ」って歌ってくれる力強さに励まされる。 私はデビュー10周年くらいからファンになったので、この曲がリリースされたあたりのアジカンの人気の肌感とか空気感を知らないのだけど、アジカン自体その頃よりもうずっと遥か彼方にいるはずなのに、まだまだ彼方へ行ってくれそうな気がする。 そして私も、きっと10代とか20代とかの自分からは遥か彼方にい

          文月某日日記/2024

          水無月某日日記/2024

          某日。 学生時代の友達と集まる。 学生の頃は毎日のように集まっていたのに、それがひと月ごとになり、今では半年に1回くらいのペースになってしまった。 でも、会って話していることは学生時代からそんなに変わりなくて、そう考えると「もういい大人なのにな」と笑ってしまう。 今回も、共通の知人の話やら、漫画だの、好きな俳優だの。カフェでだらだらと、いつものテンション。 この時間は、私にとってのひとつの大事な居場所だと、帰り道に思う。 某日。 仕事が忙しい時期に入った。 い

          水無月某日日記/2024

          梅酒づくりはタイムカプセルづくり

          今年は、初めて梅酒をつくってみました。 梅しごとは、2020年に梅シロップをつくってそれ以来。 調べると、梅酒作りもやろうと思えばさまざまな工程があるようす。 丁寧にやればやるだけおいしくなるのだろうけど、初心者だし。できるだけ、簡単につくりたい。 そう思っていたら、購入した瓶にとっても簡単なレシピの紙が入っていて、今年はそのレシピを信じてやることにしました。 ・瓶を消毒する ・梅のへたをとって、洗う、拭く ・梅と氷砂糖を入れる ・ホワイトリカーを注ぐ と、これだ

          梅酒づくりはタイムカプセルづくり

          芍薬某日日記

          某日。 友達と、推しの円盤を持ち寄って鑑賞会をする。 互いに「ここがいいんだ!」「素敵!」と布教し合う時間が楽しくてあっというまに時間が過ぎて。 互いの好きなものを共有して、褒め合える友達ってありがたい。 某日。 芍薬の命は短い。 咲いたと思ったらあっというまに花びらが落ちている。 いつももったいないと思って、水を張ったボウルに浮かべたりなどしていたけれど、ふと思いついて、今年は芍薬風呂にしてみた。 花が落ちたピンクの芍薬の、外側の大きい花びらをさっと洗って湯

          芍薬某日日記

          長年あこがれていた食器をあえて中古で買った

          昨年、長い間欲しいと思っていたあこがれの食器をメルカリで購入しました。 何にでも合う懐の広いお皿 あこがれていたのはロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドというプレート。 白地に青いラインで描かれた小花やレース模様が、かわいらしいながらも上品なアイテムです。 私が欲しかったのは22cmのサイズ。メインはもちろんのこと、サラダにも、パスタやカレーなどのワンプレートごはんにも合う懐の広いお皿です。 普段は食器にそこまで興味があるわけではないのですが、数年前、雑誌か何

          長年あこがれていた食器をあえて中古で買った

          瑠璃唐草某日日記

          某日。 ひとりで近場の温泉へ行く。 昨年秋から忙しくて、「これがひと段落したら温泉かスパに行く」「これが終わったら温泉かスパに行く」と呪文のように唱え続けて、結局4月になってしまった。 休日の朝一番。花見シーズンのせいか温泉に来る人も少なくて、ほぼほぼ貸切状態。 朝の光が湯に反射しながらきらめいて、眺めていると体が温まってゆるんで。凝り固まっていたなにかがほろほろとお湯に溶けていくよう。 人生には温泉が必要だと実感する。 某日。 誕生日。 40代が近くなって、

          瑠璃唐草某日日記

          木蓮某日日記

          某日。 私にとって春の色は、薄桃色だった。梅や桃や桜のやわらかい色。 しかし、10年ほど前、アメリカに住んだときに黄色が加わった。 ミモザや名前を知らない花の黄色が西海岸の乾いた日差しに眩しく輝き、光があふれているみたいで、生命が動き出す喜びを感じた。 最近では、薄い群青色が加わりつつある。 ネモフィラを庭に植えてみたら、凜としつつも優しい青が春の空の色と重なって、忙しい季節の気持ちをふんわり和らげてくれて。 また数年したら新しい春の色が加わるのかもしれないな。

          木蓮某日日記

          白梅某日日記

          某日。 X(Twitter)を使っていると「情報や感情の渦に巻き込まれている」と感じるようになった。毛穴という毛穴から過剰摂取したものが吹き出しているような感じがして、どっと疲れる。 まずいなと思い、えいやとアプリを削除して、必要があればパソコンから見たり呟いたりすることにする。情報は、各サイトや新聞などで得ることにした。 それ以降、なんとも穏やかな日だ。 これまで知らなくていいことまで知りすぎていたのだなとしみじみ思う。 某日。 初めてコロナにかかる。 発熱と

          白梅某日日記