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私はコーヒー片手に、18歳女子の恋心を応援したい。
「そんな都合のいい生命保険ないですよ」
お客さんからそんなことは初めて言われた。
18歳、お団子頭の女の子。生命保険の商談の最中にそう言われた。18歳、高卒で社会人になったらしい。社会を知らないがゆえの純粋さ、けれども前途ある若者。私の説明がよっぽど信じられなかったのか、冒頭のセリフを彼女から言われた。困惑した。そんな保険は存在する。
このお客さんとは、私がある企業のマネー研修の講師とし
あの日教卓で弁当を食べていた君が…
僕たちは決まって教卓で弁当を食べていた。
高校生にもなると担任の先生はお昼休みの時間は教室から消え、教室は生徒だけの世界になる。
机をくっつけて食べるのは面倒だし、かといって一つの席で弁当を並べるのは狭すぎる。そこで僕たちの机より一回り大きな教卓で弁当を食べていた。5時間目の授業のはじめ、縮緬雑魚が教卓の上に落ちていて先生に怒られたことがあったが、怒られたのはそれきり。大した問題ではないようだ。