道の駅 潮見坂のしらす丼
アツアツの白米の上に真っ白なしらすが
これでもかと言わんばかり盛られたしらす丼
道の駅潮見坂にあるレストランで
海を見ながらのお昼時
しらす山盛り丼のほかに
お麩やワカメなどの具材が入った
即席ではない手の込んだお味噌汁まで
味わえるだなんて信じられない
そこにきて黄色い球体が小皿まで添えられていた
うずらの卵だ
しかもそれが3つも!
あぁなんて贅沢に
飾り立てられたしらす丼なのだろう
味わって食べるには魅力的にすぎてしまう
目が血走って息をはあはあさせながら
割り箸を割っていうが早いかさっそく
いただく事にした
あぁ繊細で美しいしらす丼を
まずはそのまま口に運ぶ
小さい身体をしたしらすなのに
口の中でしっかり一匹一匹の
存在感を感じとれて
噛むたびに上品な美味しさが
じゅわりと滲み出してきて喉がなる
海の香りと塩味
しらすの新鮮な肉質感が
食べるたびに口の中に広がってきた
醤油をたらりと垂らすと
さらに蠱惑的に見えるしらす丼
醤油としらすの海の香りが絡み合って
食欲が増す増すわしわしと
かき込む手が止まらない
クジラにでもなったかの様に
まだまだ味わいたいしらすの魅力を
次はうずらの卵で更なる高みへと
引き上げる事にした
あぁ真っ白なしらす丼の
真ん中に落としたうずらの卵
まるで昇り行くオレンジの球体
朝陽を思わせる神々しさに
思わず参りましたと首を垂れてしまった
箸で卵の薄皮を破き溢れた黄身の部分が
しらす丼に染み込んでいく
箸で黄身の染みたしらすと
白米を掴みぐわしと口にかきこんだ
卵のとろみに醤油としらすの組み合わせは
間違いなく美味いと思ってたけど
間違いなく美味しかったのだから
見立ては間違いはなかったのだ
うふふふと怪しく微笑みながら
しらす丼のどんぶりの淵に
ご飯粒一つ残さずに
綺麗に味わいいただいきました
うずらの卵を一つ入れては
しらす丼と一緒に食べて
三回も繰り返し味わえる
贅沢は道の駅潮見坂の
レストランだけかもしれない
しらすは立派だ
小さい身体をしてるのに
しっかり伝わってくる
力強さを堪能させてもらえた
上品な味わいに満ち満ちた
胃袋と心の満足感
お昼ご飯をしらす丼にして
本当に良かった
ありがとうしらす丼!
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