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6.人を良くすることを知る前に
こんにちは!がっきーです!
今日は具体的な食事法や食材を語る前に
腸についてお話ししていきます。
とはいっても個々の機能などについて
説明していくものではありません。
前回のおさらい
・無理して健康的な食事にのみこだわらないこと
・体に悪い食べ物も人間関係を円滑にするツールになる
・健康的な食事に変えていくときも、
小さく始めていくこと
・一気に変えたい場合は、周りの親しい人とやることで
挫折やリバウンドを防げる
についてお話ししていきました。
まだ読んでいない方はぜひ
こちらをチェックしてみてください。
先ほど腸のお話と言いましたが、
ここでは主に、腸内細菌についてのお話です。
・腸内細菌についての基礎知識
・腸内細菌が果たす役割
・腸内細菌がいなくなるとどうなるか
についてお話します。
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第二の脳の意味
その前にお話ししておくのが、
腸が第二の脳と言われているのは有名な話です。
生物は元々腸しかない時代がありました。
脳は腸と非常に近い構造を持っていて、
腸の進化した形が脳じゃないかっていう風に
生物学的には言われたりしています。
原始的な生物とかだと脳がないんです。
その代わりに腸があります。
どうやって物を考えたり、食べたいって感じたりするのか
疑問に思いますが、腸が考えてくれたからなんです。
そういう意味で言うと腸が元々生物のにとっては
脳だったっていう風に言われるわけです。
ミミズなどが良い例でしょう。
割と衝撃的な話だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1692792347546-Tv6zF7HhYB.jpg?width=1200)
今の人間はどうなってるか
腸と脳の両方が物を考えてると言われております。
どういうことかと言うと
腸内ではホルモンが作られます。
そして、それが脳に運ばれて
使われたりするんです。
例えば、セロトニンという
非常に重要なホルモンがあります。
そのセロトニンはメンタルを
安定させてくれる作用があるんです。
このセロトニンは腸内細菌がどれぐらい分泌するかということを
決めてるんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692792448814-nbPIM8hFRr.jpg?width=1200)
腸内細菌がなぜすごいか
腸内細菌のバランスと彼らの勢力図によって
体の中でどんなホルモンが作られるか決まっちゃうんです。
この作られるホルモンが決まったことによって脳だったり、
皆さんの感情とかが動いていくということです。
そして、腸内環境を整えると鬱が改善される
ということが研究では明らかになってきています。
![](https://assets.st-note.com/img/1692792527332-Q1TpkOyqQ1.jpg?width=1200)
腸内細菌の基礎知識
腸内細菌は、ヒトの消化器官に住み着く様々な微生物で
ヨーグルトなどに含まれる
ビフィズス菌や乳酸菌が有名です。
その数は約100兆-1000兆といわれ膨大な数の腸内細菌が
私たちの腸の中に住み着いているのがわかります。
そして、アミノ酸や食物繊維などを材料にビタミンB群や
ビタミンKといった重要成分を合成します。
他にも栄養の吸収を助けたり
食物繊維をエネルギーに変えたり
脂肪酸を生成して腸壁を守ったり
私たちが健やかに暮らすためには
欠かせない機能を持っています。
腸内細菌なしでは人体は正常には働かないわけなんです。
数ある腸内細菌の働きの中でも
最も大事なのが外敵との戦いです。
腸管は栄養の吸収を行うための器官ですが
細菌やバクテリアなどの脅威に
常に晒されています。
ヒトの腸は栄養を体内に送り込むと同時に
外敵が体内に入り込むのを防ぐ
非常に難しい役割を果たしていて
その兵隊になるのが腸内細菌です。
善玉菌が腸内に巨大なコロニーを作り、
敵に立ち向かうための前線基地を設置。
栄養素をもとにバクテリアを駆除する武器を作り
腸管からの侵入をブロックする。
腸内細菌がなければ免疫システムは
攻撃も防御もままならないのが
ヒトの体なのです。
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現代社会では腸内細菌も生きづらい
衛生的な生活が免疫システムを
狂わせることもあります。
およそ530万年前はヒトと腸内細菌は
持ちつ持たれつの関係でした。
衛生の発達によって平均寿命は大きく伸びましたが、
重大な副作用ももたらしてしまいました。
抗生物質が腸内の善玉菌を殺し、
衛星設備が有用な菌との接触を妨げてしまうんです。
抗生物質はとてもコスパが悪くなりやすい薬です。
特定の菌だけを取り除くには莫大な費用と期間
実験やデータが必要になる割に売上は低くなります。
そのため、抗生物質は善悪問わず菌を
一掃する目的でつくられ売られています。
いわば、あなたの体内に爆弾を落とすようなものです。
たった1回の使用で腸内細菌の3分の1が死に
そのダメージは半年過ぎても回復しませんでした。
抗生物質でお腹を壊す人も多いです。
ここ数年で抗生物質の使用を減らす運動が
世界中で広まり、日本でも無闇に
処方されることは少なくなりましたが、
処方された場合はどのような細菌感染の
リスクがあるのか確認する必要があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1692793532488-ULRegfXEHQ.png)
現代人と狩猟採集民族の違い
冒頭の方で、腸内細菌のバランスと
彼らの勢力図によって
体の中でどんなホルモンが作られるか決まり、
この作られるホルモンが決まったことによって脳だったり、
皆さんの感情とかが動いていくと
お伝えしました。
そして、ここで知っておいて欲しいのが
狩猟採集民族の腸内細菌の種類は50種類超ですが、
一般的な西洋人は数種類しかありませんでした。
ここまで差が出てしまうと、現代人が
昔に比べて豊かになったのに気が短くなり、
視野が狭くなり、楽しみが減り、
目覚めたらすでに疲れているのも
無理はありません。
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ヒトは満腹でも腸内細菌は飢えている
もうひとつ現代人の腸内細菌が変化した理由は
腸内細菌の食糧難です。
前提として腸内細菌は食物繊維を
食べて繁殖していきます。
本来のエネルギー源は炭水化物ですが、
大半が小腸で吸収されるので、
腸内細菌が大量に住む大腸まで届きません。
そんな中、現代人は食物繊維の
摂取量がとても減っているのが現状です。
日本でも20-27gを推奨されていますが、
13-17gしか摂れていません。
狩猟採集民族は42.5gも摂取しています。
腸内細菌が飢えてしまうと腸壁を食べて
飢えを凌ごうとします。
本来、食物繊維から酢酸という脂肪酸を作り出し
有害物質が体内に入るのを防ぎます。
しかし、食糧難の状態ではそれが生成されずに
腸に穴が空いてしまうためそこから血管などに
有害物質が侵入し様々な不調を引き起こすのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692792797244-xxh6vCMzh9.jpg?width=1200)
関係の修復が必要
元々は持ちつ持たれつの関係でしたが、
腸内細菌にあなたがしっかりと餌をあげないと
体に不調が出て謎の疲れや不安が溜まり
あなた自身も攻撃的な性格になってしまいます。
人を良くするためには闇雲にテレビやネットで
話題の健康法やインスタ映えしそうな食事に
走るのではなく、あなたの体内の現状を
しっかり理解した上で始めていきましょう。
ここまでで腸内細菌の大事さは、
なんとなく理解できたと思います。
次章では実際に腸内細菌を増やす作業について
お話ししていきます。
長くなりましたが、最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
![](https://assets.st-note.com/img/1692792126316-Byl5bkovxj.jpg?width=1200)
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