鶏油を使った濃厚な出汁の煮物「筑前煮」
夜ごはんのお話
コトコトコト。
煮詰まるごとに鶏油の濃厚な出汁。
大ぶりの鶏肉に、シャキシャキの蓮根。
最後に白ねぎと出汁を絡ませて食べる白ごはん。
汁まで食べたくなる「筑前煮」。
本日のお品書き
筑前煮
牡蠣の佃煮
ほうれん草としめじのゆずおひたし
かぶとれんこんの甘酢漬け
白ねぎと石づきのお味噌汁
白ごはん
* ごはんおかわりできます。
◯ 筑前煮
長く冷蔵庫に眠るれんこん。
そのれんこんを使う料理を作ろうと。
そのほかには、鶏肉とにんじん。
鶏肉を仕込むと出てくる余分な鶏皮。
鶏皮で鶏油を作り、それで野菜を炒め、筑前煮に。
濃厚な汁まで食べたくなるイメージ。
パチパチパチ。
フライパンの上で弾ける鶏の皮。
段々と鶏皮が縮んで、出てくる鶏油。
余分な鶏皮と油を取り除き、根菜と鶏肉を炒める。
ジューっといい音を立てて、芳ばしい香りが漂う。
焼色がついてきたら、ゆっくりと煮込む。
コトコトコト。
段々と鶏油で乳化する出汁。
辺りに立ち込める柔らかい煮物の香り。
ぐーっとお腹が減ってくる。
出汁が絡んだ食材。
うっすらと乳化している出汁。
大ぶりの鶏肉を一口。
鶏油が効いた濃厚な出汁。
ジューシーな鶏肉の味わい。
思わずすすむごはん。
火を入れてもシャキっとしているれんこん。
柔らかく煮しまったにんじん。
それぞれが違う食感で飽きがこない。
最後に残った薄く切った白ねぎ。
たっぷりと出汁を絡ませて、ごはんの上に。
出汁とごはんがよく合い、出汁だけで進むごはん。
最後の一口は、白ねぎと一緒に食べて完食。
○ 材料 ( 1 - 2 人前 )
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鶏皮 : 10 g
もも肉 : 150 g
れんこん : 50 g
人参 : 50 g
白ねぎ : 30 g
椎茸 : 30 g
☆ 調味料
水 : 200 ml
醤油 : 大匙 2
酒 : 大匙 2
みりん : 大匙 2
酢 : 小匙 2
* 副菜ありきの分量です。
副菜なければ、1人前少し多いくらいです。
○ ポイント
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鶏皮を炒めて、鶏油を出す。
鶏皮がきつね色のパリパリになるまで炒めて、鶏油がたくさん出てきます。鶏皮は一緒に煮込んでもおいしいですし、引き揚げてお酒のつまみでもおいしくいただけます。鶏油も取っておくと、チャーハンやラーメンなどに使えます。
白ネギなど出汁が絡まりそうな食材を加える。
鶏油の効いた出汁がおいしいので、白ねぎや葉物野菜を少し入れ出汁を絡ませて食べるのがおすすめです。今回は、白ねぎを斜め切りにして、出汁に絡ませて、ごはんと一緒に食べました。出汁とごはんの相性が良かったです。
○ 作り方
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1. 食材の下処理
れんこん、にんじんを乱切り、椎茸を一口大に、白ねぎは斜め切りにします。
もも肉を一口大より少し大きめに切ります。身からはみ出ている皮を切り落として、細かく刻みます。
2. 炒める
フライパンに鶏皮を入れて、弱火でパリパリのきつね色になるまで炒めます。
鶏皮と鶏油を取り出して、フライパンにまんべんなく鶏油がついている状態にして、もも肉、れんこんとにんじんを中火で炒めます。
3. 食材の下処理
片面に焼色が付いたら、白ねぎと調味料を入れ、落し蓋をして沸騰するまで中火、沸騰してからは弱火で煮ます。
鶏肉に火が入ったら取り上げておきます。(煮すぎて硬くなるため)人参が柔らかくなったら火を止めて盛り付けて完成。
まとめ
ほんのりと乳化した出汁と食べる「筑前煮」。
鶏肉のうま味と香り、れんこんの食感。
白ねぎに出汁絡ませて、一緒に食べるごはん。
しっかりと食べすぎてしまいました。
おすすめです。
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