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pumpkin_tarte
言葉の幾何学模様
羅列列挙思考の流れ
浮かび上がる幾何学模様
心を言葉に置き換えるのは難儀な仕事だ
コロコロ球体状に言葉を転がして面白おかしく
何事かを話せる人を羨ましく思う
誰かに自分の感情を伝えるにしても
細部までは上手く伝えられないから
言葉を巧みに操れる人は僕にとって眩しい存在だ
曖昧でもやもや
歯痒くてイライラ
言葉を重ねる程に何が言いたいのか
自分でも分からなくなり
ついには投げ出し逃げ出したくなる
あぁ足りない我が頭では言葉の持つ可能性の
4分の1も使いこなせていない
拙い表現と少ない語彙量
ユーモアを含ませたくても技術が未熟だから
相手には首を傾げられて問い返される
アナタハヤクチスギテ
ナニヲイッテルノカワカラナイ
モウイチドハジメカラ
ユックリハナシテクレナイ?
滑ってばかりの会話術
悲しくなってくるコミュニケーション能力
人と話すとどうしたってドキドキして早口になり
脳みそで考えるよりも見切り発射
その場しのぎの脊髄反射的に話してしまうから
辻褄が合わなくなっていく始末
自分の頭の中では理路整然と順序立てて
話せれていると言うのに
辻褄は合っているのにも関わらず
発声した途端に崩れる悲しい現実
僕にとって言葉は発するのではなく
打ち出して述べる方が気が楽なのだ
人前だと上がってしまう緊張感が
話すよりも文字にする方が
まだ小さくて済むからこそ
まだ僕のショウにはあってるようだ
拙さは目立つが歯痒かったりモヤモヤを
感じなくていい
文字にする事で頭の中のモヤははれていく
つまり打ち出していく文字によって
僕の心は救われていくと言っても過言じゃ無い
僕はこれからも言葉を紡いでいく
頭の中のモヤモヤを形に変えては並べる
言葉の幾何学模様を楽しんでもらえたら
幸いだ