マガジンのカバー画像

海外移住計画の頭の中

28
「一生ここで暮らしたい」と思う場所を求めてさ迷うフリーランスの各国に対する勝手な感想・考察。根底には愛があります。
運営しているクリエイター

記事一覧

#30 私がフィリピン・セブ島にしばらく住んでみたけれど移住しなかった理由

2023年の秋から冬にかけて、セブ島に3か月滞在していました。海外放浪生活をはじめてから、自分はどんなところで暮らしたいんだろう、どんな暮らしがしたいんだろうと考えていく中で、私には明確な目標ができました。 海の見えるアトリエで、自分の好きなものを作りながら、のんびりと暮らす。 お家大好き人間ですから、フィリピン・セブ島に滞在するときも、家選びにはとことんこだわりました。むしろ「暮らしてみたい理想の部屋候補」が見つかったからこそ、セブ島に来たと言っても過言ではありません。

#29 やる気を出したいフリーランスが香港に移住するか本気で考えた結果

私にとって香港は自然とやる気にさせてくれる場所です。 「このままじゃだめだ」「もっと頑張らないと」そんな風になんとなく思っているのに行動できない時、香港という都市とそこで暮らす人々のエネルギーは自分の背中を後押ししてくれる気がします。 香港に初めて訪れたのは6年前。まだ会社員の頃でした。 はじめはその雑多な様子にとても驚きました。都会なのに雑然としていて、お世辞にもきれいな街とは思いませんでした。けれどそれだけ面白いものが詰まった場所でもあって。 どこを見ても面白い、次は

#28 フリーランスが台湾に移住するか本気で考えてみた結果

台湾って、日本と似てる? 台湾では、日本と全く変わらない生活ができます。 蔦屋も無印もあるし、日本と遜色ないレベルでお寿司を味わえるお店もたくさんあります。 台湾の方たちは親切で、日本に親しみを持ってくれる人も多いです。普段海外に滞在するときは、どこか緊張感を持って過ごすことが多いのですが、台湾では完全に日本で暮らしているような安心感を感じていました。 だからこそ日本で住んでいるのと変わらない。 よく海外にいると、周りの目を気にしなくて良かったり、日本的な閉塞感を感じな

#27 私がブルガリアに住もうか迷った理由

今まで旅をするにしても暮らすにしても、私の中に『ブルガリア』という選択肢はありませんでした。何故ならブルガリアという国を全く知らなかったからです。 欧州といえば、イギリス、フランス、イタリア、スペイン…東欧といえばある程度の知識があったのはエストニアくらいでしょうか。 5年近くいろんな国で暮らして "知らない国を知っていく魅力" を実感していたはずなのに、自分の中に意外と小・中学校の地理歴史で習った感覚が根強く染み付いていることをしみじみと感じました。 ブルガリアに行く

#26 私がトルコでずっとは暮らせないなと思った理由

トルコは魅惑の国です。 優しい人が多く、素晴らしい食や文化があります。飲食の清潔観や他人への気遣いは日本と感覚が似ているなと感じますし、勝手にイメージしていた"ぼったくり"は意外なほどありませんでした。 特にボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアにまたがるイスタンブールには、トルコの魅力がこれでもかと詰まっています。 イスタンブールはふらっと行った外国人がなんの不便もなく暮らせる街。 アイラン、バクラヴァ、鯖サンド。お気に入りの食べ物がいっぱい見つかりました。はじめ

コロナ禍でも私が旅にでた理由

「2021年は自分の頭で考えて動く」 そう宣言してから3週間。 私は現在、トルコのイスタンブールにいます。 いまこの時期に旅にでたのには幾つか理由があります。 とその前に、この情勢下で海外にでた私を不謹慎だと思う人もいるでしょう。みんなが我慢してるのに迷惑をかけるな、と。 けれど私は人間同士の飛沫では感染しないし、よほどのイレギュラーがない限りうつすこともないと、半ば本気で確信していました。 なぜなら日本でも海外でも週一回しか買い物にいかないような引きこもりで。昨年会

さて、どこで暮らす?人生を変えるプチ移住計画

前回までのお話☟ さて、自分にとって居心地のいい国のエビデンスが揃ってきたのでいよいよ海外移住します。 本当はあと2〜3年いろんな国で暮らして、行きたいところを行き尽くしてから引っ越しを決めようと思っていました。 ただ2020年はコロナの影響で海外への渡航がむずかしくなったこと。あと数年は気軽な移動ができなくなるだろうという考えから、まずは1〜2年プチ移住をしてみることにしました。 そもそも初めから一度で自分に合う国が見つかるとは思っていません。 日本国内でも、田舎

# 自由研究の中間発表

〜これまでの生活ダイジェスト〜 フリーランスになって「自分が好きな国で暮らしたい」という理由から海外を遊牧。数週間〜数ヶ月を20カ国近い国で暮らす。夏は涼しいヨーロッパ、冬は暑い東南アジアと季節感のまったくない生活を送る中、バリ島のリゾート地でコロナの一報を聞いて突如帰国。日本の夏に耐えられず引きこもりに拍車がかかっている。現在、『移住計画の頭の中』を毎日連載中。 全25回に渡ってまとめてきた『移住計画の頭の中』もいよいよ大詰めです。 これまで移住したい理由・したくない

#25 私がバリ島に移住しなくていいやと思った理由

私がコロナ前、最後に滞在していたのがバリ島のサヌールというリゾート地でした。 最初はデンパサール(人が集まる街中)に住んでいたのですが、どうにも肌にあわなくて移動。欧米人が集まるチャングーもデジタルノマドだらけで苦手でした。 その点、サヌールは大人のリゾート地といった風貌。 味や店構えにこだわったレストランが多く、ガヤガヤした客引きもなければ、皆が落ち着いて過ごしているような場所です。思わず滞在延長してしまうほど気に入りました。 (☞ノマドにおすすめ!バリ島で泊まれる

#24 私が北欧に移住したいけど、難しいだろうなと思った理由②

前回:#23 私が北欧に移住したいけど、難しいだろうなと思った理由① 物価の高さよりも「住宅問題」が気になる北欧移住。 今回は物理的な面ではなく、精神的な面から北欧移住が難しいだろうなと感じた点を書いていきます。 世界で一番快適な北欧の夏数ヶ月を北欧で暮らすことで、なぜここまで北欧生活が憧れられているのかわかりました。 とくに私が滞在した夏の時期の北欧は最高です。 ヘルシンキもストックホルムも海辺に面していて、ほどよく温かな天気と爽やかな風がすごく気持ちいい。 6

#23 私が北欧に移住したいけど、難しいだろうなと思った理由①

人生で一度は「北欧」で暮らしてみたい。 そんな憧れを持つ人は多いと思います。 日本で感じる北欧は雑貨やインテリアのデザインだったり、ヒュッゲと呼ばれる生活スタイルだったり。とにかく温かみのあるイメージ。 私も北欧テイストの可愛いパッケージをみるとついつい手に取ってしまいます。『シンプルだけど幸せを感じる生活』の代名詞みたいになってますよね。 そもそも居心地の良い家を追求することが好きなので、北欧のインテリアは大好きです。いつか暮らしてみたいと思っていました。そんな念願

#22 私がベルリンに移住しなかった理由

ベルリンはドイツの中で異色の都市です。 英語は通じるし、外国人なんて珍しくないし、フリーランス人口がめちゃくちゃ多い。 街中のカフェには『なんでこんなにノマドが多いのか』と驚くくらい、PCを広げている人たちがいます。 そんなベルリンには2019年夏、1ヶ月間ほど滞在していました。 ベルリンで特によかったのが食生活。これまで暮らした国の中でいちばん食があうと感じた都市でした。 日本では飲めないビールもベルリン(ドイツ)のものは何故かおいしく飲めます。 肉屋に並ぶ生で

#21 私がシンガポールに移住とまではいかないけど、しばらく住みたくなった理由

タイトルが長いですね。 そのままの意味なのですが、私にとってシンガポールは「移住とまでは行かないけどしばらく住んでみたい」と思った街です。 コロナがなければ、2020年フランスにプチ移住する前に3ヶ月ほど住んでみる予定でした。 シンガポールは通常ですとビザなしで30日以内の滞在ができます。さらにオンラインから特別延長申請することで最大89日の滞在が可能です。 これはいろいろ要件があるみたいなので確実ではないのですが。 最初からビザを取って入国するよりも、とりあえず1

#20 私がオランダに移住したくなった理由

現在、私が移住したい国ランキング一位はオランダです。 大まかな理由はパリ編で語った内容と同じ。 ・衣食住が充実していて穏やかに過ごせそうだと思ったこと ・暮らしているだけで良い影響を受けられそうだなと感じたこと このインスピレーションとリラックス、2つが両立していることが私の好みなんだなと思いました。 オランダは17〜19世紀にかけて多くの有名画家を生み出した芸術の国です。 芸術の歴史にすごく詳しいという訳ではないのですが、一時期「美術館に行くならちゃんと勉強しな