シェア
山上ちはる
2022年3月27日 09:27
さて春である。冬の間はすることもないので沈黙を続けてきたが、秋から年末にかけてあれだけ大騒ぎしていた球根やら苗やらの結果はどうなったのか。結論から言うと咲いている。いや、もう少し正確に言うと、咲いているのもあるし咲かなかったのもある。だが概ね咲いたと言って差し支えない。何だそのざっくりしたまとめ方は。そう言われても仕方ない。だが咲いてしまうともうそれ以上何も言うことがない。庭を見て回っても「そ
2021年12月24日 12:11
十二月十七日(金)昨夜は嵐。日中は雨こそ止んだものの暴風。高台で遮るものがないので、うちの庭への風当たりは結構強い。植物に被害がなかったか見て回る。ストックが三本折れている(だが三本とも綺麗に地際からポキッと折れているので虫かもしれない)。予備の苗はいくつもあるので植え直そうと思うも、見ると予備の苗の葉っぱにも何かの幼虫が包まっている。ある時点から成長が遅くなり、奇形が出始めたのはそのせいだった
2021年12月17日 12:45
十二月十日(金)デイジーをポット上げ。全部で十八個。主張が弱いと言うか、何とも頼りない葉っぱ。大きくなるのかな?と思いつつ、枯れる気配もない。最初種まきした分はほぼ全滅だったが、結果的にこのくらいできれば多すぎるくらいかもしれない。ビオラも少しずつポット上げを進める。十二月十一日(土)ハナニラ、ムスカリ、バイモ、スノードロップの球根の残りを庭に埋める。ハナニラは庭の奥、ひじき(亡くなった猫
2021年12月10日 12:36
十二月三日(金)満を持してパンビオ、ポット上げ……! 遅くに産んだ末っ子が中学校に上がるようで泣ける。だが一穴当たり四、五粒蒔いた中から優秀な一株を残して育てる予定だったのが、どれも立派で間引けない。そのためとりあえず全部育てることに。根が絡み合っているのを一つ一つほぐして移植するので、普通にやるよりダメージが大きく、もしかすると一兎をも得ずということになるかもしれない。だからいっぺんにやってし
2021年12月3日 13:21
十一月二十七日(土)あれもやりたい、これもやりたい、と昼間はいろいろ考えながらうずうずしているが、いろんな仕事を片付けて、いざ園芸、という時間になると気力が残っていない。昼はぽかぽかしていても、早くなった日没とともにえらく冷える。それでも無理やり押し通すが、結局やりたいことの半分もできない。今日の仕事は芽が出かかっている去年のヒヤシンス四球を二鉢に分けて植えたこと。それから、チューリップとムスカ
2021年11月26日 13:24
十一月二十三日(火)福岡から戻る。ほんの数日空けていただけだが、幼苗たちが見違えるほど成長している。また、北側の軒先に置いていた去年の球根を入れた紙袋が雨で濡れなかったか気がかりだったが、これも無事でほっとした。福岡では親から球根を貰ってしまった。ミニスイセンのテータテートとクロッカス。しかもナフコの(そして値引き前に買った)やつ……。ぐぬう……。こんなルートで入手したかったわけではないのに……
2021年11月24日 12:38
十一月十三日(土)カーポートの横と表の庭に堆肥を入れる。そして最後まで残しておいたジニア、コリウス、ニチニチソウも引っこ抜き、跡に苦土石灰を入れる。千日紅はまだ彩りのため残しておく。ポット苗が大きくなりすぎて心配なので、畝の続きを作って植えつける。花壇の全体像は未だ定まらないが、とりあえずストック、ビジョナデシコをいくつか定植。一つだけ変な葉っぱだなと思っていたビジョナデシコの正体はクレオメだと
2021年11月12日 12:31
十一月六日(土)パンビオ、卵パック二つに遅れて蒔いた分も発芽。何とか頑張ってほしい。十日ほど前にやはり駄目元で蒔き直したチロリアンデイジーもぽつぽつ発芽している。ただその時はよほど自棄を起こしていて、生育の可能性を信じるより種まき用土をケチる気持ちの方が勝ったのか、佃煮のパックか何かに種を蒔いてしまっていた。この入れ物じゃいくらなんでも薄すぎるよ。馬鹿かよ。なんでこんなに中途半端なことをしてしま
2021年11月5日 13:42
十月二十九日(金)パンビオ(パンジー、ビオラ)のことばかり考えながら暮らす。種全部蒔いておけばよかった。八月末から、いや九月上旬、中旬からでも十分だろう。そこから二週間ごと三回くらいに分けて蒔き切っておけばよかった。十月も末になるまでぼんやりしていたことが本当に悔やまれる。苗ができすぎても困るからなあ、余ったらどうしようかなあ、お隣に分けるか、幼稚園にでも持たせるか……などと考えていた八月下旬の
2021年10月28日 12:05
十月二十八日(木)コンポスト脇から生え出した謎の芽、育ちに育ち、本日満開を迎える。草丈約二メートル、見上げるほどの大輪ヒマワリだ。季節感から馬鹿にされているのだろうか。朝晩は寒くなってきた。フリースに手が伸びるほどである。だがこの変化も「上から言われたんで」というような、不自然で性急なものだった。今月上旬まで一番暑い時の格好をしていたのを私は忘れてはいない。部屋にこもる熱を怨み、かと言って