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風景に、イベントに。冬らしい色とは?
こんにちは。macasellです。今年ももう残り1ヶ月を切りましたね。12月に入り寒さが増しました。年末年始に向けて、体調にも気をつけていきたいと思います。
ところで「冬」といえば何が思い浮かびますか?
雪や透き通った空、クリスマス、お正月と風景もイベントも多い季節です。今回はそんな冬にぴったりな色についてお話をします。
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冬の景色や動物を彷彿させる色
胡粉色(ごふんいろ)
ごく僅かに黄みがかった白のこと。
日本画にも使われる白色顔料の「胡粉」。
胡粉は貝殻を焼いて粉末状にした絵の具を指す。
室町時代以降に使用され、現在では、雪や餅のイメージとして冬色に。
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雪色(せっしょく)
冬の定番色。しんしんと降り積もる真っ白な雪の色を指す。
純白ではなく、ほのかに青みがかった灰色のような白色に見える。
別名:雪白(せっぱく)
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狐色(きつねいろ)
狐色とは、狐の背の毛色に似た色合いのやや赤みを帯びた茶褐色のこと。
ヨーロッパに比べ動物にちなんだ色名の少ない日本で、江戸時代から使われているほど狐は親しまれた動物。
揚げ物や焼き物といった食べ物が美味しそうにできた際のメイラード反応のことを色に例えて、「表面がきつね色になってきた」等と用いられる。
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紅碧(べにみどり)
紅碧とは、かすかに紅がかった淡い空色のこと。
「碧」は一般的には緑色を指すが、紅碧の場合は空色を意味する。
別名:紅掛空色(べにかけそらいろ)
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留紺(とめこん・とまりこん)
どこまでも限りなく濃い紺色のこと。
藍染の中でも最も濃い色である紺色を限界まで染め尽くした時の色。
これ以上濃く染まりようがない濃い紺色を「留」という字で表す。
冬の静けさを思わせる、深く美しい色。
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深緑(ふかみどり・ふかきみどり・しんりょく)
青みと黒々とした強く濃い緑色を指す。
一年中、緑の葉が衰えない常緑樹の葉の緑色の形容にも使われる。
古くからある色名で平安時代は黄みが薄く青色に近い色を指す言葉だった。
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木枯茶(こがらしちゃ・こがれちゃ)
木枯らしに舞い踊る枯葉を彷彿させるようなくすみを帯びた黄褐色の焦茶色。
安土桃山時代以降に登場した。
江戸時代から明治時代にかけて人気を博した色。
別名:黄唐茶(きがらちゃ)
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鴇色鼠(ときいろねず)
鴇色は鴇の飾り羽や尾羽にみられる淡い紅色。
その鴇色に鼠色を掛け合わせた、赤みがかった柔らかい灰色が鴇色鼠・鴇鼠です。
江戸時代までは身近な鳥として親しまれた鴇。
鼠色が混ざった鴇色鼠は落ち着いた雰囲気であることから、冬に取り入れられた一色。
別名:鴇鼠(ときねず)
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銀灰色(ぎんかいしょく)
暗く渋い銀色の銀鼠よりも明るい灰色に近い銀色のこと。
銀色特有の光沢と煌めきがあり、天皇の喪服に使用するなど高級な色として使用される。
芥川龍之介をはじめとした文豪たちが近代文学でこの色を多用した。
英名:silver gray(シルバーグレー)
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冬のイベントカラーといえばこれ!
赤・緋・紅・朱(あか)
冬にこの赤を見ると、サンタクロースやクリスマスケーキのいちご、南天、セール、お正月などが思い浮かぶ。
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常盤色(ときわいろ)
松や杉のように葉の色を絶やさない常緑樹を「常盤木」と言い、その葉のような少し茶みのある深い緑色のこと。
常に変わらないことを指す「常盤」の付く色名。
長寿と繁栄の願いが込められ、江戸時代には縁起の良い吉祥の色として好まれた。
クリスマスツリーに使われるもみの木は常緑樹の1種。
そのためこの常盤色はクリスマスを彷彿させる色でもある。
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朱色(しゅいろ)
明るく鮮やかな黄みよりの赤を指す。
日本では火や太陽は神聖なものと考えられ、それらを連想させる朱色は神社の鳥居などに使用されている。
縄文時代から存在し、威厳を象徴する色でもある。
別名・英名:japanese red(ジャパニーズ・レッド)
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小豆色(あずきいろ)
小豆の実の色。紫みを帯びた赤褐色のこと。
色名となったのは江戸時代から。
小豆は邪気を払う食べ物とされていることから、鏡開きにはお汁粉を、小正月には小豆粥を食べる習慣がある。
英名:antic rose(アンティック ローズ) / russet brown(ラセット ブラウン)
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「冬」というテーマに絞っても様々な色があります。
今回ご紹介した色は冬の風景、動物、イベントに絞っていますが、その他にも様々な色がありました。
これから年末年始に向けてイベントが目白押しの時期に入りますが、息抜きがてら自然や空を見るだけでも沢山の色を見つけられるのではないでしょうか。
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