スペイン亭 この店が好きなわけ その4 嫁姑の素敵な関係の固定化 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
しつこく嫁姑の素敵な時間を連載しているのは…
V字回復の話は悪い状況を固定化させない
というのが、ポイントでしたが、同様に
良い状況は固定化する
事も大切だからです。固定化するためには良い兆しが有れば、少しでも長くそれを維持して良い状況をピン留めすることが最も重要だからです。私の
運と勘としつこさの人生
の
“しつこさ”
ですかね…
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食事って本当にいいものですね。
嫁姑問題のソリューションの1つになり得る
経緯
美味しい食事は嫁姑問題
を超えての仲良しタイムへのゲートウェイ…
他愛もない会話が嫁姑の距離を縮める素敵な時間にして行きました。おばあちゃん(笑)
壁面に東京フィルハーモニー交響楽団の方のサインを発見して気分が乗っています。
そして、以下のランチを取り分けて3人仲良く…
パエヤ·ランチ·ラマンチャの華
イカの墨煮ランチ·ラマンチャの華
リオハ風 ビーフシチュー
吾妹は地下のワインセラーに私と一緒にシャルドネのフルボトルを選んで楽しむという趣向。
母が東京フィルハーモニー交響楽団の方サインを見つけて音楽談義で大盛り上がり… いい感じて素敵な嫁姑関係の定着が進行中。
楽しい会話が弾む最高のタイミングでスターターが配膳されました。ラマンチャスとペインオムレツは見た目も味も完璧で女子2人には大好評。これでこの日の嫁姑の素敵な関係も固定化開始。
メインの色彩鮮やかなリオハ風ビーフシチュー、漆黒のイカの墨煮、看板料理のパエヤと視覚、嗅覚、知覚を楽しませる最高の出来。
家庭では絶対に出来ない
外食ならではの多品種少量調理
この贅沢を主婦としての実務体験を互いに共感し合いつつの嫁姑の歓談の盛り上がり。外食の肯定化。
矢っ張り外食はこういうのじゃないとねと激しく互いに同意
するのでした。最早私にその会話に入り込む余地はありませんでした。主婦業の難易度の高さネタで盛り上がっていて…
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ということで今回は、締めのデザート。
パイ皮を花びらにし、真ん中に濃厚なバニラアイスというシンプルかつ王道の逸品。女子好みのお花の演出。
しかもそれにブラックコーヒーではなく、女子好みのカプチーノを充てる… 更にアイスクリームの花のデザインと… 畳み込むようにアシンメトリーな女子好みの容器に入ったグラニュー糖。
ニクい…あざとい演出(笑)
テーブルの上はちょっとした花壇という何とも…
正にこのランチの
ラマンチャの華(花)
という副題の面目躍如といったところでしょうか。
これが、今日の嫁姑の良好な関係定着の決め手。
”おしまい“
と行きたいところでしたが、前日の“起”、今日の”承“と来れば…
“転”
このカードを引いたのは私でした。(笑)
デザート無用の私は、女子2人の良好な関係を強制的に継続すべく店内を楽しもうと席を外しました。広大な店内を少し散策して、帰りに戯れにキャッシャーの前を通るとそのカウンター前にはパンフレット群が置いてありました。
その中から2冊を選び自席に戻りました。
小江戸川越ガイドは立派な冊子なので有料かとも思い表紙と裏表紙に価格が表示されていないかは確認しましたが… 特に金額表示は見つからず、安心してお土産として自席に持ち帰り、テーブルの端に置きました。
女子2人の会話が一段落し… 吾妹が目ざとくテーブルの端に置いた、私の持って来たパンフレットを話題にし始めました。
川越って凄い。充実したパンフレットを用意しているのね…
という話題。そして、広義の湘南の北端、葉山町
との地方都市としての豊かさの類似性をリファレンスネタとして話題を盛り上げて居ました。
その葉山町の充実したパンフレットを引き合いに出して、流石豊かな財政の自治体は凄いねとのコメント。
まぁ、締めの盛り上がりということで、出発前に小用を足しに席を外した時に事件は起こりました。席に戻ってみると責任者と思しき…他のスタッフさんに比べると少し年配の上品な方と… 都合女子3人で正に姦しい感じ。母は店長と話せなかった事もあるのか、根掘り葉掘りこのお店を紹介したテレビ番組を視聴して得た知識を使ってキュリオシティを満たして居ました。何事もなく
”結”
を迎えたのだなぁ
母の思いが次善の策で叶って良かったなぁ…
と思っていると…
話が途切れ、吾妹が実は私の持って来た“小江戸川越ガイド”は有料で1冊100円とのこと。それを支払ったか確認に来られたそうなのです。正に画竜点睛を欠く(笑)
“転”
キャッシャー付近は薄暗く、後でキャッシャーに寄った時に確認したら値段表示は確かに有りましたが暗くて分かりにくく、知らないと見落とす感じでした。実際その日ももう一人、既に女性の方が知らずに持ち帰ったとのこと。ともあれ有料なら不要ということであれば帰りにキャッシャーに戻してくれれば良いとのことでした。勿論100円でも破格のアフォーダブルな値段との認識。帰りにお支払いしたのでした。
禍福は糾える縄の如し
で寧ろその方のお陰で母は大満足。話題も弾み綺麗な締めとなったのでした。
ということで
食事って本当にいいものですね。嫁姑問題のソリューションの1つになり得る
を切り口に素敵な嫁姑関係の
良い状況は固定化する
というプロセスの具体例をご紹介しました。
嫁姑問題のソリューションの1つとしてご参考になれば幸いです。