もしも倹約主婦に『徳川家康』を加えたら?
この度は、数ある中からご覧頂き、誠にありがとうございます。
【まえがき】
この記事の内容
『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?
※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。
【倹約主婦のご紹介】
1円でも倹約する主婦。
今回はこの自己啓発を加えてみましょう。
【加える自己啓発はこちら】
✅ 【1円でも無駄な出費を抑えて、必要なものにお金を使おう!】
【恐らくこうなる】
便所サンダルを履いた私は、傾斜45度の坂道を、ムササビのようにママチャリで下っていった。
その理由はただ一つ。家から10km離れている隣町のスーパーの方が、近所のスーパーより豚肉が1円安いからだ。
私は倹約をするために生まれてきた。
私の家のトイレは外にあって、風が吹くとトイレットペーパーがヒラヒラと飛んでいく。だから、急いでズボンを履いて追いかけていく。
割り箸がなければ、「タレ味の箸だよ」と言って、焼き鳥の串で麦飯を食べる。
スーパーよりも2倍の値段する自動販売機を『お金泥棒』と呼び、この世で最大の敵だと思っている。
私は誰よりも1円を愛していた。
そして、たった一人の姪におもちゃを買う時は、惜しみなく1円でも多く使う。
ある日、私が住んでいる家賃9800円の部屋のドアが「コンコンッ」とノックされた。
1円でも多く巻き上げるセールスだったら追っ払おうと思ったが、ドアを開けるとテレビ局の人が2人立っていた。
私の部屋に全く不釣り合いなスーツを着た男性と、私の部屋に相応しいNEW ERAの帽子を被った若い男性を部屋に入れて話を聞いた。
どうやら私を取材しにきたみたいだ。
話を聞くと、便所サンダルで隣町のスーパーまでママチャリを漕ぐ姿を、誰かが面白半分でSNSに投稿したらしい。
倹約以外にやることもないから、私はテレビ局の取材を受けて、節約術を披露した。
一番盛り上がったのは、飛んでいったトイレットペーパーを追いかけて使う話だ。
「聞いたことがない」とテレビ局の2人は笑っていた。
後日、16時からのニュース番組の『倹約特集』で、飛んでいったトイレットペーパーを追っかけて使う私の姿が映った。
これがバズった。
「こんな人いるんだ」
「イかれている」
「今時、家の外にトイレってやばいだろ」
そんなコメントで溢れた。
私はクスッと笑い満足した。コメントしてくれるってことは、少なからず私の倹約を見て、楽しんでくれているわけだから。
お金って、本来こんなふうに楽しく無駄な出費を抑えて、使うところは使うものだと思う。
苦しいお金の使い方なんて、1ヶ月続いた便秘と同じで、ただの苦行だから。
だから私は、後に『倹約界の徳川家康』と呼ばれることになったんだと思う。
🅿️1円でも無駄遣いしない生活を楽しんで、必要なものに惜しみなくお金を使いましょう。
お金は、手に入れ方より使い方が大切です。
飛んでいったトイレットペーパーを追いかけて使うまでの倹約家になれば、家計を天下統一出来る。
もしも倹約主婦に『徳川家康』を加えたら、恐らくこうなる。
参考文献
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