ガラスの向こうのワクワクドキドキ
透明なガラスの向こうの
透明な水槽の中で
小さな体をめいっぱいに
くねらせながら泳ぐ
カラフルな魚たち
テレビでしか見た事がない
図鑑でしか見た事がない
魚たちに出会えるワクワク感を味わいに
水族館に遊びにいく
ひんやりするガラス越しに
魚たちからしたら
僕の事はどんな風にみえているのかな?
興味がなさそうにもみえるし
見て見ぬふりをしながらも
実はドキドキしていたりするのかな
小さなお口をパクパクさせながら
まるでおしゃべりしているかのようで
ついつい聞き耳を立ててしまう
優雅に泳げば泡粒の球体が生まれては
魚たちの後ろをついて回っていく様が
かわいくてたまらない
名前が長すぎて覚えられなくても
仕草や泳ぎ方の癖、スタイルや
色味が思い出の感触となって
脳裏に収められていく
自分も魚のように
自由に泳げたら生きていくのが
今よりももっと楽しいだろうなとは思うものの
魚たちからしたら泳げなきゃ食べられて
しまうんだから楽しくなんてあるものかと
怒ってくるかもしれない
だからって羨ましくみえるのは
水族館が僕に魅せてくれる
魔法のようなものなのかもしれない
かわいい魚から奇抜な魚に
あざとい魚から賢い魚たち
多種多様色々雑多
見ていて飽きない生命の魅力
海の魚に川の魚
僕はどっちも好きだ
ガラスの向こうで湧き立つ小さな泡粒の球体
魚たちの優雅な姿を贅沢にゆっくりまんべんなく
眺めていられる水族館に行くと僕の好奇心は
ふつふつと満たされていく
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