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回る地球に必死にしがみついて

ぐるぐるとものすごい速さで

回り続ける地球から吹き飛ばされないように

必死にしがみついている僕がいる

頭の上でぐるぐると

太陽と月が目まぐるしく

入れ替わり立ち替わり

煌めいては満ちて欠けては失われ

再び生まれ落ちては燃え上がっていく

無慈悲に過ぎ去る時間の中で僕は

果たして生きているといえるのだろうか

立ち止まってはくれない今日も明日も

気づいたらいつだって真夜中の23時

今日の僕は果たして蟻や蝉のように

必死に生きていただろうか

犬や猫のように必死に生きていただろうか

後ろを振り返ったところで
 
応えてくれる人はいない

否が応でも明日は僕を飲み込み

考えたって分からないのに

無駄にうんうんと考えてる小さな頭の中

どれだけ積み重ねても

覚えていられる事には限度がある

記憶が薄れていく事は

果たして幸せな事なのか

はたまた不幸せなのか

どこにいくにしても無事に今日を

生き延びてこそ果たせる可能性

夢を見ても忘れてしまうから

文字にして書き残して

明日の僕に向けてのメッセージとしての羅列

地球は回る

僕が悩んでいようとも

君が悩んでいようとも

お構いなく地球は回る

回り続けている

吹き飛ばされずに

今日も僕は歩き続けてきた

地平線の先に沈む太陽を眺めながら

今日の僕が明日の僕にとっての

何かしらの糧になりますように

今日の僕と言う存在が煌めく為にも

明日の僕にもまた必死に

歩き続けてもらう必要がある

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