ふがいない姫君の末路
芥川龍之介の「六の宮の姫君」は大正十一年、「表現」にて発表されました。
この短編小説の元ネタは今昔物語だと言われています。
私が最初にこの物語を知ったのは漫画家、山岸凉子の作品の中にありました。
もうずっと若い頃の事でしたが、不思議に思い出すのは『ふがいない』と言う言葉でした。
『ふがいない』と言う言葉は、情け無いほど意気地が無いなどネガティブな意味あいが強い言葉です。
この物語の主人公である六の宮の姫君と対極に存在するのが、以前noteに投稿した日野富子だと思います、どち