なお

大学勤務、小説の創作をしています。以前司書をしていました。 日々考えたことやアイドルの…

なお

大学勤務、小説の創作をしています。以前司書をしていました。 日々考えたことやアイドルのこと、本の感想なども書いていきます。趣味は女子アイドル、読書、映画鑑賞、美術館巡り。INFJ-t/6w5/

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    とりとめのない思い出

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    元司書が選ぶ、読んでみて良かった本

  • 地下アイドル

    女性地下アイドル現場の所感です。

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    せっせと書いた小説とその創作メモ

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    MBTI/16personalitiesについて自分なりに考えたこと

最近の記事

【エッセイ】一瞬で世界の見え方は変わる

【922字】 そういう経験ってあるような気がする。 昔、いつも浮かれているような不思議な街に住んでいたことがある。道行く人々はいつも大きな声で楽しそうに話していて、ごちゃごちゃしたアーケードの下で見たことがない食べ物が売っていた。 よくスマホとお財布だけ持って狭い部屋を飛び出した。何もできなかった日曜日の夕方や、朝4時に目が覚めてしまった時。 考え事をしたい時や、ちょっと辛い気分の時や、寂しくなった時なんかにも。 私にとって物心ついた時からずっと、世界は少し怖い場所だっ

    • 【ゲーム感想】「ファミレスを享受せよ」

      追記•無料版もあるのでみなさまもぜひ! 【703字】 まずは台詞が好き…… 「なあ君、ファミレスを享受せよ。 月は満ちに満ちているし ドリンクバーだってあるんだ」(登場人物ガラスパンの台詞より) ふだんゲームはほとんどしない。 動きの激しいものは苦手だし、RPGでも長いものは気持ちがついていかなくて進まない。 ボックスに預けられっぱなしのポケモンの気持ちが気になって定期的に交換したりするので全然ストーリーが進まなかったりする。 子どもの頃はゲームの登場人物と話したこと

      • 【エッセイ】いつか忘れてしまうこと

        【700字】 私にとって時間の流れる音は「さらさら」だ。 砂時計の砂とか、川のせせらぎとか、そんなイメージなのかも知れない。 元気な時ってさらさら流れていく日々の中で周りの人の言葉とか感性を「いいなあ」って思えることが多い。 こういう何でもないことが幸せなのかも。 私は幸せって条件の中にはないと思う。 幸せはその人の心の内側にしかないから、1日の中でも幸せだったり不幸だったりアップダウンがある日もあるし、お金を持っているとか子どもがいるとかそういう表面だけを見て「あの人は

        • 2024年9月に読んだ本の感想–今月の1冊は小谷野敦「恋愛の昭和史」

          しばらく書けていなかったらもう10月末になってしまった。 9月は意外とたくさん本が読めたかも。 ・「女って何だ?」カレー沢薫 女性である著者が女の生態を観察したり、生き方を掘り下げたりする1冊。 カレー沢先生の本は以前まとめて読んだのだけど語り口が軽妙で読みやすくて最近また新刊をまとめて読んでいる。 女性の生き方、難しい…… ・「穢れた聖地巡礼について」背筋 前作「近畿地方のある場所について」より怖さは少なめかも。謎解き要素もあってラストが気になり、あっという間に読

        【エッセイ】一瞬で世界の見え方は変わる

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        記事

          誕生日をSNSに書いたりアピールするのが苦手。人がやるのは全然いいんだけど「祝われたがってるんだ」と思われるのは嫌だし、アピールして何の反応もなかったら切ない。もし誰かが祝ってくれても「気を遣わせたかも」と思ってしまいそう。ちなみに今日は全然誕生日ではない。

          誕生日をSNSに書いたりアピールするのが苦手。人がやるのは全然いいんだけど「祝われたがってるんだ」と思われるのは嫌だし、アピールして何の反応もなかったら切ない。もし誰かが祝ってくれても「気を遣わせたかも」と思ってしまいそう。ちなみに今日は全然誕生日ではない。

          超初心者による同人誌(エッセイ本)作成レポ

          10/27(日)に同人誌即売会「うちのこよくばりセット7」(浅草橋)に参加するため超初心者ながら自力で本を作成したので、レポに残しておきます。 下記の記事を参考にしました。ありがとうございます。 イベントはこちら。 作成してみた所感 ・思っていたよりかなり安くできた→ A6文庫サイズ32ページで送料込み1冊400円弱。シメケンプリントは1冊から作成できるので、イベント用でなくても何かの時に気軽に本を作れます。 ・発注から1週間~10日くらいで手元に本が届くことが多いの

          超初心者による同人誌(エッセイ本)作成レポ

          即売会イベントに向けてせっせと作成した「日本文学の言葉ガチャー今日のあなたへー(お菓子つき)」です!! 著作権切れ作品の中から好きな言葉をセレクトしています。無料。

          即売会イベントに向けてせっせと作成した「日本文学の言葉ガチャー今日のあなたへー(お菓子つき)」です!! 著作権切れ作品の中から好きな言葉をセレクトしています。無料。

          【イベント出展のお知らせ】10/27(日)うちよく7(東京文具共和会館・浅草橋)

          同人誌即売会イベントの出展が決まったのでお知らせします。 「自分との手紙のやり取り」「台湾の長老キラシさんの話」「雨の日の話」「アイドル現場の話」などを収録した、下記のnote再録エッセイ本を発売する予定です。 初イベントで緊張しているのですが、もしよろしければぜひ遊びに来てください。 最近イベント準備と公募であまりnoteの記事が書けていません……。 需要がありそうなので、そのうち同人誌作成レポを記事にしたいです。 イベント名:うちのこよくばりセット7 (perai

          【イベント出展のお知らせ】10/27(日)うちよく7(東京文具共和会館・浅草橋)

          今年の東京国際映画祭チケット一般発売は10月19日(土)から、イベント開催は10月28日(月)〜11月6日(水)ですhttps://2024.tiff-jp.net/ja/ 全国公開やリバイバル上映のものはチケット取りやすいので、気軽に参加してみると楽しいですよ。監督質問コーナーもあるよ!

          今年の東京国際映画祭チケット一般発売は10月19日(土)から、イベント開催は10月28日(月)〜11月6日(水)ですhttps://2024.tiff-jp.net/ja/ 全国公開やリバイバル上映のものはチケット取りやすいので、気軽に参加してみると楽しいですよ。監督質問コーナーもあるよ!

          複合型イベント #とりろじ28 内にて開催されるオリジナル作品オンリー即売会 #うちよく7 に出展することになりました。人生初イベント出展です…!! また後日詳細はお知らせします。 10/27(日)11:00~15:00 東京文具共和会館

          複合型イベント #とりろじ28 内にて開催されるオリジナル作品オンリー即売会 #うちよく7 に出展することになりました。人生初イベント出展です…!! また後日詳細はお知らせします。 10/27(日)11:00~15:00 東京文具共和会館

          理想のニョロニョロを求めて~2024秋モンブラン探訪記~

          私は絶望していた。 楽しみにしていたのに、スタバのモンブランが去年のと違う。 ニョロニョロしたやつじゃない……。 参考:2023スタバのニョロニョロしたモンブラン↓↓ 私はモンブランの上のニョロニョロが大好きだ。 秋になって涼しい風が吹きはじめるとピアノの音が聴きたくなって、江國香織の「流しの下の骨」が読みたくなって、aikoの曲が聴きたくなって、モンブランの上のニョロニョロが食べたくなる。 perfumeの「マカロニ」も聴きたくなるなあ。 aikoの昔のアルバムに春夏

          理想のニョロニョロを求めて~2024秋モンブラン探訪記~

          文学フリマ東京は抽選漏れしてしまいました。冬に他のイベントに出展予定なので、また近くなったらお知らせします。

          文学フリマ東京は抽選漏れしてしまいました。冬に他のイベントに出展予定なので、また近くなったらお知らせします。

          秋になると、モンブランの上のニョロニョロだけが食べたくなる。 去年スタバでニョロニョロばっかりのおいしいモンブラン売ってたんだけど今年は同じやつ出ないのかなー?

          秋になると、モンブランの上のニョロニョロだけが食べたくなる。 去年スタバでニョロニョロばっかりのおいしいモンブラン売ってたんだけど今年は同じやつ出ないのかなー?

          2024年8月に読んだ本の感想―今月の1冊は「ぼくの哲学」アンディ・ウォーホル

          毎月この記事書いてると「今月も早かったなあ」「あまり本が読めなかったなあ」って思う。 「ぼくの哲学」アンディ・ウォーホル 文庫化したので嬉しくて再読。 スープ缶やマリリン・モンローの絵で有名な、アメリカを代表するポップアーティストが愛について、死について、芸術について、など様々なテーマで語る自伝的エッセイ。次々とアイディアが止まらないような変わった文体で天才アンディの頭の中を覗き見しているような気持ちになる。 アメリカ的価値観に触れられる本でもある。アメリカのいいところ

          2024年8月に読んだ本の感想―今月の1冊は「ぼくの哲学」アンディ・ウォーホル

          【エッセイ】 一瞬の出会い、永遠のお別れ―アイドル現場で考えたこと

          【2270字】 何の話か分からなくて封印していたけど、この記事に出てくる女の子にまた会えそうなのでその記念に♡ あれから何年か経って、私は結局アイドル現場に戻ってきました。 今もたまにライブに行っています。 昔から、お別れが苦手。 地下アイドル現場に行きはじめた時も、最初はなかなかお別れに慣れなかった。 3年続けばベテランだと言われるような職業なので当たり前のように今生の別れが日々繰り広げられていたりする。 好きなのに、会いたいのにもう二度と会えないこともあるんだな、っ

          【エッセイ】 一瞬の出会い、永遠のお別れ―アイドル現場で考えたこと

          小説を書く人がnote創作大賞だけに拘るのはもったいないと思う。他の賞は「ネット発表済み作品の応募不可」が多いので、他の賞に落選したら手直しして創作大賞に出すという流れがいいような。

          小説を書く人がnote創作大賞だけに拘るのはもったいないと思う。他の賞は「ネット発表済み作品の応募不可」が多いので、他の賞に落選したら手直しして創作大賞に出すという流れがいいような。