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【伝統野菜】柊原大根

実は私、素人ですが、ちょっとばかし農業してます。
日曜大工って言葉があるから、「日曜農家」?
けど畑の管理は毎日しなきゃいけないわけで、実際にその時は毎日土を触っていたから、「毎日農家」?
いや、それはただのプロの農家だ。
しかも、農業してるっていっても、人様の畑の一画を借りて、既に耕してあるところに、種を植え、肥料を入れ、水をあげ、草を抜いただけ。
「○○農家」と名乗るのもおこがましい。
やはり私は、ただのお坊さんだから、「土いじり毎日坊さん」というのが妥当だろう。………なんだか語呂の気持ち悪さが光る。

さて、昨冬、お寺の公式LINEでもたびたび紹介していた柊原(くぬぎばる)の地大根、「くぬっばいでこん」を収穫し、振舞いをいたしました。

大小さまざまな形の仕上がり
ここらへんはよく出来た


赤いのは表面だけ


本来なら柊原大根は、根の半分は赤色らしいのですが、私が作ったのはあまり色が出ませんでした…。
収穫した大根は、豚バラ大根・味噌汁・サラダにして、2022年2月の日曜礼拝の際に門徒さんにお出しし、有縁の方にも漬物や煮物にしてお配りいたしました。


これが日曜礼拝の際のお振舞い
後日、蕾が出だしたらそれもいただきました。

なお、この大根の簡単な栽培日記が、市の『垂水史談会報』に掲載いただきました。もし機会があればご覧ください。


自家栽培の柊原大根を食べた後、地元の方に柊原大根を貰いました。 右の写真はその大根を水で洗った状態。鮮やかな濃い赤紫が映えます。 自分が作った柊原大根はもっと葉っぱが大きく、緑も濃く、 細かいトゲがありました。 根の長さは肥部が 30 ㎝程度。 周囲の太さは 60 ㎝以上あっ て、両手でも包みきれません。

やっぱり赤いのは表面だけ
葉っぱも柊原大根のもの



聖徳太子の「其れ農(なりわい)せずば、何をか食らわん」の語に導かれて、門徒さんにご指導いただきながら取り組んだ大根栽培。
次回はぜひ子ども会活動の一環としてやったり、より大きな仏事での振舞いをするつもりです。

土に触れ、命を学び、またそれが地域とお寺の活性化になっていく。
…そんな展望を描きながら、また次の冬に大根をつくります!

以上(2022年3月)






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釋 潤心(柊原のお寺 真宗寺)
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