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もしも大工に『ファーストチェス理論』を加えたら?

この度は、数ある中からご覧頂き、誠にありがとうございます。


【まえがき】
この記事の内容

『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?

※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。


【大工のご紹介】

腕一本で命を懸けて家を造る大工。

今回はこの自己啓発を加えてみましょう。


【加える自己啓発はこちら】

【ファーストチェス理論】

「優柔不断でなかなか決断できない」「あれこれ迷ってしまう」「最後に、判断を変えたくなる」という人は多いと思います。

「決断する」のは大変なことではありますが、「ファーストチェス理論」を知っていると、迅速な決断をしやすくなります。

プロのチェスプレイヤーにチェスの盤面を見せて、5秒で「次の手」を決めてもらいます。その後30分かけてじっくり考えてもらい、30分後に改めて「次の手」を決めてもらいます。

その結果、「最初の手」と「30分考えた手」は、80%一致したのです。

直感的に思い浮かんだ判断、 つまり最初の判断というのは、かなり正しい。長く考えても、「判断」は大きく変わらないということです。

引用:学びを結果に変えるアウトプット大全/出版社:サンクチュアリ出版/著者: 樺沢紫苑

【恐らくこうなる】

突然北関東に大雨が襲う。
不規則な轟音を奏でる。

その旋律の中、カナヅチと釘と自分の勘だけを頼りに、家造りに命を燃やす大工がいた。

梅雨だからって、甘ったれたことを言っている暇はない。

この家を「今か今か」と待っている家族がいる。

だから今日も家を造る。

雨で視界が悪い。
ここからは、自分の勘だけが頼りだ。
作業の判断に5秒も30分も変わらない。

足場を登る。2階の南の部屋に着いた。
器用に木の骨組みの上に乗り、平均台を渡るようにスタスタと歩いた。

難なく30m先の施工箇所に辿り着いた。

その場所に、振り下ろすカナヅチの影響で、親指の爪が割れ、人差し指が1cmほど短くなった傷だらけの右手を当てた。

そっと目を閉じた。

大工はすぐにわかった。

どこに釘を打つのか?
どこを削るのか?

そんなもん。
30年も大工やってりゃすぐに分かる。

大工は左手にカナヅチを握り、家造りを始めた。

カナヅチと雨の音が重なり合う。

作業中、大粒の雨が大工の頬を激しく打つ。

ずっと視界は悪い。
真っ暗闇にいる感覚だ。

それでも、傷だらけの右手は5秒の判断をやめない。

大工は誰よりも埼玉とこの職を愛していた。

だから家造りに命を懸ける。

消えることのない魂を造り続けた。

その3ヶ月後に二階建ての立派な家が完成したのは、言うまでもない。


🅿️5秒と30分の決断は、ほぼ一致します。

長く考えればいいわけではありません。
自分の直感は正しいのです。

いちいち考えに釘を打って創る必要はない。
5秒で決めたあなたの勘が、誰かの幸せを造る。

もしも大工に『ファーストチェス理論』を加えたら、恐らくこうなる。

参考文献
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