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赤いモレスキンの女/アントワーヌ・ローラン、吉田洋之(訳)
母が図書館で借りてきた本があまりに良かったとのことで勧められたので、読みかけていた本を小休止して。。。
アントワーヌ・ローランの著書
『赤いモレスキンの女』を拝読📖しました。
翻訳は、 #吉田洋之 さん。
#カミュ 以来のフランス文学🇫🇷🗼
以前から、フランス語を聴くと小川のせせらぎ🏞のようだと思っていましたが、それは文章でも同様でした。
カミュの『異邦人』を拝読したときは、あまりそんな風に感じなかったけれど。
あまり改行もなく、会話文にもかぎかっこがなくて、始めは少し読みづらく感じていましたが、読み進めていくうちにストーリーの映像と小川のせせらぎ🏞が頭に流れ出し、とても心地よく拝読しました。
1冊の本がご縁を繋げる大人のファンタジーという読書好きには堪らない設定のストーリーです。
ストーリーの展開や結末は何となく予想できるのですが、主人公2人に早く出会って欲しくて、ページをめくる手が止まりません。
そして、ストーリー中にたくさんの実在する作家たちが出てくるのでまた悪い癖が出てしまい、フランス文学もどんどん派生していきそうな予感🤭
翻訳家さんの解説も読み応えあって素敵でしたし、さすがフランス🇫🇷🗼と思わず声が出てしまいそうなほどオシャレで、フランス文学の魅力が詰まった1冊なのではないかと思います。
単調な日常において
崇高さだけが
私たちを救ってくれる By アラン
冒頭にあるアランの言葉。
崇高な精神、崇高なものたち。
私たちが忘れがちな大切なものを教えてくれる作品でもありました。
次は #アラン にいってみようか。。。🧐
オススメしてくれた母の感想も添えておきます。
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