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心の涙

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日々、沸き起こっては過ぎ去る感情の墓場。
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2024年10月の記事一覧

ヒビキ

ヒビキ

美しく、愛に満ちた言の葉は、
心地よく響きわたり
癒える。

小さな点

でも、深く侵食して
傷を残す。

柔軟で
寛容で在ろう

としているところにも
容赦なく突き刺さる

あらゆる方向へ
飛び散り

崩れていく。

罅が
起き上がる。

そんな言の葉は
自分の木には、
繁らせないようにしたい。

紅く色づいた葉が散り、
舞い降りた先には、
温かい優しさを届けたい。

突き刺さり
赤い血を滲ませ

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やらないより

やらないより

不機嫌で
心持ちが好ましくないままやるほうが

罪。

渦織文字

渦織文字

何か分からない象形を
ずっと描かされている。

重なっていけば
何かしらの規則性か意味か
見いだせるのだろうか…。

私の魂が身体を離れて
大地や世界が崩れ落ちた後に
また、
新しい生命や世界が創られて

その時に、
いや時間さえ存在しない
そんな世界かもしれないけれど
地中からか?
宙からふわふわと降りてくるか?

古文書の切れ端のように
この、
私が描かされたものが現れて
それを見つけた受け取

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花

ゆっくり流れる時間

大地と

空と

何もしない…

何もできない

命の砂時計。

美しく、儚く 

生の証。

心は

心は

こんなふうに

動く。

筆に委ねる。

何もない。

煙

久しぶりに描く。

自分の描いたものに
あまり自我を乗せない今。

かつては、
溢れる想いを全て
注いでいた。

そんな頃に描いた一枚。
再び、同じ文字を

今度は、描いたのではなく
描かされた。

今は、自分の意思では描けず
何か見えない者に
描かされる。

かつての一枚も
愛おしい。

溢れる想い。

無感情に近くなった今。

徳



自分は、
本当に
いろいろな人たちに
助けられたり、
支えてもらっている。

ずっと拭えない
疑問があって。

自分は、
人からそんなふうに
助けてもらえるような行いを
これっぽっちも重ねていないのに…

もどかしくて、
ならない。

いつだったか、
友人に言われた事がある。

何か
人から感謝されるような行いを
しているから
それが返ってきただけ。

でも、もしかすると
未来の行いに対して

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