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産後ケアとホテルでのおもてなしとの共通点

こんにちは。

牧 菜々子です。

出産後にさまざまな産後ケアサービスを受けていた私。

こんな私でも、親戚が出産した時には、ケアをする側に回ります。

産後ケアをする側になると、今までたくさんサービスを受けてきた経験が役立ちます。

産後ケアには、ホテルや旅館で受ける「おもてなし」との共通点があります。

それは、「一歩踏み込む」ことと、「おせっかいをしない」ことです。

高級ホテルに行くと、「お荷物お持ちしましょうか?」とは聞かれません。

「お持ちいたします」と断言するか、無言で全部持ってしまってから、後から持ってもらわなくていい荷物だけ返してもらうような格好になる。

こうやって「踏み込む」のです。

確認してから持つのではないのです。

確認しないで、まず持つのです。

この「勝手に持たれた」とクレームになりかねないような危険を冒すことこそが、「一歩踏み込む」ということなのです。

お客さんの会話までさりげなく聞いていて、必要なものを手配する。

一歩踏み込んでいるのに嫌な気持ちがしないのは、「おせっかいをしていない」からです。

つまり、よく観察して、判断して、必要ないことはしていない。

産後ケアも、これと同じなのです。

出産したママに「おむつ替えようか?」とは聞きません。

「おむつ替えるね」と断言するか、無言でおむつを替える。

こちらで引き受けてから、必要ないところがあれば戻す。

しかも、おせっかいにならないように、「ん?これはおむつを替えたばかりかな?どうかな?」というところは、自分で考える。

観察して、こちらで判断する。

今言わなくていいことは言わない。

おせっかいなことをしていなければ、「勝手なことをされた」と思われることもありません。

産後のママには、頭と体を休めてもらうことが大事。

いちいち返事をするのも大変なのです。

一歩踏み込む。

おせっかいをしない。

つまり、無言で引き受けて必要ないところは戻す。

観察して判断し、言わなくていいことや言ってもしょうがないことは言わない。

これで、産後のママに、少しでも休んでもらうことができるのです。