![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147860018/rectangle_large_type_2_a1a6b238aa588990b6cdfd7d8cf64247.png?width=1200)
Photo by
tibihime
回る地球に必死にしがみついて
ぐるぐるとものすごい速さで
回り続ける地球から吹き飛ばされないように
必死にしがみついている僕がいる
頭の上でぐるぐると
太陽と月が目まぐるしく
入れ替わり立ち替わり
煌めいては満ちて欠けては失われ
再び生まれ落ちては燃え上がっていく
無慈悲に過ぎ去る時間の中で僕は
果たして生きているといえるのだろうか
立ち止まってはくれない今日も明日も
気づいたらいつだって真夜中の23時
今日の僕は果たして蟻や蝉のように
必死に生きていただろうか
犬や猫のように必死に生きていただろうか
後ろを振り返ったところで
応えてくれる人はいない
否が応でも明日は僕を飲み込み
考えたって分からないのに
無駄にうんうんと考えてる小さな頭の中
どれだけ積み重ねても
覚えていられる事には限度がある
記憶が薄れていく事は
果たして幸せな事なのか
はたまた不幸せなのか
どこにいくにしても無事に今日を
生き延びてこそ果たせる可能性
夢を見ても忘れてしまうから
文字にして書き残して
明日の僕に向けてのメッセージとしての羅列
地球は回る
僕が悩んでいようとも
君が悩んでいようとも
お構いなく地球は回る
回り続けている
吹き飛ばされずに
今日も僕は歩き続けてきた
地平線の先に沈む太陽を眺めながら
今日の僕が明日の僕にとっての
何かしらの糧になりますように
今日の僕と言う存在が煌めく為にも
明日の僕にもまた必死に
歩き続けてもらう必要がある