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自分の目で直接確認しない限り、絶対正しい情報は存在しない。
エビデンスという言葉を使う人が近年増えてきましたが、そのエビデンスが正しいのかどうかを見分ける力をあなたは持っていますか?
過去にもある記事でお話ししたのですが、負ける人間には大きく分けて三つの特徴があります。
多くの人って、何をやるにもどちらかと言えば煌びやかな「勝者」に目や関心を向けますよね、その方がポジティブな気分になれるから。
例えばビジネスなら成功事例や大企業が歩んできた過去や成功者の言葉を参考にする人は多いですよね。
だからここで
「え〜、負けた側の人間を見るの〜?つまんないやん」
って思われた方もいらっしゃるのかもしれませんが、負けた人間に目を向けるのってめちゃくちゃ勉強になるんですよ?
これは歴史を振り返った時にもわかる事なんですが、勝者だけを見ても大体勝つための規則性はありません。
これをこうしたら勝てる、これをすれば上手くいく、こうしたら儲かる、みたいな成功へ導いてくれる方程式を多くの人は求めますが、現実的な事を言うとそんなものは存在しません。
歴史を振り返っても、勝者はいつだって「運」を味方につけてきました。
じゃあ、何を見て僕達は学べば良いのかと言うと実は「敗者」に目を向けて、勝つために負けない様にする法則を見つけ出せば良い。
これは芸能人の林修先生もそれに近しい事を言われていて、僕はとても感動したのですが、先ほども言った様に負ける人間には3つの共通点があります。そして僕の考えよりも林修先生の言われたことの方が的確でわかりやすいので、今回は林修先生のお言葉を借りると
負ける人間の特徴は
情報不足
慢心
過信
この三つだけです。
心理学歴10年、まひろです。
僕の記事では心理学を10年間勉強することによってわかった、人間の本質的な行動原理である「自然の法則」を元にビジネスメソッドの発信をしています。
要するにまひろは心理学の知識を使ってビジネスのやり方を発信している者です。
その中でも本日まひろ(筆者)がお話ししていくのは「情報不足」についてです。
今の時代、ネットやSNSが発達したことによって僕達は膨大な情報を掌の中に収めています。
わからないことはGoogleで検索すれば大体のことはわかります。
知りたいなと思った事を調べようと思えば誰も直ぐにその答えを知る事ができます。
例えば僕が驚いたのは、この前急にねナメクジとカタツムリの違いが猛烈に気になってネットでそれについて調べたんですよ。
そしたらズラーーっと色んなサイトが出てきましてね、ナメクジとカタツムリの違いの記事だけでもめちゃくちゃあったんですよ。どのサイトを見てもちゃんとした文章で書かれていて、へ〜っと学ばせていただきましたよ。ネットってすごいですよね…
いや、世間の人ってナメクジとカタツムリの違いがそんな気になります!?(笑)
まあこれが供給過多なんだなということも勉強になったのですが、こんなさりげない事でも今の時代ネットで調べればたくさん文献なんて見つかるんですよね。
でも以前心理学の記事を調べている時に、僕はこんな記事を見つけました。
「フレーミング効果とは、同じことでも言い換えるだけで意思決定に影響する現象の事です。またの名をプロスペクト理論と言います。」
これ、間違えているんですよね。確かにフレーミング効果とプロスペクト理論はナメクジとカタツムリの様に似ているのですが、別物なんですよね、それこそナメクジとカタツムリが別の生き物である様に。
こんな記事をはじめとして、心理学の記事なんて僕は露骨にわかるのですが、心理学なんて最近流行っていますし需要も多いですから人気があります。
だからこそ、知識も思考力も中途半端な奴が出している中途な文章なんてざらにあるわけです。
テキトーに誰かから借りたかの様な言葉で間違えた情報を書いている記事なんて心理学でもありふれていますよ。
これもそうなのですが、恋愛心理学の記事を読んでいる時にドアインザフェイスとか見た事ある方はいらっしゃりませんか?
ドアインザフェイスとは簡単に言えばわざと大きな頼みごとをして相手に断らせた後に、本命の頼みごとをする、例えば
「付き合ってくれませんか?」
と最初は大きな頼みごとをして
「ごめんなさい」
と断られた後に
「あ〜、残念。じゃあ今度デート行きませんか?」
と本命の頼みごとを言えば
「(う〜ん、まあデートぐらいなら)いいですよ。」
と受け入れられやすくなるというテクニックです。
しかし、これは営業や接客など仕事では使えるかもしれませんが、恋愛で使うのは一概にお勧めできません。なぜなら、恋愛で例えばこれを使うと、その人は条件付きの人間になってしまうからです。
この人は付き合うのを断った代わりにデートに行く人。とか
この人は奢ってくれるから一緒に遊ぶ人。とか
この人は車を出してくれるからデートに行く人。みたいに
それでもその人に実際にデートをして評価を覆すコミュニケーション能力や魅力があれば良いので一概に否定はできないのですが、恋愛にヘルプが欲しいから恋愛心理学を調べてる層の人達に向けてこんな事を勧めても、はっきり言って仕方がないじゃないですか。
だからネットには本当に沢山の情報が溢れているのはすごい事なのですが、勘違いしてはいけないのがその情報全部が全部正しいわけではないと言う事です。
これはネットだけに限らず、本でもテレビでもラジオでも新聞でも講演でもデータでも論文でも(STAP細胞の件もありますし笑)同じ事が言えます、全てが全て絶対的に正しいとは限らない。
そしてまず情報と向き合っていくにあたって理解しておかなければならない大前提は
自分の目で直接確認しない限り、絶対的に正しい情報はこの世に存在しない。
と言う事です。
地球は丸いと世間一般では言われていますが、あなたは地球が丸い事を証明できますか?
宇宙は広いと言う事がわかりますが、あなたは宇宙が存在している事を証明できますか?
日本に人口は1.26億人いると言われていますが、あなたはそれを証明できますか?
世間一般でこれらは常識として僕達は教わるのだけれども、これらが正しいかどうかなんて言ってしまえば自分の目で見て確かめないとわかる様な事ではないです。
言ってしまえば、ネットやSNSの情報なんてものは自分じゃない誰かがその人の方法で調べて出たその結果のを言っているだけです。
だから自分の目で確かめない限り、絶対的に正しい情報なんてこの世には存在しません。
じゃあ、出回っている情報が全部正しいかわからないから全部自分で1から調べれば良いのかと言ったら、それは賢くないですよね。日本の人口を数えたりしていたり、宇宙の存在を確かめようと思えば時間もお金もとんでもないほどかかって、結果を知る前に前に人生が終わってしまいますから。
しかし確かに自分の目で直接確認しない限り絶対的に正しい情報はありません。
じゃあどうすれば良いのかというと、自分で論理的に考えてその情報が正しいかどうかを判断することはできますよね。
例えば僕達は生まれてきた時から当たり前の様に、インフルエンザは毎年冬になったら流行する事を教えられました。インフルエンザは天然のウィルスで気温が低く乾燥する冬になったら流行すると。
ですが今年はどうでしょうか。
あれだけ去年まで毎年毎年僕の周りではインフルエンザにかかった人の話を聞いていたのですが、今年はなぜか全くインフルエンザにかかった人の話を僕は聞きません。読者の皆様も、今年自分の身の回りでインフルエンザにかかった人はおられますか?
新型コロナもそうですが、インフルエンザウィルスの小ささなんてマスクの網目の1/00~1/1000もあるんですよ。はっきり言ってマスクなんてスケスケです。
それなのに今年は新型コロナ感染者ばっかりで、インフルエンザ感染者は例年の人数と比較すると、実は今年こんなことになってるんですよ。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/
これは縦軸が全国419か所(2021年3月現在)のインフルエンザ定点医療機関から報告されたインフルエンザの動向数です。
まあ要するに全国に419箇所あるインフルエンザにかかった人を報告する機関が測ったインフルエンザ感染者数のことです。
そして横軸が、1月1日をはじめとして1週間ずつの時間の経過を表しています。
赤色の線が今年である2020~2021年です。
新型コロナにかかっている人がこれだけいるのに、インフルエンザにかかっている人がほぼ0です。
そんな日本も全国が全国コロナが流行ってるわけじゃないし、全国で緊急事態宣言が出ている訳じゃないんですから、だったらインフルエンザにかかる人だってもっといてもおかしくはない、と僕は思いますが。
自分で考えると、いろいろ世の中で出回っている情報が正しいか正しくないかなんて誰にでもわかる事なんですよ。わざわざ自分の目で直接確認せずとも。
ただ多くの人は考えようとしていないだけで。
こう言う個人的な思想は世間一般では陰謀論なんて括り方をされて呼ばれているのですが、陰謀論だから正しいとか、正しくないとか。
国やテレビが公表している公な情報だから正しいとか、間違っているとか。
そんな幻想はないんですよ。陰謀論だって正しいものも間違っているものもありますし、公な情報でも正しいものも間違っているものもあります。
正しい情報、物事の本質とはそんなもので括られている訳ではなく、どこにあるかなんて自分で考えて探さないとわからないことなのです。
そして現にこの情報時代を生きる僕達にとってその物事の本質を掴む力は、仕事においてとても重要な要素となっています。
間違えた情報を信用しても何も生まれませんからね。
だからこうやって僕達は間違った情報を信じ込んで、情報不足を巻き起こさないために、このエビデンスは正しいのか、この情報は正しいのか、この人は信頼に足るのかという本質を見抜く力を付ける必要があります。
物事の本質を見抜く方法↓
まあ、あんまりこういうことって公で話しても良い事がないので僕もなるべく話したくはないのですが、他にインパクトのある引き合いに出せるようなネタを持ち合わせていなかったので、あまり具体的・核心的な表現は避けさせていただいたのですが、それはあなたの論理的な思考で補ってみてください。
そしてこの上で書いた話は、あくまで僕が勝手に思っている話ですよ。
ただ、考えれば本質が見えるように、この世界はできている。最後に信じるべきは、自分が選択した決断だと僕は思っています。
それでは、あなたの人生がより豊かになるようにまひろは心の底から応援しています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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