豊かで大らかでいられる社会 ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること
文藝春秋は、私の愛読雑誌の一つです。総合雑誌としての品格、正確さ、公平さなど安心して楽しめるクオリティーレベルがとても心地よく感じられます。
文藝春秋は、今創刊100周年の特別企画が続いて居ます。その6月号の
山下裕貴さん(自衛隊元陸将)
阿南友亮さん(東北大学院法学研究科教授)
小泉悠さん(東京大学先端技術研究センター専任講師)
古川勝久さん(国連安全保障理事会·北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員)
の4名による
総力特集 誰のための戦争か?
日米同盟vs.中·露·北朝鮮
と題する対談記事はとても読み応え有る内容でした。
包括的に頭の中を整理するに適した網羅性がある記事でした。
https://bunshun.jp/articles/-/54182
多角的な議論の締め。第三章の締め括りで小泉悠さんが
「ある程度豊かで大らかでいられる社会」
を安全保障上の課題としての取り上げられて居ました。
この件が、とても心に残りました。
私の自身「豊かで大らかでいられる家庭」を意識して来ましたので、それを社会全体にまで敷延することが課題と理解しました。
携帯電話の基地局のように、身近なことから一つ一つ手の届く範囲で各個人が「豊かで大らかでいられる」ことを実現していけば、簡単に達成出来る気がします。
このような思いを共有致したく、筆を取りました。
幸甚。