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落合陽一さんの本「落合陽一34歳、「老い)と向き合う」をおすすめしたい理由

落合陽一さんが最近出版された「落合陽一34歳、「老い)と向き合う」を読みました。とても良い本だと思うので、「多くの人におすすめしたい」と思い、その理由を書きます。

この本の内容は、タイトルの通り【デジタルネイチャーの環境下において、「老い」はどう変わるのか?を考えるもの】だと思う。

落合陽一さんは常に
「現代はデジタルネイチャーに近づきつつある」という前提に立って思考されています。

デジタルネイチャーとは
コンピューターとそうでないものが親和することで再構築される、新たな自然環境の事。

詳しくは
こちらを読まれることをおすすめします。

自動運転など、自動化システムがどんどん私たちの暮らしに溶け込んでいく。
その中で「老い」はどう変わるのか?と、本書を読むと落合陽一さんの考えが知れる。

まず養老孟司さんとの中身の濃い対談から始まる。とくに響いた所をあげてみる。

①死ぬ瞬間について
なんとなくこうなるのでは?と以前から思っていた事が2人の言葉になる事により、死についての不安が少し軽くなった。

②死を三種類に分ける考え方
➡️死に頻繁に接する医者の死に対する考え方。データとして見る。

この対談目当てで本書を手にとるのもアリ!と思う程面白かった。

◾️障がいは身体の多様性ととらえる
落合陽一さんが「障がい」という言葉は使用せず、「身体の多様性(ダイバーシティ)」と呼ぶ理由が納得する。

◾️介護に人の手の温もりは必要か?
具体的な例を読むと、確かに人の手の温もりが必要な場合と、必ずしも必要でない場合があると感じた。全てに温もりは必要ではなく、かといって全く必要でないとも思った。そこは必要な場合においてはテクノロジーを駆使したらいい。これぞまさしく「デジタルネイチャー」。

◾️介護の現場におけるテクノロジー
この章では、介護の現場で実装されていたり、これから使われるテクノロジーの数々を知ることができる。介護の現場を知らない身として、初めて知る情報の数々に驚いた。

◾️老いの未来
第一線で研究をされている落合陽一さんの見ている未来についての話が大好きだが、老いに関する未来も面白かった。
テクノロジーやデジタルがこれから老いや介護の現場にどう関わってくるのか?と、今現在も融合しつつある事がわかった。


本書を読んで、老いるのも悪くない、そして老いを「かっこいい」と言えるのは遠い未来ではないとも思いました。

テレビをつけると不安な情報が溢れている今、とくにおすすめします。
老いるのも、悪くない。


最近嬉しかったこと


落合陽一さんが僕が以前書いたnoteをTwitterでシェアしていただいたことです。

大阪でダイビングショップをしながら、病院で海の写真を展示するホスピタルアート活動中。国立病院や県立病院など11カ所で展示。映像での展示も企画中。病院にデジタルで自然を表現したいと考えています。落合陽一さんとコラボ出来たら嬉しいです。


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