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エッセイ

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家族至上主義2

家族至上主義者は、「親子なんて単純なもの」なんて、簡単に言う。
子供を暴行した親や、その記憶すらない親、甘える事を知らない子供たち。
殴られることが毎日の生活の一部になっている子供がいることなんて想像もしない。そひしてできない。
無条件に親は子供を愛し、子供も親を慕うと信じている。

あの子たち、今どうしているだろう。健康でいるだろうか。今日は笑っているだろうか。今も生きているだろうか。

家族至上主義

家族至上主義

日本人は家族が大好きだ。
家族の根本には信頼があって、困難があれば、協力関係になれる(または、なるべき)と信じている人が多い。
残念ながら、基礎的な信頼関係、特に人間関係の基礎となる親子関係(主に母子関係)ができてない家族も多い。
"私たち"や、"自分ら"の複数形になれない人も存在するのだ。
家族のせいで、人生を破壊されたり、心を病んだり、孤独になったりする人もいる。命を絶ってしまう人もいる。

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お子さんは膝の上に

お子さんは膝の上に

その言葉にずっと違和感を感じている。
赤ちゃんならともかく、自分で歩き出すようになって、自我が芽生えた子供は、もう一人前の人間だ。
母親の膝の上にと言うのは、子供を1人の独立した人間ではなく、親の付属物としてみなす日本の風潮が現れているとしか思えない。
優先席に子供が座るには、れっきとした理由がある。
大人よりも持久力がなく、体も未発達だから、疲れやすく、また、怪我をしやすい。
混んでいる時でも、

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郷里の老母を尊ぶなら、現在進行形で子育てしているお母さんを大事にしてあげて。
お母さんたち毎日ヘトヘトだよ。
ワンオペ育児を美談にしないで。

いろいろなところで、女性が自分の意見を言ったり、物事を決めたりする事は、以前より増えている。
でもまだまだ、そこにやらせてあげる感と、やらせていただいている感があってモヤモヤ。
意思決定の権利は、誰かに与えてもらうものでなく、本来あらゆる人が持っているものなんじゃないかな。

ただ守って欲しいんじゃない。一緒に立ち向かって欲しいんだ。吹きすさぶ風に向かって。

すべての人間の寿命は余命。生まれた瞬間から死に向かっているんだ。限られた人生だからこそ、大切に生きる。永遠なんていらない。

仲間意識って厄介だよな。守り合っているようで、お互いのプライドが邪魔している。
互いを縛る仲間意識なんて、まがい物でしかないんじゃないか。
本当の信頼関係があれば、本音を言っても辛口な言葉を言っても、友人関係は続く。
互いに本物の自信があれば。

馬鹿は馬鹿ゆえに、現実を直視できない。目の前にあっても事実を理解できない。
事実と真実は違うのに。

個人的な意見て言うけど、どこか大きなところに所属していなければ、意見って個人のものじゃん。どうしてわざわざ個人のって言わなきゃいけないの?変だよ。