【転職失敗した貴方へ】経験者が伝えたい4つのこと
私が休職した理由。
それは「転職に失敗した」ことです。
転職して良かった、年収が増えた、休みが増えた—世間では転職して良かった話ばかりで、失敗したエピソードってあまり聞かなくないですか?
だからこそ「転職失敗した私はおかしいんだ」なんて自分をさらに責めていました。
でも転職失敗したひとって一定数いると思うんです。
「転職失敗した」と思っているあなた。
これは経験者の私から、あなたに向けた手紙のようなものです。
1.どうか自分を責めないで
「転職活動をしっかりやらなかったから」
「自分のスキルが足りないから」
違います。運です。
転職失敗したのは運が悪かったんです。
自己分析したり企業研究したり、転職を成功させるために行います。
でも、どれだけ頑張っても数%は失敗を引く可能性はあるんです。
私だって、適当に転職活動した訳ではありません。
業界を細かく調べて、エージェントにも会社のこと沢山聞いて、転職会議などの口コミサイトも見て。
子どもができても長く働きたいからと、面接後にママ社員の方とお話する時間までもらいました。
それでも失敗するんです。
自己分析、企業研究はもちろん大事。
だけど、どんなに頑張っても失敗することがあるのを忘れないでください。
でも「失敗する可能性もあるから転職するな」とは全く思いません。
私は転職を経験したことは財産になったし、今の会社でも定年まで居続けようと思っていません。
大事なのは、「転職に失敗しないこと」ではなく「失敗したときにどう行動するか?」です。
2.体を壊す前に逃げてください
転職失敗と言っても、色んなパターンがあります。
・給与が低い
・業務量が多い
・思ってた業務と違う
・人間関係
どの要因だとしても、それが貴方の心を蝕むのなら迷わずそこから逃げてください。
重要なのは、体を壊す2歩手前で逃げること。
1歩前では遅いです。
仕事を辞めて無職になるにしろ直ぐに転職するにしろ、環境が変わる事は更なる負荷がかかります。
1歩前ではその負荷に耐えられないかもしれません。
だから2歩前なんです。
1回でも限界だと思ったら、とりあえず再転職活動を始めてみてください。活動だけならノーリスクなんですから。
3.世間の常識よりあなたの意見
石の上にも3年とか、転職しすぎるのは印象が悪いとか。
色んな声が聞こえますが、全部無視してください。
周りは責任をとってくれません。
あなたが限界だと思ったらそうなんです。
自分で決めていいんです。
まず私も新卒の会社に4年半いましたが、スキルを増やすためもっと早く転職すればよかったと思います。
転職失敗した2社目も1年も続けず、早く辞めればよかったと思います。
そしたら適応障害にならなかったかもしれない。
通院しなくてよかったかもしれない。
適応障害になったあとに再就職した今の職場は、「業務量の少なさ」を優先して選びました。
日々の残業は少ないですが、年収は大きく下がりました。
今の会社に満足しているものの、周りのバリバリ稼いでいる子を見ると羨ましくなります。
適応障害になる前に辞めて、心と体が健康な状態で転職活動ができれば、給与を落とさずに済んだかもしれない・・・。
世間の常識に従うより、「自分はどうしたいのか?」を優先して決めればよかったと思います。
4.会社は自分の体まで守ってくれない
これだけは必ず覚えておいてください。
会社はあなたの健康を守ってくれません。
多くの会社は、心身を病んだ診断書があれば休職させてくれると思います。そして休職すると、雇用保険からの手当がもらえます。
しかしこれは医師の診断書が必要です。
そして病院に通うことになったらその費用を払うのは自分です。
労災を認めてもらうにも時間と労力がかかります。
私は休職し最終的に退職してます。
そこから再就職するまではもちろん無給。
(失業手当をもらうこともできましたが、年金や社会保険料の関係で一時的に夫の扶養に入った方が良いと判断し、失業手当はもらいませんでした。)
こうやって考えると、自分の生活は自分で守らなければならないし、生活を支える一番の資本の体を守るのは自分だけです。
だからこそ、生活を守るために早めに逃げなきゃいけないんです。
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このnoteは、転職失敗した当時の私に向けて書きました。
当時言ってほしかった、知りたかったことを詰め込んでいます。
「みんなは転職して楽しそうなのに、自分だけ失敗してる」
「転職失敗って情けないし、恥ずかしい」
そうやってどうか自分を責めないで。
私も経験したからわかります。
どうかこのnoteを読んで少しでも心が軽くなりますように・・・。
次は「転職失敗したときに具体的にどう行動すべきか」についてまとめたいと思います。