スリーハイ綾瀬高校支店始動!配属部署の概要を高校生社員に説明【その2】
株式会社スリーハイでは神奈川県立綾瀬高校の「総合的な探究の時間」の授業に協力しています。スリーハイが直面する5つの経営課題を、綾瀬高校に5つの部署を設け、2年生の全生徒に解決してもらうものです。配属後初めての個別授業では、部署の特性や課題についてレクチャー。
これまでの授業と全体の流れ
第1回から第3回までの授業では、今回の探究学習全体の概要説明や、「スリーハイってどんな会社なのか?」の説明、マーケティングの基礎といった、探究学習を行う前段階の基本的情報のインプットを中心に行いました。
◆2023年11月27日の第1回目授業のレポートはこちら(体育館での全校集会スタイル。登壇者:NPO法人SoELa岡部さん、株式会社スリーハイ代表男澤)
◆2023年12月11日の第2回目授業のレポートはこちら(体育館での全校集会スタイル。登壇者:株式会社スリーハイ代表男澤)
◆2023年12月18日の第3回目授業はマーケティング講座(オンライン開催。登壇者:NPO法人SoELa 佐藤さん)
第4回からはいよいよ、高校生たちに解決してほしい経営課題に応じた個別授業がスタートしました。5つの経営課題と担当部署は以下の通り。
事前に生徒たちにアンケートを行い、2年生9クラスを5つの部署に配属。本人たちの希望により配属部署を募りましたが、4つの部署が2クラスずつ、1つの部署が1クラスとなりました。
5つの部署に対してはスリーハイの社員が5人担当し、各担当者が説明資料を作り、綾瀬高校支店の新入社員に現状把握のための授業を実施。3つの部署に関しては以下の記事もご参照ください。
◆2024年1月15日の第4回目授業の様子【その1】では経営企画部と営業部、商品開発部の3部署の様子をお伝えしています。
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現状把握①-4 人事部の場合
人事部では、厳しさを増す中小企業の採用についてお伝えしました。「売り手市場」と呼ばれる求職者優位な就職事情により、中小企業には人が集まらないという課題があります。そこでみなさんには採用案内パンフレットを作ってほしいと考えています。
「今日の授業で一番印象に残ったこと」アンケート(抜粋・原文ママ)
企業が欲しい人数と実際の応募者の人数があっていなくて、優秀な人材が大企業に持っていかれてしまっていること
採用したい人物像、理念に共感できる人が人物像
具体的にどんな採用条件や採用課題がある印象に残った
求人倍率が高くなっていること
実際の社員さんから会社の悩みを聞けたこと
3年目から有給20日
育休がある、育休が取りやすいなど働く人のニーズに合わせて募集
男性より女性の方が働いている人の比率が多かった
20代30代社員が6割
福利厚生がしっかりしていること
地域密着型みたいな形、会社の地域への取り組み
物理的に温めること、心を温めることがが理念としてあること
社長と一緒に働ける
お客様に対して真剣に向き合おうとしていること
資格を取る時に会社からの支援がある
会社の雰囲気などがとても印象に残った
採用案内パンフレットもともとあったが十分いいものだと思ったがそれはみんなにわかりやすい内容で作っていたため内容が不十分でな部分があってまだ完璧ではないということ
「今日の講義の中で、あなたの部署の課題を解決するにあたってどんなことが役に立ちそうでしたか?」アンケート結果(抜粋・原文ママ)
スリーハイの魅力を知り伝えること
宣伝すること、呼びかけを増やす、ネット・SNSを活用する
難しく考えすぎないのが伝わるようにする
スリーハイについての魅力やペルソナ
新卒の心に響くもの
女性が多い、有給や、男性の育休取得ができる事
会社の魅力をもっと前面に出す
働く人のこんな環境なら働きたくなると思うことを自分の立場に置き換えて考えると役立つ
スリーハイが今後どのようなことをしたいのか
資格が必要かどうかで、会社の希望が変わると思うので聞けたのは有難い
高校生で働いてる人がいたこと
企業理念、思考、採用したい人物像
休みの有無や従業員の状態、育休、産休、年間の休日数
やりがいを知ることができたこと
募集人数が増えて社員の人数が増える
ペルソナが確立しているからパンフレットを作る時に参考になりそう。
自分の部署ことについて本気で社員になりたいと思っている人向けの不十分な部分がないくらいに細かく説明した冊子を作る
担当の徳江さんからは「給与や有給、年間休日、副業など、採用の条件面について具体的な質問が多いことに驚きました。仕事のやりがいについて聞かれた時は『社長との距離が近い』『やりたいことの実現ができる会社』と回答しました。」
またスリーハイでは電気工事士の資格試験のために平日業務時間中に一日一時間勉強する時間を取ってOKであること、資格試験のための受験費・テキスト代も会社負担であることを伝えたところ、担任の先生から
「働いてからの環境も充実しているってことだね」
とお口添えいただきました。ありがとうございます!
人事部担当徳江さんからの一言はこちら。
現状把握①-5 広報部の場合
広報部担当は勝又さんです。産業用ヒーターを製造する際にゴム製品や電線などの廃材がどうしても出てしまうので、これらの廃材を使ったSDGs達成への取り組みを発信するイベントを企画したいと思っています。
広報とは何か簡単にいうと「自社と関係する人々(ステークホルダー)との良好な関係を作ること」です。
授業の際には
「DENはカフェ要素が強いように感じますが、ここで本当にものづくりしているんですか?」
「DENで販売している中で、人気のお弁当はなんですか?」
などの質問が寄せられました。
綾瀬高校支店広報部のみなさんからは「ステークホルダーとは???」という疑問の声が多く寄せられました。確かに耳慣れない言葉です。ただ「ステークホルダー」については綾瀬高校支店323名の皆さんにお配りしたスリーハイのアニュアルレポート(Annual Repor:企業の年次報告書)「OMOU(おもう)」の4-5Pに詳しく載っていますので、ぜひご覧ください!
WEB上では、こちらも参考になります。
授業後アンケートで「今日の授業で一番印象に残ったこと」を聞きました。(抜粋・原文ママ)
シリコンスポンジが思ったより硬かった
カフェがどのような経緯でなったのかが印象に残りました
来てくれた方が優しかったこと
廃材の柔らかさとDENがとてもおしゃれだった
工場とカフェが一緒で、いろんなことに使われていてすごいなと思った
カフェではご飯を食べる場所だけではなくてヨガや子どももできるイベントを開催していたこと
工場けんカフェという発想がすごいと思った
カフェに100人、人が入ること
カフェと工場を合わせて地域の人と合流していく考えが印象に残りました。
イベントを通して意見を聞けないのはアンケートを実施していないから
廃材ガチャ
ステークホルダー
軍事用のヒーター開発
「今日の講義の中で、あなたの部署の課題を解決するにあたってどんなことが役に立ちそうでしたか?」(抜粋・原文ママ)
地域の人の関わりが増える、人との交流
持続可能なイベントを考えること
廃材を活用するこも、廃材を無駄しない努力
たくさんの人と交流を持つ
イベントの問題点
課題が今どのようになっているのか
地域の意見を聞くこと、地域の人とたくさん関わる、人に聞く
持続的にできるイベントを考えること
工場とカフェは合わない
子供に向けたものを作る
廃材の触り心地が個人的に良かったこと
商品を製造するにあたって出てしまった廃材の新しい加工方法を考える
使い終わった仕事道具は子どもの遊び道具に再利用できる
施設の特徴を知ること
まず行動に移してそのときでた課題を潰す
担当の勝又さんからのひとことはこちら。
上記以外の三つの部署「経営企画部」と「営業部」「商品開発部」の授業については次の記事【その1】をご覧ください。
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神奈川県立綾瀬高等学校
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