やまめ

修士一年 記事は雑記帳と化している。 しばらくは就活・院試体験記、遍路体験記、自問自答ファッションの投稿が主になると思われる。

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日程と歩き遍路の持ち物〜四国遍路日記 0日目〜

遍路とは一言で説明すると 四国にある弘法大師にゆかりのある88ヶ所の寺を巡ることである。 真言宗かと問われたら否である。 私の家系は浄土真宗系である。 それどころか神社の巫女バイトの経験がある。 空海(弘法大師)ファンかと言われたらそれ程でもない。 今までに空海の祀られている寺に参拝した事があるかと問われたら、ない!  ……いや、川崎大師に行ったことあった。 そんな程度だ。 願いはあるのか? 死者の供養か? 否である。 ノリと勢いで四国に行ってしまった。 そ

    • 濃い人々に遭遇しまくった日 ~四国遍路日記 15日目~

      前回記事 朝食前、竹林寺で貰ったりんごを机の上に置いたら、宿の方がりんごを切ってくれた。 泊まったみんなで分け合った。 民宿なずなには歩き遍路3周目の人も居れば、息子と一緒に車遍路をしている人も居て、色んなお話を聞けた。 ただ、今日の予定が私と同じお遍路さんは居なかった。 私は歩いたり公共交通機関を使ったりを繰り返しているので、歩き遍路あるある「ずっと一緒のお遍路さんが居る」現象は今のところ起きていない。 出会って分かれてを繰り返す。そんな長旅。 なずなのおじさ

      • 宗教勧誘で有名なエリア!? 〜四国遍路日記 14日目〜

        前回記事 昨日の工程、4.7万歩でびっくりしたものの、他の遍路体験記では5.3万歩のものもざらにあった。割とそんなものなのかもしれない。 てか、歩き遍路のスケジュールの目安、大体歩き遍路が大好きな人が作ってるので、目安自体が狂ってるのかもしれない。 老人含め、歩き遍路やってる人々を体力が普通の人だと思わない方がいいのかもしれない。 たぶん、普通の基準が違う。 朝ごはんを食べた後、ビジネスホテルに荷物を預けて清滝寺に向かう。 途中、ヘアピンカーブの舗装路が続く。

        • 船に乗りバスに乗り日が沈む 〜四国遍路日記 13日目〜

          前回記事 朝起きて、私は気づいた。 このゲストハウス、湯沸かし器や給湯器がないぞ!? 近くにローソンがあったので、カップスープを購入し、ローソンの給湯器からお湯を貰った。 カップスープを持ち運びながら、ゲストハウス土佐に戻った。 洗濯機も無かったので、昨日着たものを着回した。ショーツと靴下だけは予備があったのでそれを履いたが。 なお、同じ名前の宿、ゲストハウス土佐に泊まった人の話と写真があるが、私の状況とは大違いである。 ゲストハウス土佐には運ゲー要素があるのか

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          サイクリングロードを歩く ~四国遍路日記 12日目~

          前回記事 私は歩いてみたい遍路道があった。 球場前から夜須にかけて続く、サイクリングロードのエリアである。 歩いていると、地域の人が散歩していることがある。 度々津波避難タワーが出現する。 なんというか、人気のない巨大建造物は何ともいえない怖さがある。 だが、そんなのは序の口だと思わされるような木屋があった。 行動食が減ってきたので、途中でコンビニに寄ることにした。 その際、サイクリングロードを抜けて国道に戻らないといけないのだが、なかなか戻りずらい。 これ、サ

          サイクリングロードを歩く ~四国遍路日記 12日目~

          期間限定逆打ち遍路 ~四国遍路日記 11日目~

          前回記事 遍路から帰り俗世へと戻った。 途中で遍路から帰ってきた理由は 卒論を提出していなかったからだ!! だが、以前より遍路ネタが目に付くようになった気がする。 これからその一例を示そうと思う。 当時プレイしていたソシャゲ(ラグナドール)で遍路ってワードが登場した。 あと、遍路から戻ってから、下記のようなやり取りがよくあった。 「四国行ってきた! 徳島から高知まで! ゆくゆくは一周する予定!」 「遍路!?」 「……うん。」 「水曜どうでしょうの?」 「(水曜ど

          期間限定逆打ち遍路 ~四国遍路日記 11日目~

          高知駅周辺を観光 ~四国遍路日記 10日目~

          前回記事 朝7時ごろ、民宿うらしまを発つ。 不動岩と言うらしい。 室戸岬を越えてから、度々ハイビスカスを見かける。

          高知駅周辺を観光 ~四国遍路日記 10日目~

          室戸岬でスマホを失くす ~四国遍路日記 9日目~

          前回記事 荷物をまとめていると、民宿のおばあちゃんにびっくりされた。 「あんなに沢山荷物があったのに、全部このリュックに収まったの!?」 基本的にリュックに入る分しか持ち歩いていないが……。と思ったがまあいいや。 今日はバスに乗る! と決めていた。ただ、バスの時間に少し余裕があったので歩いてみた。 バス停がボロボロ過ぎて文字がほとんど見えない。

          室戸岬でスマホを失くす ~四国遍路日記 9日目~

          海沿いの道を行く ~四国遍路日記 8日目~

          前回記事 今日は南天のおばちゃんが鯖大師の前まで送ってくれるそうだ。 昨日一緒に泊まったおじさん、「一緒に歩かないか?」と度々言ってきた。 「ただ、一緒に歩くなら1時間おきにその辺でするけど」とも言っていた。 その時から、南天のおばあちゃんが少し先まで送ることを提案してくれた。 その際に、「コンビニでトイレを借りる時、買い物をするのか否か」というお話になった。 おじさんを見送った後、車に乗った。 少し雨が降っていた。 南天のおばあちゃんはめちゃくちゃ運転が上手だっ

          海沿いの道を行く ~四国遍路日記 8日目~

          徳島県ラスト札所を打つ ~四国遍路日記 7日目~

          前回記事はこちら 昨日、平等寺を打てなかったので、早速向かう。 鶴風亭やみかんの宿がある生名エリアから、鶴林寺、太龍寺を越えたその日のうちにここまで来る遍路さんがいるらしい。 すごい。 本堂へいくと、御開帳されていた。 さらに、読経の声が聞こえる。 朝のお勤め中だったのかもしれない。 朝日に照らされ、読経が聞こえる中、のんびりと。 朝のお寺もいいものだ。 だが、今日は結構歩く日だ。ゆっくりしていられない。 平等寺を後にした。 トンネルはいやだぁ トンネル

          徳島県ラスト札所を打つ ~四国遍路日記 7日目~

          鶴林寺への道はきつかった 〜四国遍路日記 6日目〜

          前回記事 朝を迎え、昼食を持たされ、鶴林寺へと出発する。 出発時、鶴風亭のおじいさんが尺八を演奏してくれた。 尺八の音が遠のき、鶴林寺道に入っていく。 舗装された坂が続く。 一時期車椅子になったことのあるとかいう鶴風亭のおじいさんですら登れるんだ。大した坂ではないだろう。 そんなことを思っていたが甘かった。 ずっと急な坂が続く。 気がつけば舗装路の幅が残り僅かとなっていた。 鶴風亭のおじいさん凄くね!? 結構急な坂だったぞ!! そして、壇家っぽいおじいさ

          鶴林寺への道はきつかった 〜四国遍路日記 6日目〜

          徳島旅・体験クーポンの恩恵〜四国遍路日記 5日目〜

          前回記事 朝起きると、ホットサンド用の食料品とゆで卵が用意されていた。 無料で朝食を作る形式だった。 調味料とキッチンも使い放題。使うことはなかったけど。 徳島旅・体験キャンペーンのポイントが使える店舗を確認すると、大抵が10時から開業だった。 しかし、本日は移動距離が少々長い。10時まで待っていては日の入りまでに宿に到着出来なくなる。 駅構内のお土産屋が早朝から空いている上、ポイント使用可だったので、そこに行くことにした。 とまぁ、そんなことを調べていたのは当

          徳島旅・体験クーポンの恩恵〜四国遍路日記 5日目〜

          別れと出会いとラーメンと〜四国遍路日記 4日目〜

          前回記事 遍路中、鍵なしの部屋に泊まる場面が度々あった。 その場合、大抵おじさん(日によってはお兄さん)と近くの部屋である。 そもそも、女性の遍路はあまり居ない。 女子大生1人旅、周囲からその辺をかなり心配されたが、 まぁ、それでも気にせず過ごした。 少なくとも、私は無事だった。 朝ごはんを食べた後、宿のお手伝い開始! 皿洗いをし、ゴミを出しに行き、シーツを外し、布団を干し、ゴミ箱のゴミをを回収し、掃除機をかける。 4部屋の掃除を終え、残るはドミトリーのみ。

          別れと出会いとラーメンと〜四国遍路日記 4日目〜

          こんな大学院受験でいいのだろうか〜24卒就活・院試体験記⑤〜

          3年次3月、私は臨床心理学系の大学院の入試を受けることを検討し始めた。 私は大学院に行った後、 どうするつもりだったか。 エンジニアを見据えていた。 遠回りだとは思う。 だが、「IT分野に関心が高い心理師が居たら面白そう」って理由で担当教員が大学院への推薦書を書いてくれた。 大学院入試の世界は就活とはまた別の世界が広がっていた。 大学院入試をする場合、就活同様2、3月に動き始めるのが一般的なようだ。 とは言えもっと早くから動き始めないと厳しい場合もあれば、もっと

          こんな大学院受験でいいのだろうか〜24卒就活・院試体験記⑤〜

          雨の中焼山寺みちを歩く〜四国遍路日記 3日目〜

          ※有料設定されていますが、全文無料で見れます。 前回記事 洗濯物を干すハンガーが部屋の分では足りず、一部廊下のハンガーラックに干していた。 早起きして、さっさと回収した。 本日は焼山寺に向かう日。 遍路界隈で有名な山越えの難所である。 荷物をチェックしていたら、持参していたヘッドライトに電池が入っていないことに気づく。 食料も尽きていたので、朝のうちにコンビニに向かうことにした。 一応、宿の人にお昼用のおにぎりをお願いしていたが、事前に見た体験記の中には焼山寺の

          雨の中焼山寺みちを歩く〜四国遍路日記 3日目〜

          落とし物にはご注意を〜四国遍路日記 2日目〜

          朝を迎えた。 出発日は課題に追われ、当日は夜行バスだったので、久々によく寝れた。 目が覚めた後、恐る恐る起き上がる。 ……多少の筋肉痛があるだけで、至って元気だった。 歩き遍路は毎朝かつてない倦怠感に襲われるとの体験記を度々目撃していたのでビビッていたが、なんともなかった。 そもそも私は四国に来る前から……高速バスに乗る前から風邪気味だった。 風邪気味なのに3万歩あるくという気の狂ったことをしていた訳だが、寧ろいつもより元気だった。 十楽寺公明会館では、朝のお勤めに

          落とし物にはご注意を〜四国遍路日記 2日目〜