ベロニカは死ぬことにした/パウロ・コエーリョ
#パウロコエーリョ さんの著書、
#ベロニカは死ぬことにした を拝読しました。
パウロさんは、先日拝読した #アルケミスト の著者です。
。* ❤︎… あらすじ …❤︎*。
ベロニカは全てを手にしていた。
若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、そして愛情溢れる家族。
でも彼女は幸せではなかった。
何かが欠けていた。
ある朝、ベロニカは死ぬことに決め、睡眠薬を大量に飲んだ。
だが目覚めると、そこは精神病院の中だった。自殺未遂の後遺症で残り数日となった人生を、
狂人たちと過ごすことになってしまったベロニカ。
しかし、そんな彼女の中で何かが変わり、人生の秘密が姿を現そうとしていた―。
(裏表紙より)
。* ❤︎… …❤︎*。。* ❤︎… …❤︎*。
傍から見たら普通に平和な人生を送っていたベロニカ。
何故、そんな人が死のうと考えてしまうのか不思議でした。
何が欠けていたのか。
そして、ベロニカがどうなっていくのかドキドキしながら読み進めていくうちに「普通ってなに?」「狂気ってなに?」という疑問が頭に湧いて出てきます。
本書は、主人公ベロニカと一緒に自分の人生を見つめ直すキッカケを作ってくれたような気がします。
ちゃんと自分の人生を歩んでいるのだろうか。
人から見て幸せなのではなく、自分が幸せと感じれているだろうか。
パウロさんが本書を通して伝えたかったことは、訳者のあとがきからも伺いしれます。
「彼(パウロ・コエーリョ)は、”普通の人”の、普通さに合わせようとする時の微妙なズレや矛盾の積み重なりが、狂気へと繋がるという結果を導きだした。」
自分とベロニカを重ねながら読み進め、最後はとても幸福感に満たされた一冊でした。
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