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自殺の時あなたは何を思い出す?


今回はとても重い話題になります。

“自殺”です

あなたは過去や現在に自殺しようと考えた事はありますか?

私の答えはYesです。
プロフィールにも記載している通り、私はうつ病などの経験者。
高校時代に2回ほど自殺をはかった経験があります。

自分の価値がわからなくなったり、そんな時人は誰しもそういう行動
を選択するリスクを背負った生き物なのではないでしょうか。


今回はそんな自殺についてお話していきたいと思います。

どちらも鬱の症状がピークに達していた高校2年生の時。
当時は丁度コロナ渦でもありました。

1回目は教室の窓から飛び降りようとして…

人と顔を合わせる気分になれず、体育の授業をサボって誰もいない教室で
裸足になって窓際に立ちました。
そこから下を覗いた時の景色だけは今でも鮮明に記憶されています。


2回目は駅のホームから飛び降りようとして…

本来乗るはずの電車とは反対側のホーム、あと1分ほどで次の電車がやってくるで
あろうホームに吸い寄せられるかのように足が向かっていきました。
少し浮ついたような足取りでフラフラとしていて意識も朦朧としていた記憶が
あります。

ここまで書きましたが、正直混乱していた事もあり、
2回ともこの先の記憶は曖昧であまり覚えていません。

どちらも計画していた訳ではなく、咄嗟に死にたいという衝動に駆られて
気がついたら死ぬことを考えながらその場に立ち尽くしていたという感じです。

この2回は踏み止まったものの、その後死んでしまった方が楽かもしれないと
いう思考は引きずっています。

ですが今も生きていて、私はこうやってノートを書いている訳で…

私のこの死にたいという衝動の歯止めになったもの

それはなんだったと思いますか?

想像してみてください。

あなたは死ぬ直前何を思い出すと思いますか?

これは、人の数だけ答えがあると思います。


一応この問いとそこから私が考えたことをについて振り返りのようなかたちで、
自殺未遂から学んだこととして文章にしておきたいと思います。

この経験で一つでも心の中にふとした時に思い出して温かい気持ちになれる
そんな存在だったり、居場所だったりをストックしておくことは大切だと
思いました。私がその時に思い出した人は私が自分から仲良くなりたいと思い、
声をかけて仲良くさせて頂いた方でした。
そして今回自殺を踏みとどまれた理由として
その方に救われたという見方もありますが、
私はこういうふうに思います。
そういう存在を作る努力をした過去の自分、
最後に自分を救ったのは自分なんだなと思っています。
自分でしか自分を救えないんです。
その自分がいたから私は今生きている。
精神疾患との闘いの中で、色んな人に助けを求めたり、助けを貰うことでしか生きれない、そんな自分が情けなく感じることもありました。でも、人に頼れること、それはその人自身の立派な才能なんだなと思いました。
あの時踏みとどまれたのは、精神疾患と闘いながら辛くても希望を捨てず
それなりに頑張って生きてきた自分のおかげなのだと強く実感できた、
自殺しようとした過去は傷でもあり、それと同時に自分を強くしてくれた経験に
なりました。
もしかしたら少し傲慢な考え方に聞こえるかもしれません。
助けてくれた周りの人にもっと感謝しろとかいう人もいるかもしれません。
でも私はどんな形であれ自分を誇りに思うことの方が優先かなと思います。
そうすればそれに見合った行動が自然とついてくるんじゃないかなと
私は思います。
感謝の気持ちは何かいい事があった時にふっと舞い降りてくる、
そいうものなのではと感じます。
置かれた環境に感謝しろとかそういうのはひとまず置いておいて
自分を大切にすることがどれほど大切かに気づくこと。
自分を大切にできれば,自然と周りの人も大切に出来るようになる。
置かれた環境に感謝しろというのはあくまで例ですが、そういう綺麗事は今辛い状況に置かれている人が1番聞きたくない言葉ですよね。
いきなりそうしようと思うにはハードルが高すぎます。
いつも理屈では説明出来ないのが心の問題だと思っています。
そういうのが解決されてそれなりの生活を手に入れた人が初めて周りの環境の感謝できるのではないかと現段階で思います。
勿論、異論、反論もあると思いますが。
でもどうか自分の心を大切に、と辛い状況下に置かれている人に
言ってあげることはとても重要だと思うのです。




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