【ゲーム感想】「ファミレスを享受せよ」
追記•無料版もあるのでみなさまもぜひ!
【703字】
まずは台詞が好き……
「なあ君、ファミレスを享受せよ。 月は満ちに満ちているし ドリンクバーだってあるんだ」(登場人物ガラスパンの台詞より)
ふだんゲームはほとんどしない。
動きの激しいものは苦手だし、RPGでも長いものは気持ちがついていかなくて進まない。
ボックスに預けられっぱなしのポケモンの気持ちが気になって定期的に交換したりするので全然ストーリーが進まなかったりする。
子どもの頃はゲームの登場人物と話したことを毎日日記にまとめていたこともあった。
でも、たまにやってみたくなるゲームがある。このゲームの世界観が気になった。月の光に満ちた不思議なファミレス。なんてステキなコンセプトなんだろう。
そういえば私はIbも好きだった。美術館で絵画の中に迷い込む、ちょっと切ないホラーゲーム。
登場人物も魅力的だ。私は特にセロニカが好きだった。
セロニカは大学図書館で働いていたそうなので気が合いそうだ。
他のみんなも、話しかければ応えてくれるし適度に放っておいてくれる感じが心地よい。
次々と謎が解き明かされていくのも面白いんだけど、ストーリーがすすんでくるとみんなとのお別れが近づいてくるようで寂しくなった。永遠のファミレスでもう少しお喋りを楽しみたかったな……
雰囲気はゆるっとしているのにキャラクターみんなのバックグラウンドは壮大で少し悲しくもあって、そこの緩急が独特の雰囲気を生み出しているのかも。
音楽も良くて眠れない夜にぴったりだった。
エンディングが何種類かあるので2週目をやってみた。
キャラクターのみんながまたいつかムーンパレスで再会できるといいな。私も夢の中でムーンパレスに行ってみたい。