コダマショウ/the idle talk/yadokari/sasayaka

下手くそナメクジバンドマン。書を捨て町へ出よ。

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下手くそナメクジバンドマン。書を捨て町へ出よ。

最近の記事

三人称視点で人生を歩まなくて良かったなと思う。 俺が見た世界で、俺が選んだ言葉で紡いだこの世の中は正直酷く不格好で醜い。到底人が生きていくにはお足元が悪すぎる。 でもそれで良かったなと思う。そのおかげで出会えた人が沢山いるから。そのおかげで描けた物語があるから。そのおかげで書けた詩があるから。そのおかげで、、言い出すと止まらないので辞めておく。 俺は俺が見たい世界しか見ることが出来ない。きっとこれは俺だけじゃなくて、俺みたいな不器用で少し息継ぎが得意じゃない人達は皆そうな

    • 歌詞の書き方 part1

      どうも。なんの因果か分かりませんが6年くらいバンドをしているちゃーりーです。 パートはギターボーカル。作詞曲。 メロディラインの書き方やコードの分析などは多分俺より詳しい人がたくさんいるしある程度理論的に証明されているので、今回は俺なりの歌詞の書き方をご紹介したいと思います。 もちろん良い歌詞ってのも人によって解釈が分かれますし、プロの作詞家って多分一番道のり的には険しいと思うのであくまで俺の歌詞の書き方。俺みたいな歌詞をどうやったら書けるかって話をしたいなと。 実はポイ

      • 夏が過ぎてく

        クソみたいに暑い日が終わったと思えば昼間はまだ暑くて、いい加減令和ちゃんは季節を理解してください。四季って日本を代表する大切なものですよ。 雨が降った後の匂いや、雨の空気、ぼんやりとしたイメージが苦手で、別に低気圧に弱いわけではないんだけど、雨が降った日はその日一日陰鬱になりがちです。 この前は台風が近づいていて、本当勘弁して欲しいですよ、なんなんすかアレ。ちょっと自分10番行ってきます。 世の中は俺が小学生や中学生の頃よりも一人一人の思想や価値観を発信しやすくなっている

        • 煙草中について

          セルフライナーノーツ。赤裸々、恥の上塗り。 自分の過去曲を振り返ろうの会。 煙草中にての会。 煙草中にて 湿気ったタバコ咥えながら 歩く週末は繁華街 時化た面と死んだ目 踊る若者はクラブ通い あぁ、なんか良いこと無いかなぁ なんて呟いてみたって パチンコの玉すら出ないや。 明日もバイトだったな。 馬鹿みたいだ。 馬鹿みたいで、情けないな。 狂った前髪伸ばしながら 歩く終末は繁華街 狂ったままの足取りで 踊る若者はもういない 馬鹿みたいだ。 馬鹿みたいで、情けな

          クジラについて

          セルフライナーノーツ、赤裸々、恥の上塗り 自分の過去曲を振り返ろうの会。 クジラという曲について クジラ 真夜中に鳴ったアラート 生ぬるい風が頬を刺す ゆっくり落ちていく その速度にゲインを足して まどろんだ朝日 鼓膜に刺さる固定音に溺れて 息継ぎが上手くできないまま 声は泳ぐ おやすみが上手く言えなくて 少し長引く夜 きっと不幸ではなかったんだろう 半透明な青春の中に君はいない 思い出してしまうよ 君のこと おやすみが上手く言えなくて 少し長引く夜 きっと不

          二月/Cm7について

          セルフライナーノーツ。赤裸々。恥の上塗り。 昔書いた曲を振り返ってみようと思う。 今回は「二月/Cm7」の会 二月/Cm7 味気ない日々に、もう慣れた気がしてた 自販機で買った缶コーヒー、半分は捨てた 君のいない日々にも、慣れる気がしてさ 少し怖くなって、少しだけ泣いた 色の無い街に、もう慣れた気がしてた コンビニで買った9%。喉に流した 君のいない日々にも、慣れた気がしてさ 少し怖くなって、少しだけ泣いた 勘違いばかりして 夜が朝になる 考えることなんて 数える

          Mr.downerについて

          セルフライナーノーツ、赤裸々、恥の上塗り。 自分の過去曲を振り返ってみようの会。 Mr.downerの出番。 mr.downer 誰かの為に歌うことが増えて 誰かの息で生きる日々が続く 少しずつすり減っていくものは何? 私かそれとも確かな明日か 舌足らずな私じゃ 上手く伝えられないや お菓子のタバコを口でくわえて わざとむせたフリをした 恨んでもきっと仕方がないから そんな感情、感傷さえあれば 少しはマシな明日が来るのかなぁ 何に祈ってるかも分からない わからな

          橙について

          セルフライナーノーツ、自己分析、恥の上塗り 自分の過去曲を今の自分なりに振り返ってみようの会。 今回は橙。個人的大好き曲です。 橙 溶けたアイスと、逆さまの遊具 夕暮れに伸びる、影、蝉は鳴かない ボケたピントに、合わせた目線 伸びきった影、蝉は鳴かない 不揃いに折ったスカート 人が死ぬ7時半 空回りする自転車 信号機の色が変わる 前髪が揺れる、夕暮れに蝉の声 丸ばつ三角さえ付けられない日々 前髪が揺れて、踏切で待ちぼうけ 丸ばつ三角さえ付けられない日々を 過ごして

          百円ライターについて

          セルフライナーノーツ、自分語り、恥の上塗り 過去曲を自分なりに振り返ってみようの会。 百円ライターの出番だ。 百円ライター 付けっ放しのテレビから 流れる耳鳴りが うるさくて気が触れて 壊したくなった 出しっ放しの愛情に 流した色の分 ぼやけてしまってた 明日はどこだ 曖昧な天気と 落ちてきた憂鬱も ちぐはぐな言葉で 誤魔化して 100円とその浮いた分だけの 愛で泳げたら 君はなんて言うんだろうね 分からないから愛しくて 吐き気がしちゃうよ 薄暗い街灯 夜がし

          ナイトマーチについて

          セルフライナーノーツ。赤裸々。恥の上塗り。 過去曲を振り返ろうの会二回目。 とりあえずサブスクに上がってる曲順にしようと思ってるので、 「演奏中にて」2曲目の「ナイトマーチ」です ナイトマーチ 愛されたいから嘘をつく 誰かが傷ついたとしても 庭の花どもを千切っては 季節よ戻れと願う日々を 愛されないけど嘘をつく 誰か教えてと嘆くだけ 悲しいことだけ数えては 夜を超えてと唄う君と 言えなかった言葉と 炭酸の抜けたビールと 声が枯れても僕はきっと 唄うのかな 夜の憂鬱

          サーカスナイトについて

          セルフライナーノーツ。赤裸々。恥の上塗り。 昔の曲を今の自分が自分なりに振り返ってみようと思う。 1曲目は「演奏中にて」1曲目の 「サーカスナイト」 サーカスナイト 大体はただの抜け殻で 思いつく言葉はありきたりです 死にたいと常に言いすぎて もはや重体、言葉が渋滞 橙が夜に尾を引いて たどり着いた此処はどこですか? しりとりも上手くできなくて もはや重体、言葉が渋滞 徒らに誰かを傷つけて 手に入れた僅かな答え その他大勢にもなり切れない 駄作たちを歌え 夜の公園

          春眠

          死は救済ではない。 希死念慮と共に苦しみ生きることが人である。 生まれた頃からそれほど明るい子ではなかった 真面目だったし、陰キャラと呼ばれる人種だったし、小学校の頃ではそれなりにイジられたりもした。別に思い出しもしないけど、時たまに痛む。 誰かに救われることを望んでいた。両親が救ってはくれなかったから。 父親は俺に優しかった。理解不能だったであろう俺の空想話を真面目に聞いてくれるたった1人の人物だった。ずっと尊敬している。そのおかげで今の俺がいる。 母親は俺に対して無

          リボルバー

          汐   人生には、なんとなくでやり過ごしても良いはずなのに、どうしてもやり過ごせない物事や言葉が、都度現れる。そんな革命や核心が訪れるたび、汐は現れた。 これは僕と汐の成長の記録。 あくまでも、恥の多い人生を送ってきた。 -1- 「じゃあここの問題を、、、ってまたか、おい!潮口!起きろ!」 思春期の少年少女をひとつの部屋に閉じ込めたような、箱の端っこ、教室の端っこに僕はいた。 僕の名前は潮口夕(しおぐちゆう)、勉強ができるわけでも、特別運動ができるわけでもない、ただの音楽

          ララバイとおやすみ

          おやすみなさいが上手に言えない人生でした。デンデン♪ とまあ、こんな風に綺麗に終わればきっと鬱病なんていう流行り病は存在しなくて、睡眠障害なんてものもないんでしょうな。世の中は不条理で、都合が悪くて、だからこそ美しい。 オチがないのがオチ。みたいな世界だからこそ、皆こぞって理由や論理やロンリーを求めたりする。馬鹿の一つ覚えみたいに愛を正当化してSEXを美徳化する。あんなのはただのまぐわいですよ。猿の時代から変わらない生殖行為。 最近のバンドは〜、みたいなことを言うと 「お