初めて渋谷を歩いた日 1255日
華やかで猥雑でそして若い街を歩いた
国も言語も価値観も異なる人たちが重なり
すれ違い歩き去っていく
ザワザワとした雰囲気
渋谷の雑多な感じ
若者の街渋谷
ガチャポンだらけの店や鮮やかなブティック
服屋さんやラーメン屋さん
アスファルト、落書きに空き缶、コインロッカー
僕の目は常に聳え立つ建物のあちこち
ギラギラに移り変わる広告塔に目移りめまい
迷子にでもなった気分
熱病にでもかかったかのように
背中に汗をかきながら歩くのは
きっと興奮と不安の現れ
歩いていると時折口の中でぱちぱちと何かが
弾けるような違和感を感じたがあれは僕だけが
感じたものだったか、
僕以外にも感じたりする人っているのかな
炭酸が弾けたような
駄菓子のわたぱちでも
口に入れたかのような感じ
低周波にでも当てられたのか
、、分からない
テレビでしか見た事なかった街に圧倒された僕は
テレビでしか見た事なかった街を
全身で味わい脳みそに
しっかりその混乱しきった有り様を焼き付けた
忠犬ハチ公の前に並ぶ外国旅行客たちの姿
列を作ってはハチ公と一緒にツーショットを撮影
羨ましくもありヘンテコな風景でもあり
なんだこれはと❓マークを
浮かべてみたり
独特な匂いが忠犬ハチ公の周辺に渦巻いていた
スクランブル交差点を渡る時には
携帯で動画を撮りながら渡る
外国の人々の姿があった
あれはYouTubeでみた
それにそっくりだったから笑ってしまったが
よくよく考えてみたらスクランブル交差点を渡る
圧倒的な人の数を思えば世界的に
一番やばい場所はここなのだから
そりゃ注目されるわなあと言う事
信号機が赤になろうが動じる事なく
道の真ん中で撮影にこうじる
外国人はきっと一番日本にきて
興奮してる人かもしれないと思った
不特定多数に飲み込まれながら
渡ったスクランブル交差点が
僕の脳みそには刺激的で
忘れられない思い出になった