芍薬某日日記
某日。
友達と、推しの円盤を持ち寄って鑑賞会をする。
互いに「ここがいいんだ!」「素敵!」と布教し合う時間が楽しくてあっというまに時間が過ぎて。
互いの好きなものを共有して、褒め合える友達ってありがたい。
某日。
芍薬の命は短い。
咲いたと思ったらあっというまに花びらが落ちている。
いつももったいないと思って、水を張ったボウルに浮かべたりなどしていたけれど、ふと思いついて、今年は芍薬風呂にしてみた。
花が落ちたピンクの芍薬の、外側の大きい花びらをさっと洗って湯船に浮かべた。
お湯につかりながら、淡いピンクと濃いピンクの、作り物のように美しいグラデーションをじっと眺める。
なんとも贅沢な時間。我が家の定番になりそう。
某日。
離れて暮らす家族たちが関東にやってくる用事があって、しばらく我が家に泊まる。
一気に自宅の人口が増えて、にぎやかになる。子ども達も非日常感に常にテンションが高い。
私も普段ワンオペのことが多いので、ちょっとした空き時間に子どもの世話をしてもらったり、私もたわいもない話ができたりととにかく救われる気持ちがする。
滞在期間が終わり家族が帰っていくと、いつもどおりに戻ったはずなのにがらんとした寂しい気持ち。
芍薬
一番好きな花だけど、季節が一瞬過ぎてあっというまにさよならまた来年。
その短い旬も含めて好き。
昨年はこちら。