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『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

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2024年7月の記事一覧

(ひとりごと) noteのタイムライン表示、変わっちゃいましたね。。

《連続1842日目!》 先日、回らない回転寿司へ行った。 みなさんもよく知っているチェーンの回転寿司。 以前はお皿が回っていたのだけど… リニューアルオープンしてからは、タッチパネルで注文するとベルトに乗ってお寿司が運ばれてくるようになっていた。 ピッと押せば、出来立てのお寿司がすぐにくるので、めちゃくちゃ便利である。 どんどん頼めるから、すぐにお腹いっぱい食べられちゃう。 きっと、イタズラ対策みたいなこともあって、こうなったのかもしれない。 でも、なんだろう。 ち

ブランコが境界線を教えてくれたように(創作大賞感想)

傷みをまっすぐてらいもなく書ける人に 憧れがある。 じぶんの何処が痛いのかちゃんと見つめることで、もういちど痛んだじぶんを再現する ことができる強さ。 わたしは北野赤いトマトさんの小説が とてつもなく好きだ。 好きだという時の好きはいつもすこしずつ アングルを変えてそこにいるけれど。 今回の作品はオムニバス小説としてずっと ライフワークのように書き続けられているもの。 いつも「ドライブインなみま」がいい味を出している。 今回も冒頭から、その輪郭をあらわになかなかし

幸せだって叫びたいのに迷ってる

走りに出かけようとしたら、気づかぬうちに雨が降っている。今年、何度目だろうか。めっちゃ萎える。 今日に限っては、ぽつぽつと降り始めた小雨が、瞬く間に豪雨へと変わったので、しかたなく雨がやむまでは読みかけの小説を読んでいた。 ついつい物語に没入してしまって、ふと窓の外を見ると、いつのまにか雨はやみ。ようやく走りに出かける。 さっき「めっちゃ萎える」と言っておきながら、雨上がりの道を走るのはけっこう好き。 ちょっと涼しくなった夜の空気も、コンクリートの道からはたと立ちのぼ

おなかいっぱい胸いっぱい、花火の夜

急きょ、一泊旅行に行ってきた。双子の娘たち(6歳)と夫との、家族旅行だ。 夫の都合により、夏期休暇の日程が前倒しになってしまい、今夏の計画が大きく変わった。 8月に予定していた旅行に行けなくなったかわりに、近場へ小旅行することにした。 よし、琵琶湖にしよう。 ちょうど「大津志賀花火大会」が開催される日だ。見たい。近隣のホテルにかけあってみたら、特別室なるものが予約できた。ちょっとお高いけれど、仕方がない。 酷暑のなか、滋賀県へ向かう。娘たちにとってははじめての花火大

家族は作るんじゃなくて、なってゆくもの。その間にはいつも「おいしいごはん」があった。(創作大賞感想)

年齢を重ねると、じぶんが育ってきた 「家族」って如実に輪郭をあらわにしてくる。 ああわたしはこの「家族」の一員になることが最初から決められていたのだな。 あんなにぶつかりあったのに、 ふしぎなことよ。 みたいに思うことがよくあって。 若い時は「家族」がうっとうしかったし。 ひとりになりたいねんっていつも思ってた。 いつもその時に考えているのはじぶんの「心」であり、「気持ち」であり、これからどうしようでも笑っていたい楽して暮らしていたいという甘えた想いだったような気がす

いま、日本でいちばんコスパのいいおにぎり(2024版)

《連続1833日目!》 高級おにぎりがブームになっている。 おにぎり1個300円~400円と聞いても以前より驚かなくなった。 たしかに、握りたてのおにぎりを様々な趣向を凝らして出してくれるおにぎりには、その価値があるのだろう。 最近では、海外からおにぎり目当てで観光客も来ることもあるらしい。 今のおにぎりブームを、このようなマトリクスの中で表してみた。 すると、右上にある、映え系、ぼんご系、バーガー系といった「高価格×インバウンド・SNS」のおにぎりがブームを牽引して

「好き」になるには理由があった。(創作大賞感想)

和菓子屋さんもいいけれど。 洋菓子屋さんのあのガラスケースの中は 幾つになっても、心が躍る。 味覚の中でも「甘い」には弱い。 甘いのなかでもあの「モンブラン」を えこひいきしながら「モンブラン」愛を 綴った方、もつにこみさんのこのエッセイが 好きだ。 わたしも小さい頃からモンブラン好きですよって 思っていたけれど。 もつにこみさんの「すき」はもっと次元の 違う「すき」にあふれてて、清々しい。 みんな「すき」はもっと語ろうよって思えて しまうほど。 そうモンブランの

E202:シャッター通りを歩く意味

祖母の家も含めて、周りはお店がたくさん並んでいました。 祖父母のお店から歩けば、すぐ近くに大きな商店街があって、ありとあらゆるお店が並んでいました。 都会の住宅街に住んでいた私は、 「商店街」の雰囲気がとても好きで 長い休みのたびに、祖母の住むこの街に、自ら電車を乗り継いで、やって来ました。 賑やかな商店街が、いつも私を迎えてくれました。 「あー夏休みが始まったぞ!」 そんな解放感とともに、ただの住宅街育ちの少年は 「豆腐屋の孫」に変身するのでした。 でも、残念ながら

AI画像と文章がゆるぎなく一対一で向き合っている。(#創作大賞感想)

いつもわたしは少し不思議になる。 みんな言葉をどんなふうに読んでいるんだろうと。 わたしは癖なのか、小説の言葉を目で追っている とき、そこには脳内でビジュアルを変換させながら 読んでいる。 ゆえに、わりと描写のこまかい作品がすきだったりする。 書く時も然り。 書く時は頭の中にある映像を言葉に翻訳している。 そういう経験をはじめてしたのは『マディソン郡の橋』 だった。 とつぜん読むスピードで映像がわたしのなかに立ち上がって きて、今脳の中で何が起こっているのかとす

みなさんへ書いたラブレター

《連続1841日目!》 最初は、自己紹介を書こうと思った。 noteを書き始めて6年目になる。 以前から、繋がっていただいているフォロワーの方もいるけれど、 最近になって繋がった方も多い。 自分がどういう人間で どういう想いをもっていて どんな記事を書いてきたか その方々に知ってもらうには、どうしたらいいだろう。 「過去の記事を遡って読んでよ!」というのは、あまりにも乱暴だ。 じゃあ、自己紹介記事を書けばいいじゃない。 たしか、noteの書き方のページにもオススメ

発達障害の息子が大人になるその時までに

私の息子は「ASD(自閉症スペクトラム障害)」と「ADHD(注意欠陥多動性障害)」を持っている。 小学2年生から症状が顕著になり、専門医に診断を受け服薬と支援学級での対応を受けている。 私は息子に対して感じている「難しい」部分について もう治ることはないのだとわかった時一番に考えたのは 「この子が大人になるまでになんとかしたい」 生きづらい人たちがカテゴリー化されない世の中になればいい。 生きづらい人たちが自分と折り合いをつけられることを覚えてほしい。 この2つを考える

E201:誰がロダンやねん!

【連続投稿:122日目  ライランⅡ :33日目】 夏休みですね。 40年前の夏休みが終わった直後の2者面談で 母と担任はこんな会話をしたそうです。 ………… お母さん、夏休みに源太くんは、相当勉強したんですね! いいえ。 はい? だってほら、ここ。机に向かった時間が11時間ですよ! あ、それは本当です。 はい? あの子、ずっと机には向かっています。先生が机に向かった時間を書きなさいとおっしゃったので、そう書いたのだと思います。でも… でも? あの子、机

真夏の図書館お散歩、行ってきました。

そのお店のことは、誰にも言っちゃいけないよって言われてるみたいに佇んでいるお店っていうものが街のどこかにあると、もうわたしはその街を好きになっている。 そして記憶の中にずっと住まわせて。いつか行ってみるんだ、いつかあの扉を開けてみるんだって思いながら日々を過ごす。 世知辛いこともあまたあるような日々の中で、そういう、場所が記憶のひきだしにはいっていると思うだけでちょっと日常が楽しくなるし。 「いつか」という希望がほんとうに「いつか」叶うような気がしてうれしくなる。 そ

長らく修行の旅に出ていました

皆さんお元気ですか? 私はそれなりに元気です。 長らくnoteをお休みしていて 『コイツ、大丈夫か?』 と思われた方もいるかもしれませんしいないかもしれません。 でも私のnoteを読んでくださっていた皆さんに 一区切りついたことをご報告し ここからまた更新していけたらと思っています。 1、なぜ更新していなかったのかまず最初に、ここまで行進が滞っていた理由について。 4月から今までシナリオライターとしてお仕事していたチャンネルで ディレクターをさせてもらえることになりま