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「詩の本」を読んで

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2021年2月からnoteに自作詩を投稿しています。詩を書きだしたのがその前年20年12月から…という詩も文学もまだまだ勉強途上。そんな私が読んだ古今の詩集、詩に関する本を読んだ…
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2021年11月の記事一覧

■外国人に負けていられない

■外国人に負けていられない

「詩集」を読んで アーサー・ビナード(3) 図書館、詩集の棚に並んでいた1冊。
「日本の名詩、英語でおどる」(2007年12月刊、みすず書房、3080円)。
14年も前に出た本だが、最近重版したものがあったので、読んだ。

萩原朔太郎、茨木のり子、中原中也、小熊秀雄、与謝野晶子、高村光太郎、室生犀星…。詩人26人の名作の原作と英訳を対訳で紹介し、コメントを添え、その魅力を語る。『MAINICHI

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■現代詩の「言葉遣い」…蜂飼耳と川口晴美

■現代詩の「言葉遣い」…蜂飼耳と川口晴美

「詩集」を読んで(2)都内の図書館…自宅のある区だけでなく、隣合う区の図書館、通勤途中にある図書館、ちょっと足を延ばして行く都心の図書館などなど。
どこにもそれなりに「詩集」が並ぶ。朔太郎、中也、白秋といった古典から、谷川俊太郎、高橋睦郎といった存命の大御所はもちろん、近年の萩原朔太郎賞を受けた和合亮一、最果タヒ(候補だが)やマーサ・ナカムラといった「若手」らの新刊詩集もそれなりに並ぶ。
詩集は薄

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■美しくみずみずしいが…須賀敦子

■美しくみずみずしいが…須賀敦子

「詩集」を読んで(1) 不定期刊2020年11月から、現代詩、詩世界に触れ始め、ようやく1年。
自分で書きだしてまだ1年に満たないが、これまで断片的に書いてきた、詩、詩集の感想を単独のマガジンでも書き、記録して自分の参考にしていきたい。
基本的に、詩集は図書館で借りて読んでいる。小説に比べるとあっという間に1冊の単行本が読めるので、なるべく多くの本を読み、感想を残しておきたい。

今回の詩集は、エ

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