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嫁の心得をご教示ください。

里帰り、、、自分の里は良いですが、結婚相手のとなると何かと気を使いますよね。

喜んでくれたり、大切にしてもらえるならまだしも、、、

私の元夫の実家は新大阪の駅から乗り換えを二回して一時間ちょいぐらいの場所にありました。

私は関東住まいなので、家からだと、5、6時間はかかってしまいます。
大人二人ならその時間も気になりませんが、子連れだともっと時間がかかりますし、泣かないように騒がないようにと気を使いますし、何より荷物も子どもも重い、、、

しかも私、なぜかわかりませんが、いつも乗り物で席を譲ってもらえたことがなくて、前の抱っこ紐に子ども、後ろに大きなリュックを背負って、小さな子どもと手をつかないで、反対の手は荷物を持ちながらつり革を掴まっていても、、、
誰も席を譲ってくれません。

やっぱ力強いのかな、、、三角筋のせい、、、?

荷物を網棚に置けば?と思うかもしれませんが、子どもを抱っこしながら、網棚に荷物を乗せることは、至難の業で、リュックを下ろすことすら出来ないので、ただ耐える!!
ことしか出来ないのですが、
本当に誰も席を譲ってくれないんです。
なるべく電車やバスの空いている時間を選びますが、毎回ではないので、本当にお出かけが辛くて、我が子は二人ともベビーカーが嫌いで、乗せるとぎゃん泣きで、一度どうしょうもない時に、泣いている赤ちゃんの次子を乗せたまま長子は横を走らせながら、急ぎ足でベビーカーを走らせていると、知らないおじいさんに、「かわいそうに、、、抱っこしてあげればいいのに」と言われたことがありました。

今なら、「じゃお前が、やってみろや!!」
と、子どもの状態やママの体力や状況を考えずに発言したおじいさんを想像力の乏しい老害としてやっつけると思いますが、、、
その時は、体力の限界と精神的な疲労と悔しさとで、ただ無視することしかできませんでした。

あのおじいさんは、子育てを全てママに押し付けてきたから分からないのだろう?想像力がないのだろう?と思うことにしていますが、その時にすぐアンガーマネジメントをしていなかったので、今もたまに思い出してはイライラしてしまいます。
ほんとあの時言い返しておけばよかった、、、

なのでベビーカーは使えませんし、電車に乗せると迷惑になる可能性を秘めているので、ただ耐える!!
これしか対策がありませんでした。

心ない人ばかりではないとは思いますが、、、
とにかくその頃は、私の周りには優しくしてくれる人もいなくて、想像力のない人の心ない言葉しか私に届かない状態だったので、家から出ないのが一番安全でした。精神安定と体力的にもね。

そんな状態だったので、私は子連れで出かけるのも億劫だし面倒だし、嫌だったのですが、義両親の元へは行かなければなりませんので、年2回の苦行として頑張って行きました。

長子が赤ちゃんの時のお話です。
赤ちゃんといっても、8ヶ月ぐらいでした。
当然ベビーカーは嫌いなので、抱っこです。
ベビービョルンの1.5kgの抱っこ紐に、10kg近い長子を抱っこして、赤ちゃんグッズを入れたリュック(一度気になって計った事があるのですが、リュック本体を含めて7kgありました。)を背負って、それだと使いにくいので、ポシェットにスマホとか財布とかSuicaとかを入れて持って、右手にはガラガラを持って、、、

あ、元夫ですか?

いますよ。隣に。

元夫のリュックには、新幹線で食べる為に私が作ったお弁当が入れてあって、あと元夫が飲む分のお茶ですね。
それを持っています。

あ、もちろん以上です。


新大阪の駅で、通りすがりの人に、「お父さんは何も持たないの?お母さんかわいそうよ」と元夫が言われるぐらい、、、
そうとう違和感があったのだと思います。

私と元夫の持ち物の差がね、、、私の下僕感、、、かな?

長子は、離乳食も食べるので、元夫のリュックにも入れてありましたが、おやつやこぼした時の為に私のリュックやガラガラにも入っていました。

何せ子連れ様!!と思われるのも何か心ない言葉を言われるのも嫌なので、子どもが騒がないように静かにさせられるように、、、
細心の注意を払っていました。

長子は、離乳食も食べていましたが、まだ授乳もしていましたので、一番困ったのが授乳でした。
今は缶のミルクがあるのですが、その頃はなかったですし、母乳だったので、授乳室に行きたいのですが、新幹線には授乳室はないので、多目的室を車掌に頼んで使わせてもらうしかなく、でも車掌は見当たらず、、、赤ちゃんは泣きはじめて、、、

私は、授乳ケープをして座席で授乳するしかありませんでした。

長子は、ケープの中でも授乳さえしていれば大人しかったので、騒がれずにすみました。

でも、私達の横を何度行き来するおじさんがいました。
私達の席は、ドア付近の2列席で、私は窓側にいたのですが、ドアがひっきりなしに開いて落ち着かないので、何なの!?
と思ってその人を見ると、目が合いました。

普通は、たまたま見ていたとしても、相手と目が合うと気まずくなり、目を離すと思うのですが、その人、、、
顔と授乳ケープの隙間から、赤ちゃん、、、
ではなく、胸を、私の胸を、、、

見ようとしていたのです。

その人の目は血走っていました。
正直怖かったです。

元夫に、さっきから行き来している人が、授乳ケープの隙間を覗こうとしてくる事を伝えたのですが、


上の記事にあります様に元夫は、独身の25歳までの美人しか女性と判断しないので、私のことは、ぬか漬け臭い母ちゃんぐらいにしか思っておらず、
「自意識過剰だよ!見てないよ!たまたま通っただけだよ!!見たとしても赤ちゃんを見たかったんだよ」
と言われ、守っても気にしてもくれませんでした。

まぁ、授乳ケープの隙間からは、そうとう近づくか、私がわざと開くかしないと見えないので、たぶん見えていなかったと思います。
でも、

キモい、、、

そして元夫は

ヒドい、、、

途中から少し飽きた長子が騒ぎ始めたので、私はデッキに出ました。
もちろんまだ長子は歩けませんので、抱っこ紐です。
一時間ぐらい立ちっぱなしで抱っこしていました。

あ、元夫ですか?
いましたよ。
もちろん座席でぐうぐう寝ていましたよ。

そして、新大阪に着いたので、そのまま続けて私が抱っこしていました。

乗り換えを2回して、やっと義実家に着いた頃には、
私はヘトヘト、、、
疲れた、、、
それしか思いつく言葉はありませんでした。

一つ前の記事に載せましたが、


お出かけの際の準備から何もかも全て私が行っていますので、本当に疲れていました。

義実家に着いてからは、荷解きをして、リビングに集まりました。

お茶は義母が出してくれました。

お茶をいただくと、長子が泣き出したので、授乳ケープをして授乳をしました。

授乳中のママは、常にマラソンをしている状態と言われています。
1日中走り続けている状態ということです。
授乳度に、血液200mlほどを1日何回も作り続けているわけですから、
そりゃ疲れますよね。

それに加えて、私の荷物や抱っこ紐の重さ、、、
そしてそれを持っている時間、、、
今回は、少なくとも4時間は抱っこしていた計算になります。

限界でした。


少し横になりたい、、、


寝かしてくれ、、、少しっ少しでいいんだ、、、たのむ、、、すこし、、、

その時でした。

義母、「エプロンは持ってきた?」


私、「はへっ?」


つづく




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