#25 私がバリ島に移住しなくていいやと思った理由
私がコロナ前、最後に滞在していたのがバリ島のサヌールというリゾート地でした。
最初はデンパサール(人が集まる街中)に住んでいたのですが、どうにも肌にあわなくて移動。欧米人が集まるチャングーもデジタルノマドだらけで苦手でした。
その点、サヌールは大人のリゾート地といった風貌。
味や店構えにこだわったレストランが多く、ガヤガヤした客引きもなければ、皆が落ち着いて過ごしているような場所です。思わず滞在延長してしまうほど気に入りました。
(☞ノマドにおすすめ!バリ島で泊まれるアートホテル「アートテル サヌール バリ」に滞在してみました)
そんな住む場所によって違った日常を味わえるバリ島。コスパもいいし、長期滞在にはピッタリの場所ですが、「バリ島に移住するか」と言われれば「しなくていいかなぁ」という感想です。
今回はその理由を、個人的な体験を踏まえて正直に書いていこうと思います。
バリ島に住んでいる日本人が好きではない
ブログで書いたとおり、バリ島は10万円もあれば潤沢な生活ができるし、身近に海があるとても魅力的な島です。
(☞1ヶ月いくら?バリ島で暮らすのにかかった費用を全部公開します【デジタルノマド・家計簿】)
必要なものを全て手に入れて、最高のリゾートライフを送ることができます。
それでも移住候補とならなかった大きな理由は、タイ・バンコクと同じ。現地に住む日本人が苦手だなと感じたから。
もちろんバリに住んでいる人全員がという訳ではないのですが、あからさまに下心で声をかけてくる人が多すぎます。男女限らず。
バリ島ではとにかくよく声をかけられました。旅行者もいましたが、現地に1〜3年住んでいるという日本人にも複数人会いました。
ビーチ近くのカフェで仕事をしていて、隣に座った日本人に話しかけられて、そのままご飯に行きませんかという流れになるまではいいんです。
けれど妙にボディタッチが多いし、恋愛ネタ振ってくるし、果ては下ネタのオンパレードだし。
これはあれです。夏の海でアバンチュールを求めてソワソワしている感じ。(伝わるかな…)
たぶん普通に日本で会ったら真面目な良い人なのでしょう。けれど南国にいると妙に気が大きくなってしまう人っていますよね?
下心が透けてみえるというか、はっきり言って気持ち悪いです。
そんな「夏の海でワンチャンあればいいな」みたいな日本人がバリ島には湧いています。
男性ばかりではなく、中には日本女性が現地の人を買うツアーまであるそうです。
お金を持って、褐色肌で従順な若者を求めるセックス観光地として使われているんですと。現地の方達も普通に働くより割りがいいので、そういった仕事についてしまう男性がいたり。さらに暴力沙汰に巻き込まれたり。
この辺は過去のネットニュース知識なので今の現実とは違うかもしれません。
けれど、夏の浮かれ気分で刺激的な恋を楽しみたい。だから声をかける方も、ひとりで旅してる女性に会うと一括りにそういう目で見てしまう傾向がある。これは結構当てはまるのではないかと思っています。
バリ島で出会った方々からしたら、拒絶する私の方が「え?なんで?」という感じなのでしょうか。
一つ付け加えておくなら、これは『日本人限定』の話です。
バリ島の中心地から西に行ったチャングーには欧米人が多いですが、彼らはきちんと下心を隠してナンパしてきます(え)
決して欧米人を特別扱いしている訳ではありませんし、好きなわけでもありません。なんというか声の掛け方が自然で「紳士」なんです。
女性側が気持ち悪いと受け取るかそうでないか。それだけの違いなのですが。
とりあえず気持ち悪いと思ったのは、浮かれた日本人男性に対してだけです(辛辣)
南国で調子に乗りがちな日本男性諸君は「態度を変えない」という姿勢を身につけた方がいいと真剣に思う。(余計なお世話)
そんなあまりにも「関わりたくないなぁ」という人が多くて、バリでそのまま暮らそうとはなりませんでした。
……
不遜な言い方であることは重々承知していますが、私は移住候補を考えたとき「その国を選ぶ日本人が好ましいか」を無意識に考えています。
ロンドンに移住しなかった理由も「ギラギラした意識高い系の人が苦手」と感じて、この人たちと関わりたいかと言われたときそう思わなかったことが理由の1つになっています。
多くの人に反響をいただいたバンコク編もまた然りです。日本語で大声で猥談するおじさん達がイヤだったから。
「そんなの一部だけだ、偏見にもほどがある!」と言いたくなる気持ちはわかります。
けれど相性のいい国をみつけるのと同様に、相性が比較的良い人々の中で暮らすというのも重要です。
世界各国にいる日本人には、ある程度「こういう人がこういう理由でこの国にいる」という傾向みたいなものがあります。(ジョージアにノービザ目的で行く人とか)
私が日本人の建前文化や年功序列に馴染めなかったように。
自分がしたい暮らしを想像したとき、安い物価をもとめて住む人たちが集まるところではなく、自分らしい生活を満喫している人たちがいるところ。
普段の食事だったり、生活だったり。自分のこだわりと人生を楽しんでいる人達がいいなと思います。
簡単に言ってしまえば『丁寧に暮らしたい』という考えを持っている人が好き。
けれどそれにも限度があって。例えば北欧のものなら何でも好きとか、そういう偏った生活はイヤです。
自分がいいと思ったからそこにいる。
そんな自信を持った人たちが集まる国。ちゃんとその国を、その土地を、選んで来た人が住んでいてほしい。
今のところ私の中で、それがパリやオランダだと感じているのかもしれません。
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数ヶ月ずつ滞在して「どの国に住みたいか」を考える自由研究をしているフリーランスの考察・感想です。このnoteは移住計画の頭の中を綴っています。よろしくお願いします。